ストレートネック
最近、頭が痛い、目の奥が痛い、首から肩にかけてつまったような痛みがあるという方がよく来られます。
そのような方のお話を聞くと
「病院や整骨院でストレートネックと言われた」
「スマホを長時間みている」
「事務仕事やうつ向いて作業をすることが多い」
「あまり運動をしない」
ということをよく言われます。
そこで今回はストレートネックのことについて説明します。
ストレートネックとは
人間の背骨は重い頭を支えるためにS字状の構造になっています。
首は前方に、背中は後方に、腰は前方に、お尻は後方に緩やかなカーブを作って、上からかかる重力と下から突き上げる反力に耐える構造になっています。
首の前方へのカーブが無くなり首の骨が真っ直ぐになった状態をストレートネックと言います。
ストレートネックの症状は?
ストレートネックは首の骨が真っ直ぐになった状態で、ストレートネックだからといって何か特有の症状があるわけではありません。全く症状のない方もおられます。
ストレートネックになると何が問題になるかと言いいますと頭が肩より前に出て重い頭を支える背骨の構造が崩れてしまうことです。
頭は前に出て、骨盤は後ろに倒れ、腰が丸まってしまいます。
背骨で支えていた構造は崩れ、筋肉で身体を支えなければならず筋肉に負担がかかります。
その結果、肩こり、腰痛を引き起こすことになります。
なぜストレートネックになるのか
1.まずはケガによるもの
交通事故などによるむち打ち症が代表的ですが、それ以外にも子どもの頃の些細なケガも関係しています。
鉄棒やブランコから落ちたり、思いっ切り人とぶつかって転んだり、階段からすべり落ちたりなどその時は痛かった記憶があるものもあれば
赤ちゃんのころに高い高いをされて知らないうちに首を痛めていることもあります。
2.生活習慣によるもの
スマホやパソコンを見ているときの姿勢が原因でなることもあります。
特に最近はスマホ首といわれるぐらいスマホを見る姿勢が頭を前にかがめ首が後ろに折れたようなような姿勢を取ることがストレートネックの原因になっています。
3.ストレスや自律神経のバランスの崩れ
ストレスはあらゆる病気の原因となっていますが、身体のバランスを崩す大きな原因ともなります。
ストレスにより自律神経のバランスが崩れます。
自律神経の乱れは姿勢にも影響を与えますので、頭を支える背骨のS字構造が崩れていきます。
つまりストレスや自律神経のバランスの崩れでストレートネックになります。
ストレートネックと言われたらどうすればいいの
まず大事なことは原因が何であるかを知ることです。
ケガであればどこの場所が原因でストレートネックを起こしているのか。
生活習慣であればスマホやゲームをし過ぎてないか、ほかに思い当たることはないか。
ストレスの原因は何か、自律神経を乱す生活をしていないかなど知る必要があります。
施術にあたっては、負担のかかっている筋肉をマッサージするだけでは改善しにくいです。
首への施術はもちろんですが、大事なのは身体全体のバランスを整えることになります。
筋肉や神経のバランスを整えるように施術をして頭を支えるS字構造が改善していきます。
ストレートネックと言われ頭痛や首肩の痛みでお悩みの方、お役に立てるかもしれません。
一度ご相談ください。