不眠症

不眠症とは

不眠症とは、夜なかなか眠りにつけない、眠りを維持できない、朝早く目が覚める、眠りが浅く十分眠った感じがしないなどの症状が1か月以上続き、日中に倦怠感、意欲低下、集中力低下、食欲低下などの体調不良を自覚する病気です。

具体的には、寝つきの悪い「入眠障害」、眠りが浅く何度も目が覚める「中途覚醒」、朝早くに目が覚めてしまう「早朝覚醒」、ぐっすりと眠れたという満足感が得られない「熟眠障害」の4つのタイプに分類されます。

これらの症状は同時に複数現れることがあり、週に3回以上で3か月以上続く場合は慢性不眠症と定義されています。日本人を対象にした大規模調査では、いずれかの不眠症状を有する者は成人の約20％で、日本においては約5人に1人がこのような不眠の症状で悩んでいると言われています。

不眠症を放置すると、まず日中の集中力低下から始まり、認知機能の障害、うつ症状や不安の増加などの精神的・心理的な問題が生じます。仕事でのミスが増え、人間関係がぎくしゃくし、常に疲労感を感じるようになります。

さらに深刻な問題として、不眠の人は高血圧の発症リスクが約2倍、糖尿病の発症リスクが約2〜3倍になるという報告があります。長期間の不眠状態が続くと、不眠恐怖感からさらに眠れなくなってしまうという悪循環に陥り、最終的には重篤な身体疾患や精神疾患を併発する可能性があります。

また、免疫機能の低下により感染症にかかりやすくなったり、心血管疾患のリスクも高まります。慢性的な睡眠不足は、記憶力や判断力の低下を招き、日常生活や仕事に深刻な影響を与えることになります。

不眠症の原因

開院以来、当院には不眠症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの臨床経験や検査結果から断言できるのは、不眠症の原因はひとつではなく多岐にわたるということです。

不眠症の原因として次のようなことが挙げられます。

不眠症はこういった様々な原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、自律神経系の乱れや睡眠ホルモンの分泌異常、脳内の覚醒システムの過活動などが発生し、不眠症が発症します。それは人によって異なり、単に睡眠薬を服用したり生活習慣を改善するだけでは、全ての問題は取り切れません。

全身の状態を丁寧にチェックし、正確に見極めることが大切です。一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。不眠症でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

これまでいろいろ試してみたけれど、なかなか改善しなかったという方も、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

不眠症の場合、病院では以下の対処法が一般的です。

睡眠薬の処方

長期間の服用により依存性や耐性が形成されるリスクがあり、自己判断で中止すると離脱症状が出現する可能性があります。また、日中の眠気や記憶障害などの副作用が生じることもあります。

認知行動療法

効果が現れるまでに時間がかかり、継続的な取り組みが必要です。また、専門的な技術を持つ治療者が限られているため、受けられる医療機関が少ないのが現状です。

生活指導

患者自身の強い意志と継続的な努力が必要で、生活環境や仕事の都合により実践が困難な場合があります。効果が実感できるまでに時間がかかることも多いです。

漢方薬の処方

効果が現れるまでに時間がかかり、体質に合わない場合は副作用が生じる可能性があります。また、西洋薬との相互作用についても注意が必要です。

不眠症を改善するために

不眠症を改善するためには、まず正確な原因を特定することが重要です。原因が分からないまま対処しても、一時的に楽になってもまた同じ症状を繰り返してしまいます。

当院では多角的な検査を通して、あなたの不眠症の根本原因を見つけだします。そして、検査結果をもとに筋肉や関節、骨という身体の構造に対しての施術と血流や神経など身体の機能を改善する施術を行い、あなたの自然治癒力を活性化していきます。

さらに、痛みが良くなった後も再発しないよう、日常生活での姿勢や動作の改善方法をお伝えします。あなたが生き生きと動ける健康的な毎日を長く維持できるよう、しっかりサポートします。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。症状が現れている箇所だけではなく、不眠症の原因にアプローチすることでその場しのぎではない施術を経験豊富な院長が行います。

当院で不眠症が改善する理由

不眠症を改善するためには、症状のある部位だけでなく身体全体を総合的に捉えることが重要です。痛みの根本原因を特定するには、現在の状態を正確に把握し、小さな変化や症状の波を見逃さないことが必要不可欠です。

そのため、当院では検査から施術まで一貫して院長が行うことで、身体のわずかな変化を継続的に観察、評価することができます。この一貫性のあるアプローチが施術効果を高め、豊富な改善実績につながっています。

薬に頼りたくない方や、これまでの治療で十分な効果が得られなかった方も、新たな視点からのアプローチで改善の可能性があります。あきらめずにご相談ください。

不眠症のQ＆A

不眠症は自然に治りますか？

軽度の不眠症や一時的なストレスが原因の場合は、生活習慣の改善やストレス要因の解決により自然に改善することがあります。しかし、慢性化した不眠症の場合は、根本的な原因を特定し、適切な治療を受けることが重要です。当院では自律神経の調整を通じて、自然な睡眠リズムの回復をサポートしています。

不眠症の人がやってはいけないことは？

就寝前のカフェイン摂取、激しい運動、スマートフォンやパソコンの使用、アルコールの摂取は避けましょう。また、昼寝は30分以内に留め、寝床で考え事をすることも控えましょう。なにより規則正しい生活リズムを保つことが最も重要です。

睡眠薬を飲み続けても大丈夫ですか？

睡眠薬の長期服用は依存性や耐性のリスクがあるため、医師の指導のもとで適切に使用することが大切です。根本的な改善を目指すためには、薬物療法と並行して生活習慣の見直しや身体的な要因の改善が必要です。

カフェインはどのくらい控えればいいですか？

カフェインの覚醒作用は個人差がありますが、一般的に就寝の6時間前からは摂取を控えることが推奨されています。コーヒー、紅茶、緑茶、チョコレートなどに含まれるカフェインは、睡眠の質に影響を与える可能性があります。

昼寝をしても夜の睡眠に影響しませんか？

昼寝は30分以内であれば夜の睡眠に大きな影響を与えませんが、長時間の昼寝は夜間の睡眠を妨げる可能性があります。また、午後3時以降の昼寝は避けることが望ましいです。

ストレスと不眠症の関係はありますか？

ストレスは不眠症の主要な原因の一つです。心理的な緊張や不安は交感神経を刺激し、睡眠に必要な副交感神経の働きを妨げます。

運動すると眠れるようになりますか？

適度な運動は睡眠の質を改善する効果がありますが、就寝前の激しい運動は逆効果になる可能性があります。理想的には就寝の3時間前までに運動を終えることが推奨されています。

アルコールは睡眠に良いのですか？

アルコールは一時的に眠気を誘いますが、数時間後には覚醒作用が現れ、睡眠の質を悪化させます。また、中途覚醒の原因にもなるため、睡眠改善のためには控えることが望ましいです。

不眠症が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の構造と機能にアプローチし自然治癒力を高める施術は不眠症と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

不眠症は早く対処すればするほど、改善までの期間が短くなります。不眠症の患者さんを数多くみてきた経験から、身体の状態を正しく把握し適切に対処すれば身体は変わります。

改善まで責任をもって私が施術を行いますので、ひとりで悩まず、お気軽にご連絡ください。