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鵞足炎のセルフチェック|膝の内側が痛む場所・動作と受診目安

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ランニングや部活の後、膝の内側にズキッとした痛みを感じたことはありませんか。階段を下りるときや椅子から立ち上がる瞬間にも同じ場所が痛むと、このまま様子を見てよいのか迷う方もいると思います。

こんにちは、滋賀県守山市にある大樹整骨院・守山本院院長の表川大樹です。この記事では、鵞足炎かどうか迷ったときに、家で確認できること、無理に触らないほうがよい状態、相談を考えたいタイミングについてお話しします。

先に全体像を確認したい方は、鵞足炎の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、自宅で確認しやすいポイントから順にお伝えします。

院長:表川

まず膝の内側を確認しましょう

目次

階段を下りるときに膝の内側が痛むとき

階段を下りる動作や、椅子から立ち上がる瞬間に膝の内側がズキッと痛む方は多くいらっしゃいます。

膝のお皿から少し下、脛骨の内側あたりに痛みが集まりやすいのが特徴です。あぐらをかいたときや正座から立ち上がる瞬間に同じ場所が痛む方もいます。走り始めや運動後にうずくケースも目立ちます。

この場所は鵞足と呼ばれる部分で、縫工筋・薄筋・半腱様筋という3つの筋肉の腱が集まっています。負担が集中しやすい位置だと考えてよいでしょう。ランニングだけでなく、サッカーや水泳の平泳ぎでも起こりやすいとされています。

押す前に膝の内側を軽く確認する

自分で確認する際は、まず軽く触れる程度から始めてみてください。強い力で押すと余計な痛みを作ってしまうこともあります。

椅子に座り膝を90度ほど曲げた状態で、膝のお皿の内側から指2、3本分下がったあたりを指の腹で優しく押してみます。強く押しすぎないよう気をつけましょう。

その場所にピンポイントで鋭い痛みがある場合は、鵞足炎を疑う一つの目安になります。腫れや熱っぽさが一緒にあるかどうかも確かめておきたいところです。左右で押した感覚を比べてみるのも参考になります。

ももの裏を伸ばすと痛みが出る理由

圧痛の確認に加えて、日常の動作で痛みが誘発されるかどうかも確認しておきたいポイントです。座った姿勢からの動きだけでなく、立った状態での動きも見ておくと参考になります。

座って片足を伸ばし、ゆっくり前屈をしてももの裏を伸ばすと、鵞足に付着する筋肉が引っ張られて痛みが出ることがあります。膝を軽くひねる動きでも同じ痛みが出やすくなります。

階段昇降や立ち上がりの動作でも同じ場所に痛みが出るなら、複数の動作で共通して痛む場所があるということになります。歩幅を変えたときの痛みの変化も参考になります。片足立ちで膝がぶれるかどうかも一つの目安です。

膝の内側の痛みを別の疾患と見分ける

膝の内側の痛みは、鵞足炎以外の状態でも起こることがあります。原因を一つに絞り込まず、いくつかの可能性を頭に置いておくとよいでしょう。痛みの出方や続く期間によっても考え方が変わってきます。

変形性膝関節症との違い

変形性膝関節症では、関節の隙間に沿った部分が痛むことが多いとされます。動き始めにこわばりを感じる方も少なくありません。

一方、鵞足炎は関節の隙間より少し下の骨の部分に圧痛が集まりやすい違いがあります。年齢や体重、O脚の傾向が関わることもあるとされています。

靭帯や半月板の損傷との違い

ぶつけたり捻ったりした直後から強い痛みと腫れが出ている場合は、靭帯や半月板の損傷が関わっている可能性もあります。

こうした受傷直後から腫れや熱感が強い状態は、自己判断で様子を見ず、早めに医療機関へ相談したほうがよい状態です。膝の中の組織が関わっている場合があるためです。画像による検査で状態を確認できることもあります。

走り方や姿勢が鵞足に負担をかけることもある

数々のご相談の中でも多いのが、痛みが引いても同じ動作を再開すると再発してしまうケースです。

膝が内側に入りやすい走り方や、足先が外を向く癖があると、鵞足の部分に牽引の負担が集まりやすくなります。O脚傾向がある方も同様です。

ももの裏や内側の筋肉が硬くなっている場合も、同じ場所への負担が続きやすいといえますね。普段の靴やインソールの状態、練習量の急な増加が影響することもあります。片側だけに痛みが出る方は、フォームの左右差も確認したい点です。

安静とアイシングから始める自宅での過ごし方

痛みを感じたら、まず運動を控えて患部を休ませることから始めてみてください。完全に動かさないというよりも、痛みが出る動作を減らすという考え方でよいでしょう。

運動直後で熱を持っている場合は、1回15分から20分ほど冷やすと落ち着きやすくなります。慢性的に続く痛みには、温めて血流を促す方法が向くこともあります。運動前後でストレッチの内容を変えるのも一つの工夫です。

強い腫れや熱感が引かない場合は、自己判断で温めたり動かし続けたりしないほうがよいでしょう。市販の湿布だけで様子を見続けるのも避けたい対応です。

階段や運動を再開してよいか迷うとき

痛みが落ち着いてきても、いつから元の動作に戻していいのか迷う方は少なくありません。自己判断で無理に距離を伸ばしてしまい、再び痛みが出るケースもよく見られます。

階段の上り下りや立ち上がりで痛みが出ない状態を確認してから、少しずつ運動量を戻していくと負担をかけにくくなります。焦って距離や強度を戻すと再発しやすくなります。

次の状態が当てはまる場合は、一度専門家に相談したほうがよい目安として考えてみてください。

  • 安静にしても痛みが続く
  • 腫れや熱感が引かない
  • 歩き方まで変わってきた
  • 痛みが夜まで残る

いずれかに当てはまる場合は、無理に運動を続けず、状態を確認しておきたいところです。痛みを我慢して続けると、回復までの期間が延びてしまうこともあります。

歩き方や体の使い方から見直したいとき

痛みが落ち着いた後も、同じ動作や同じ歩き方を続けていると、繰り返しやすい状態がそのまま残ることがあります。

大樹整骨院・守山本院では、関節・筋肉・神経・姿勢・歩行の5つの視点から、痛みが出やすくなった背景を確認しています。ももの内側や裏側の柔軟性、股関節の使われ方まで含めて見ていきます。

膝だけでなく、股関節の動きや足の着き方まで含めて確認することで、繰り返しにくい状態を目指しやすくなります。個人的には、走り方の癖まで見直すことが再発予防につながると感じています。バイタルリアクトセラピーのようなソフトな刺激の技術を組み合わせることもあります。

今の膝の状態を一度確認しておきたい方へ

膝の内側の痛みは、圧痛点の確認や動作での痛みの出方から、ある程度の目安をつけることができます。ただし、それだけで背景要因まで把握するのは難しい面があります。

今日からできることとして、まず運動量を少し控え、階段や立ち上がりで痛みが出るかどうかを日々確認してみてください。痛みが数日以上続く場合は、無理に様子を見続けないことも大切です。

膝だけでなく、走り方や歩き方の癖も含めて確認したい方は、大樹整骨院・守山本院へお気軽にご相談ください。

【監修:柔道整復師・鍼灸師 表川大樹】


院長:表川

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