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腰痛でマットレスを買い替える前に知ってほしいこと

本日の予約状況

こんにちは、滋賀県守山市にある大樹整骨院院長の表川大樹です。

先日いらっしゃった患者さんが、こんなことをおっしゃっていました。

  • 朝、布団から出るときに腰が固まったような感じがする
  • 寝ているあいだに何度も体勢を変えてしまい、ぐっすり眠れない
  • 今の寝具が自分に合っているのか、まったく分からない

もし、あなたにも同じような心当たりがあるなら、それはもしかすると、いつも使っている寝具が関係しているのかもしれません。腰痛を長く抱えている方のなかには、寝具を見直したことで少しずつ楽になったという声もたくさんあります。

院長:表川

寝具はあくまでひとつの要素ですが、毎日8時間近く付き合うものなので侮れません

目次

寝ているあいだに腰へかかる負担とは

わたしたちは眠っているあいだも、じつは腰にさまざまな力がかかっています。ここでは、なぜ寝具が腰の状態に影響するのか、そのしくみをやさしく説明していきます。仰向けや横向きなど、寝る姿勢によっても腰への負担のかかりかたが変わってくるため、まずは全体像を知っておくことが大切です。

体が沈みすぎると腰が反ってしまう

やわらかすぎる寝具の場合、腰やお尻の重たい部分がぐっと沈み込みます。すると背骨が不自然にカーブし、腰の筋肉が休まらないまま朝を迎えることになります。

反対に、硬すぎる寝具では体が沈まないぶん、肩やお尻の一部分だけに圧力が集中してしまいます。これもまた、寝返りのしづらさにつながる原因のひとつです。長い時間同じ場所に圧力がかかり続けると、その部分の血のめぐりが悪くなり、じんわりとした痛みにつながることもあります。

寝返りの回数が減ると血流も滞りやすい

寝返りは、寝ているあいだに体の同じ部分へ負担が集中しないよう、無意識に行われる大切な動きです。寝返りがしにくい寝具を使い続けると、血のめぐりが悪くなり、朝のこわばりを感じやすくなります

一晩に何度も寝返りをしているのは、体を守るための自然な反応だと考えてみてください。そう考えると、寝返りしやすい環境を整えることの大切さが伝わるのではないでしょうか。寝返りのしやすさは、寝具の硬さだけでなく、体格や体重によっても変わってくるため、一概にどれが良いとは言い切れない部分でもあります。

自分に合った硬さを見つけるヒント

寝具選びで迷ったとき、多くの方が「柔らかいほうが楽そう」と考えがちですが、実際には体格や寝姿勢によって最適な硬さは変わってきます。ここでは、選ぶときの目安になる考え方を紹介します。実際に試してみないと分からない部分もあるので、あくまで参考として捉えていただければと思います。

仰向けで寝る方の場合

仰向けで眠る時間が長い方は、腰の下に不自然なすき間ができない硬さを目安にするとよいでしょう。背骨がゆるやかなS字を保てるかどうかが、ひとつの基準になります。

横向きで寝る方の場合

横向きで眠ることが多い方は、肩やお尻が沈み込みすぎず、背骨がねじれない状態を保てるかを確認してみてください。膝の間にクッションを挟むだけでも、負担が和らぐことがあります。

体格・寝姿勢硬さの目安
体格がしっかりしている方やや硬め〜ふつう
体格が細めの方ふつう〜やや柔らかめ
横向きで寝ることが多い方肩とお尻が沈む余裕のある硬さ

今の寝具をセルフチェックする方法

新しい寝具を買う前に、まずは今使っているものの状態を確認してみましょう。長年使っている寝具ほど、見た目以上にへたりが進んでいることが多いものです。日々の生活の中では気づきにくい変化なので、意識的にチェックする時間を持つことをおすすめします。

手を差し込んで沈み方を確認する

仰向けに寝た状態で、腰の下に手のひらを差し込んでみてください。すっとすき間なく入る場合は、腰の下が浮いている状態、つまり硬さが合っていない可能性があります。反対に、まったく入らないほどぴったりしている場合は、沈み込みすぎているサインかもしれません。

寝具の使用年数を振り返る

マットレスや敷布団には、それぞれ寿命があります。表面が変わっていなくても、内部のクッション性は年数とともに少しずつ低下していきます。購入から長い年月が経っている場合は、劣化を疑ってみる価値があります。目安として、数年に一度は状態を見直す習慣をつけておくと、大きな不調につながる前に気づくことができます。

寝具だけでは解決しないケースもある

ここまで寝具の話をしてきましたが、正直にお伝えすると、寝具を変えただけでは改善しきれない腰の不調も存在します。長年の姿勢の癖や、筋肉のこわばりが根本にある場合は、寝具の見直しと並行して体そのものを整えることが必要になるからです。

実際、当院にご相談いただく方のなかにも、寝具をいくつも試したけれど、なかなか朝の重さが取れなかったという方が少なくありません。寝ているときだけでなく、日中の姿勢や体の使い方全体を見直すことで、初めて根本的な変化を感じられることもあります。

もちろん、寝具そのものが原因になっている場合もあるので、まずは今の寝具を見直してみることは決して無駄ではありません。ただ、それでも改善が感じられない場合は、体のどこかに隠れた原因がある可能性も考えてみてください。長年の癖や日々の姿勢が積み重なって、腰への負担として現れていることも少なくないのです。

寝具以外に見直したいポイント

腰の不調は、寝具だけでなく寝る前の過ごし方や日中の姿勢も影響しています。ここでは、寝具と合わせて意識したいポイントをいくつか紹介します。ひとつずつ取り入れていくだけでも、体の感じ方が変わってくることがあります。

枕の高さも一緒に見直す

マットレスだけを変えても、枕の高さが合っていないと首から腰への負担がうまく分散されません。首のカーブが自然に保てる高さかどうかも、あわせて確認してみましょう。

就寝前の体の緊張をほぐす

日中の疲れが抜けきらないまま眠りにつくと、体がこわばったまま朝を迎えてしまうことがあります。就寝前に軽く体を伸ばす時間をつくるだけでも、寝ているあいだの負担が変わってくることがあります。

日中の座り方にも意識を向ける

デスクワークなどで長時間座る姿勢が続くと、その負担が寝ているあいだにも影響を及ぼすことがあります。椅子に深く腰かけ、背もたれを活用することも、腰を守る小さな工夫のひとつです。

毎日の眠りを大切にしてほしい理由

眠りの質は、腰の状態だけでなく、日中の気分や体の疲れやすさにも大きく関わっています。少しの工夫で睡眠が整うと、日常生活そのものが楽になっていくケースをこれまで数多く見てきました。

寝具を見直すことは、決して大げさなことではありません。むしろ、毎晩当たり前に使っているものだからこそ、一度立ち止まって見直す価値があると、わたしは感じています。朝のスタートが軽やかになれば、一日の過ごし方そのものも変わってくるはずです。

おわりに

寝具を見直すことは、腰の不調と向き合う第一歩として、とても意味のあることだとわたしは考えています。ただ、それでも思うように楽にならないときは、一人で抱え込まずに、体そのものの状態を確認してみることをおすすめします。

当院では、関節や筋肉、神経、姿勢、歩行といった多方面からの検査を通じて、一人ひとりの原因をていねいに探っていきます。守山駅から徒歩5分というアクセスのよさもあり、仕事帰りにも立ち寄っていただける環境を整えていますので、つらい思いをひとりで抱え続けず、どうぞお気軽にご相談ください。

【監修:柔道整復師・鍼灸師 表川大樹】


院長:表川

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