その首の痛み、寝違いではありません
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朝起きたら首が痛くて回らない
何をしたわけでもないのに首が痛くなり固まってしまった
そんな首の寝違えのような痛み、あなたも経験したことがありませんか?
でも寝違えだと思っていた首の痛みが、実は違う場合があります。
寝違えとは
首を支える筋肉が何らかの原因で炎症を起こして痛みのため首を動かせない、または首の骨と骨をつなぐ関節(椎間関節)が炎症を起こして痛みが出ている状態です。
痛みは長引くことはなく、2日から1週間程度で治まります。
1週間経っても痛みが引かず、痛みが強くなったり、痛む範囲が広がっていく時は別の疾患が考えられますので注意が必要です。
頚椎症性神経根炎とは
首には7つの骨があり頚椎と言いますが、その頚椎が変形を起こして脊髄から腕や背中に出ていく神経を刺激して痛みやしびれが起こる疾患を頚椎症性神経根炎と言います。
痛みが強く首を動かすと肩甲骨の内側や二の腕、肘あたりに電撃が走るのが特徴です。
夜寝るのも痛みやしびれのため目が覚めるほどで、ひどい方はソファに座ってでないと寝れないという方もいます。
首を動かすと痛みがでるので最初は寝違えと間違えることが多いのですが、痛みの範囲や長期間症状が続くことなどから判断することができます。
神経根炎の場合、放っておいても症状は改善されないことが多いので、医療機関を受診することをお勧めします。