
院長:表川お気軽にご相談ください!

院長:表川お気軽にご相談ください!


こんにちは、滋賀県守山市にある大樹整骨院・守山本院院長の表川大樹です。朝晩ぐっと冷え込んできましたが、体の調子はいかがですか?
最近「口を開けるとカクッと鳴る」「朝から顎がだるい」というご相談が、デスクワークの方を中心に増えているように感じます。
「これって顎関節症なんでしょうか? やっぱり猫背のせいですか?」と、不安そうに聞かれることが本当に多いんです。
今日は、姿勢と顎の関係をできるだけ分かりやすい言葉でお話ししますね。
読み終わるころには、ご自分の状態をどう考えればいいのか、少し気持ちが軽くなっているはずです。


顎の不調は不安になりやすいですが、原因はひとつとは限りません 焦らず、いっしょに整理していきましょう
「姿勢が悪いから顎が痛いのかな」と、ご自分を責めてしまう方は少なくありません。まずは、姿勢と顎がどのようにつながっているのか、身近なイメージでお伝えしますね。ここを知っておくだけでも、必要以上に落ち込まずにすみますよ。
人の頭は、ボウリングの球ほどの重さがあると言われています。一般的には4〜6キロほどです。
背すじがまっすぐなときは、この重い頭を骨でうまく支えられています。ところが背中が丸くなって頭が前に出ると、首や肩の筋肉が「落ちないように」と頑張り続けることになります。
この緊張は首や肩だけでは終わりません。顎を動かす筋肉は首のすぐ近くにあるので、まわりの筋肉がこわばると、口を開け閉めするときの動きにも影響が出やすくなるんです。
たとえば、スマホをのぞきこむ姿勢を思い浮かべてみてください。顎が少し前に突き出て、首の後ろがぎゅっと縮んでいませんか?
この状態が毎日何時間も続くと、首から顎まわりの筋肉が休めなくなります。すると、口を開けるたびに関節へ余計な力がかかり、カクカク音がしたり、開けにくくなったりすることがあります。
「気づいたら肩こりも頭痛もセットだった」という方が多いのは、このつながりがあるからなんですね。
ここまで読むと「やっぱり姿勢が悪いからだ」と思われるかもしれません。でも、顎関節症はひとつの原因だけで起こるものではないと考えられています。姿勢は大きなきっかけのひとつですが、そこに生活のクセが重なって症状が出ることが多いんです。
集中しているときや緊張しているとき、無意識に歯をぎゅっと噛みしめていることはありませんか? 顎の筋肉は、実はとても力が強く、噛みしめが続くと関節にずっと重みがかかります。
頬杖をつく、うつ伏せで寝る、いつも同じ側で荷物を持つ、といった何気ないクセも、顎に片寄った力を加えることがあります。
どれも「悪いこと」ではなく、頑張っている体が出しているサインなんです。ご自分を責めなくて大丈夫ですよ。
忙しい毎日が続くと、気持ちの緊張がそのまま体にも出てきます。肩に力が入り、呼吸が浅くなり、気づかないうちに顎まで固めてしまうんですね。
また、虫歯や痛みをかばって片側ばかりで噛んでいると、使う側の顎に負担が集まりやすくなります。
こうして考えると、姿勢は原因のすべてではなく、いくつかある引き金のひとつだとわかります。だからこそ、姿勢だけを何とかしようと頑張りすぎなくていいんです。
鏡を見たときに「顔が曲がってきた気がする」「口元が左右で違う」と感じて、検索された方もいらっしゃるでしょう。見た目の変化は、痛み以上に心にこたえるものです。ここでは、その気持ちに寄り添いながら、考え方を整理してみますね。
実は、私たちの顔や体は、もともと左右がまったく同じではありません。利き手や噛み癖、寝る向きなどで、誰でも多少の差があります。
ただ、顎の動きがかたよっていたり、片側の筋肉ばかり緊張していたりすると、その差が気になりやすくなることがあります。
とはいえ、「体がどんどん歪んでいく」と心配しすぎる必要はありません。気になる変化が急だったり、噛み合わせが突然変わったように感じたりする場合は、一度専門家に見てもらうと安心できますよ。
痛みがあるときに「あれもこれも頑張りましょう」と言われると、かえってしんどいですよね。ですのでここでは、ご自分のペースでできる小さな工夫だけをご紹介します。できそうなものがあれば、ひとつだけ試してみてください。
パソコンの画面が低いと、自然に顎が前に出てしまいます。画面の上の端が目の高さに近づくよう、本や箱で少し持ち上げるだけでも、首の力みが変わることがあります。
スマホも、顔の高さまで持ち上げて見ると楽になります。長く続けるより「ふと気づいたときに戻す」くらいの気持ちで十分です。
ときどき肩を回して、ふーっと息を吐く。そんな小さな休憩を挟むだけでも、体は喜んでくれますよ。
じつは、何もしていないときの上下の歯は、ふれ合っていないのが自然な状態です。唇は軽く閉じて、歯と歯のあいだには少しすき間がある、というイメージです。
気がついたときに「あ、歯が当たっているな」と確認して、そっと力を抜いてみてください。
最初は忘れてしまって当たり前です。デスクの端や画面のすみに小さなメモを貼っておくと、思い出すきっかけになります。
うつ伏せ寝は、顔を横に向けて顎に体重がかかりやすい姿勢です。無理に変える必要はありませんが、横向きや仰向けのほうが楽だと感じる方も多いようです。
枕が高すぎて首が前に曲がっていないか、低すぎて頭が落ちていないかも、そっと確かめてみてください。
朝起きたときに顎がだるいかどうかは、体からのやさしいヒントになります。
「このまま様子を見ていいのかな」と迷うのは、とても自然なことです。大切なのは、がまんしすぎないことです。ここでは、受診を考えたほうがよいサインと、相談先の選び方をお伝えしますね。
次のような場合は、整体や自己流のケアよりも先に、歯科や口腔外科、必要に応じて医療機関で確認してもらうことをおすすめします。
| こんな状態のとき | 考え方の目安 |
|---|---|
| 口がほとんど開かず、食事に困る | 早めに歯科・口腔外科へ |
| ケガや転倒のあとから顎が痛む | まず医療機関で確認 |
| 顔の腫れや発熱をともなう | すぐに医療機関へ |
| 噛み合わせが急に変わった感じがする | 歯科で確認 |
| 痛みが強く、眠れない日が続く | 早めに受診 |
顎の痛みや開けにくさが中心のときは、まず歯科や口腔外科で状態を確認してもらうと安心です。そのうえで、首や肩のこわばり、姿勢のことで気になる点があれば、整骨院にご相談いただくのもひとつの方法です。
どちらか一方に決めなくても大丈夫です。ご自分が安心できる順番で、気軽に相談してみてくださいね。
ここまで、姿勢と顎の関係についてお話ししてきました。最後に、私がいちばん伝えたいことをまとめます。
猫背やスマホ姿勢は、顎に負担をかける要因のひとつです。けれど、食いしばりやストレス、日々のクセも重なって症状が出るので、姿勢だけを責めたり、ご自分を責めたりする必要はありません。
まずは今日、画面の高さをほんの少し変える、歯を離す時間を意識する、そんな小さな一歩で十分です。そして、口が開かない、強い痛みが続くといったときは、迷わず受診してくださいね。
顎の悩みは、人にわかってもらいにくく、ひとりで抱え込みやすいものです。「こんなことで相談していいのかな」と思わなくて大丈夫ですよ。気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。あなたの毎日が、少しでも楽に過ごせるよう願っています。
【監修:柔道整復師・鍼灸師 表川大樹】



