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朝に腕がしびれる…胸郭出口症候群をセルフチェックする方法

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こんにちは、滋賀県守山市にある大樹整骨院院長の表川大樹です。今日も朝から蒸し暑く、汗ばむ季節になってまいりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。実は最近、当院にいらっしゃる患者さまから、こんなお声をよくいただくようになりました。

  • デスクワーク中にふと手にしびれを感じる
  • 腕を上げると指先までジンジンする
  • 夜寝ているときにしびれで目が覚めてしまう

もしかすると、それは胸郭出口症候群という状態が関係しているかもしれません。今日は、ご自宅でできる確認方法から、なぜそのような不調が起こるのかまで、できるだけわかりやすくお伝えしていきます。

院長:表川

実はこの症状、なで肩の方やデスクワークが多い方に特に多くみられます。まずは焦らずご自身の状態を知ることから始めましょう

目次

その腕のしびれ、ただの疲れではないかもしれません

肩や腕のだるさというのは、多くの方が「今日は疲れたから」と自分の中で片づけてしまいがちな症状です。しかし、しびれや冷たさが続く場合には、神経や血管が圧迫されているサインである可能性があります。ここではまず、そうした不調がどのようなしくみで起こるのかを、やさしくご説明していきます。

首から腕にかけての通り道が狭くなっている状態

わたしたちの首の付け根から鎖骨、肩の付け根にかけては、腕へとつながる神経や血管が通る、いわば道のような場所があります。イメージしていただきたいのが、お庭で水やりをするときに使うホースです。ホースがどこかで折れ曲がってしまうと、水の通り道が狭くなり、先端から出る水の勢いがぐっと弱くなってしまいますよね。

神経や血管もこれと同じように、通り道である首から肩の空間が狭くなると、流れがうまくいかなくなり、腕や手にしびれやだるさ、力の入りにくさが出てしまうのです。つまりホースの折れ曲がりと同じで、圧迫されている部分をそのままにしておくと、先の方までうまく力や感覚が伝わらなくなってしまうというわけです。

とくに姿勢が前かがみになっていたり、なで肩の方は、この道がもともと狭くなりやすい傾向があるといわれています。長時間のパソコン作業やスマートフォンの操作も、じわじわとこの通り道を狭めてしまう要因のひとつです。

肩こりと似ているけれど実は違う特徴があります

多くの方が「ただの肩こり」だと思って様子を見てしまうのですが、肩こりとの一番の違いは、しびれや痛みが指先まで伝わるかどうかという点です。肩まわりだけの重さやこわばりであれば筋肉の疲労が中心ですが、手や指先までピリピリとした感覚が広がる場合は、先ほどのホースの例のように、途中で流れがせき止められている状態が関係していることが多いです。

自宅でできる確認方法を試してみましょう

病院に行く前に、まずは自分の身体がどんな状態なのか知りたいという方も多いはずです。ここでは、専門的な検査の中でも自宅で試しやすいものを、順番にご紹介していきます。

腕を上げてグーパー運動をしてみる

両腕を肩の高さまで持ち上げ、肘を90度くらいに曲げます。その状態で手を「グー」「パー」と1分ほど開いたり閉じたりしてみてください。もし途中で腕がだるくなり続けられなくなったり、しびれが強くなったりする場合には、ホースが折れ曲がったときのように、通り道が狭くなっている可能性が考えられます。

肩をすくめて腕を後ろに引く

肩を軽くすくめるようにして、腕を後方にゆっくり引いてみましょう。このとき、脈が触れにくくなったり、手先が冷たく感じたりする場合は、血管という水路がさらに圧迫されているサインかもしれません。ただしこれらはあくまで簡易的な目安であり、正確な診断には専門家による検査が必要だという点は、忘れないでいただきたいと思います。

チェック項目を表で確認してみましょう

以下の表に当てはまる項目が多いほど、通り道の圧迫による不調の可能性が高まるといわれています。ご自身の状態と照らし合わせてみてください。

チェック項目当てはまる場合
腕を上げると指先までしびれる神経圧迫の可能性
マウス操作中に力が入りにくい筋力低下の兆候
手が冷たく青白くなることがある血管圧迫の可能性
夜間にしびれで目が覚める症状の進行を示すことがある

なぜこのような不調が起こりやすいのでしょうか

原因はひとつではなく、生活習慣や体格、姿勢などが複雑に関係しあっていることがほとんどです。ここでは、代表的な要因をいくつか整理してご紹介します。

なで肩や姿勢のクセが関係している場合

もともとなで肩の体型をお持ちの方は、鎖骨と肋骨のあいだの空間が狭くなりやすいため、ホースがもともと細くできているようなもので、神経や血管への負担が大きくなりやすいといわれています。また、猫背のような前かがみの姿勢が続くことも、肩まわりの通り道をさらに狭める要因になります。

日常生活の動作の積み重ねも影響します

重いカバンを片方の肩だけにかけ続けたり、長時間スマートフォンを見下ろす姿勢を続けたりすることも、じわじわと身体に負担をかけていきます。ホースを毎日少しずつ同じ場所で折り曲げ続けているようなもので、特別なことをしていなくても、毎日の小さな積み重ねが不調につながっていることは、意外と多いものです。

ひとりで判断せず専門家に相談することも大切です

セルフチェックはあくまで目安であり、正確な状態を把握するには、専門家による検査が欠かせません。ここでは、判断に迷ったときの考え方をお伝えします。

症状が続く場合は早めの相談をおすすめします

一時的なしびれであれば様子を見ることもできますが、数週間にわたって続く場合や、日常生活に支障が出ている場合は、早めに専門家へ相談することをおすすめします。折れ曲がったホースをそのままにしておくと、いずれ水路そのものが傷んでしまうように、身体の圧迫も放置してしまうと、筋力の低下や慢性的な痛みにつながることがあります。

当院でも丁寧な検査を行っております

当院では、関節や筋肉、神経、姿勢、歩行といった複数の視点から、丁寧に検査を行い、不調の背景を探っていきます。院長がすべての工程を責任をもって担当しておりますので、気になることがあれば些細なことでもお気軽にお話しください。

胸郭出口症候群が疑われる不調は、ホースの折れ曲がりと同じで、原因となっている部分に気づかずそのままにしておくと、徐々に生活に影響を及ぼしていく可能性があります。だからこそ、まずは今日ご紹介したセルフチェックで自分の状態を知り、必要であれば専門家に相談するという一歩を踏み出してほしいと思っています。ひとりで悩まず、いつでもお気軽にご相談ください。

【監修:柔道整復師・鍼灸師 表川大樹】


院長:表川

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