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「肩こりがひどくて頭痛がする」
「肩がこると頭がボーとしてやる気が起きなくなる」
このようなお悩みの方はいらっしゃらないでしょうか?
こんにちは、滋賀県守山市にある大樹整骨院院長の表川大樹です。
私の友人からこのような悩みを相談されました。
「うちの妻が毎日のように頭が痛くて、家事をするのも憂鬱でやる気がおきない。事務の仕事で一日中パソコンを触っていて、肩こりがひどいみたい。」ということでした。
今回のブログの内容をアドバイスしたところ、頭痛の回数が減って憂鬱だった家事もできるようになったと喜んで報告してくれました。
もし同じように頭痛を伴う肩こりでお悩みでしたら、このブログが参考になると思いますので、お時間のあるときに是非最後までお読みください。
肩がこると頭が痛くなるとよく耳にしますが、そもそも「肩こり」と「頭痛」は関係があるのでしょうか?
肩こりをおこす筋肉の代表で「僧帽筋」という大きな筋肉があります。肩がこると手を握ってトントンと肩をたたくあの筋肉です。
実はこの大きな筋肉は、頭の後ろから背中まであります。
その大きな筋肉の僧帽筋以外にも頭を支える首の筋肉があるのですが、肩がこる人の多くは、デスクワークやうつ向いて長時間同じ姿勢で作業をしている人に多い傾向があります。
人間の頭の重さは成人で約5~8㎏あると言われています。ちょうどボーリングの球を首のうえに乗せているような状態です。
想像するだけで肩がこってきそうですね。
その重い頭をうつむいて長時間支えるのですから首や肩の筋肉も疲れてしまいます。
そうすると首や肩から背中までの筋肉が緊張し、血流が悪くなることにより、酸素や栄養を十分届けることができなくなってしまいます。
やがて痛みを感じる神経が刺激され、頭痛がおこってしまいます。
実は頭痛といっても原因やタイプはさまざまで、国際頭痛分類によると300種類を超える頭痛があります。
今回のように肩こりが原因でおこる頭痛は、緊張性頭痛といわれるものがほとんどで、頭全体が締め付けられるような痛みや圧迫感が特徴です。
頭痛を伴った肩こりの原因としては、長時間うつむいた姿勢によって頭を支える筋肉の緊張によるものでした。
解消のポイントとしては、2つあります。
筋肉は緊張が続くとかたくなってしまいます。
筋肉を粘土に例えてみると、粘土を丸めたり伸ばしたりしていると粘土は柔らかい状態を保ちますが、しばらく触らずに放置していると弾力性はなくなり固くなってしまいます。かたくなった粘土に水分をあたえて手でもんだりすると、また柔らかい状態に戻っていきます。
筋肉も同じで長時間動かさないと弾力性はなくなり固まってしまいますが、動かしたり温めたりすると筋肉への血流がよくなり弾力性を取り戻します。
血流が良くなり、筋肉の緊張が取れることによって痛みを感じる神経への刺激が少なくなり頭痛が解消されます。
うつむいた姿勢が長時間続き習慣化すると、体はその状態で留まろうとします。
うつむいた姿勢は、重い頭を支えないといけないため常に首や肩、背中の筋肉が疲れている状態となります。
一時間に一回、適度に休憩をとって伸びをしたり体を動かすことにより体がかたくなることを防いでくれます。
簡単に行える頭痛を伴った肩こりの解消法を紹介します。
首や肩、背中の筋肉がかたくなり血流が悪くなっているので、ゆっくり湯船に浸かることによって血流がよくなり筋肉へ酸素や栄養が十分に届くようになります。
酸素や栄養が筋肉へ届くと筋肉の緊張は緩み弾力性を取り戻します。
東洋医学では、ツボに針やお灸をして体の不調を改善していきますが、自分でも指でツボを押したりドライヤーなどで温めることで症状を解消することができます。
肩こりに効くツボを3つ紹介します。
合谷:手の親指と人差し指の骨が交わるあたりで、人差し指の方に押すとズーンと響くところが合谷になります。
肩井:肩先と首の付け根のちょうど真ん中あたりで、反対の手を肩に置いたときに中指があたる箇所を真下に押して気持ちよく感じるところが肩井になります。
天柱:首の後ろ側で髪の毛の生え際あたりで首の骨の外側のくぼみが天柱になります。
指で5~10秒押すことを10回行ってください。またドライヤーで温めるのも効果的です。
準備するもの:タオルやハンカチ(30cm~50cmくらいの棒でも代用できます)
①肩幅よりやや広めにタオルを持ち両手をあげます。
②肘をゆっくり曲げながらタオルが頭の後ろにくるまで曲げます。
※このとき、肘を肩の後ろに引くように意識して行うと効果的です。
頭痛を伴う肩こりの原因はうつむいた姿勢を長時間続けることによる筋肉の緊張でした。また、頭痛のほとんどは緊張性頭痛でした。
頭痛を伴う肩こりの解消ポイントは
1.緊張して硬くなった筋肉を緩めていくこと
2.うつむいて首や背筋が伸びにくくなった姿勢を伸ばしていくこと
そして、頭痛を伴う肩こりの解消法は
1.湯船にゆっくり浸かって体を温める
2.ツボを押して血流をよくする
3.肩周りを動かす体操をして姿勢を改善する
もし、この3つの方法を継続しても肩こり頭痛が改善されない場合は、何かほかにも原因があるかもしれません。
そんな時は、一人で悩まないで私たちにお気軽にご相談ください。当院がお役に立てるかもしれません。
監修: 柔道整復師・鍼灸師 表川大樹