椎間関節性腰痛

椎間関節性腰痛とは

椎間関節性腰痛とは、背骨を構成する椎骨同士を繋ぐ小さな関節である「椎間関節」に炎症や動きの異常が生じることで起こる腰痛のことです。

背骨の左右に一対ずつ存在する椎間関節は、腰の動きを作っている大切な部分であり、膝や肩の関節が痛むのと同じように、この椎間関節が炎症を起こしたり動きが悪くなったりすることで腰痛が生じます。

特に腰を後ろに反らす動きや体をひねる動きで痛みが強くなることが特徴的で、左右どちらか片側の腰に痛みを感じることが多い疾患です。

椎間関節は背骨の安定性を保ち、体の動きをコントロールする重要な役割を果たしているため、この部分に問題が生じると日常生活に大きな支障をきたします。

厚生労働省の調査によると、日本全国で腰痛に悩む人は約2800万人に上り、その中で椎間関節性腰痛は腰痛の原因として22%を占めると報告されています。

椎間関節性腰痛を放置すると、初めは軽度だった症状が徐々に悪化し、慢性化するリスクが高まります。急性期であれば数日から数週間で改善することが多いですが、3ヶ月以上続く慢性腰痛になると治療期間が大幅に長引く傾向があります。

特に朝の起床時や長時間同じ姿勢を続けた後の痛みが慢性化すると、日常生活の様々な場面で支障が生じてきます。

大好きだったゴルフができなくなったり、長時間のデスクワークで集中力が続かなくなったり、夜中に寝返りで目を覚ますようになったりと、生活の質が著しく低下する可能性があります。

ひどくなると、痛みによる活動制限から筋力低下や姿勢不良が生じ、椎間関節だけでなく腰椎全体への負担が増加します。これにより椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などのより深刻な疾患を併発するリスクも高まってしまいます。

椎間関節性腰痛の原因

開院以来、当院には椎間関節性腰痛でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの臨床経験や検査結果から断言できるのは、椎間関節性腰痛の原因はひとつではなく多岐にわたるということです。

椎間関節性腰痛の原因として次のようなことが挙げられます。

椎間関節性腰痛はこういった様々な原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

それは人によって異なり、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。全身の状態を丁寧にチェックし、正確に見極めることが大切です。

このように一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。椎間関節性腰痛でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

これまでいろいろ試してみたけれど、なかなか改善しなかったという方も、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

椎間関節性腰痛の場合、病院では以下の対処法が一般的です。

薬物療法

長期間の服用により胃腸障害や肝機能障害などの副作用のリスクがあり、根本的な改善にはつながりません。

物理療法

一時的な症状緩和は期待できますが、根本原因の解決には至らないため継続的な通院が必要です。

装具療法

長期使用により腰部の筋力低下を招き、装具への依存が生じる可能性があります。

椎間関節ブロック注射

効果が一時的な場合が多く、繰り返し注射が必要になることがあります。

椎間関節性腰痛を改善するために

椎間関節性腰痛を改善するためには、まず正確な原因を特定することが重要です。原因が分からないまま対処しても、一時的に楽になってもまた同じ症状を繰り返してしまいます。

当院では多角的な検査を通して、あなたの椎間関節性腰痛の根本原因を見つけだします。そして、検査結果をもとに筋肉や関節、骨という身体の構造に対しての施術と血流や神経など身体の機能を改善する施術を行い、あなたの自然治癒力を活性化していきます。

さらに、痛みが良くなった後も再発しないよう、日常生活での姿勢や動作の改善方法をお伝えします。あなたが生き生きと動ける健康的な毎日を長く維持できるよう、しっかりサポートします。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。症状が現れている箇所だけではなく、椎間関節性腰痛の原因にアプローチすることでその場しのぎではない施術を経験豊富な院長が行います。

当院で椎間関節性腰痛が改善する理由

椎間関節性腰痛を改善するためには、症状のある部位だけでなく身体全体を総合的に捉えることが重要です。痛みの根本原因を特定するには、現在の状態を正確に把握し、小さな変化や症状の波を見逃さないことが必要不可欠です。

そのため、当院では検査から施術まで一貫して院長が行うことで、身体のわずかな変化を継続的に観察、評価することができます。この一貫性のあるアプローチが施術効果を高め、豊富な改善実績につながっています。

薬に頼りたくない方や、これまでの治療で十分な効果が得られなかった方も、新たな視点からのアプローチで改善の可能性があります。あきらめずにご相談ください。

椎間関節性腰痛のQ＆A

椎間関節性腰痛は自然に治りますか？

急性期の椎間関節性腰痛であれば適切な安静と治療で改善する可能性がありますが、慢性化したものや根本原因が解決されていない場合は自然治癒は困難です。私の30年以上の臨床経験では、早期の適切な施術とセルフケアの指導により多くの患者様が改善されています。放置すると症状が悪化し施術期間が長引くため、早めの対処をお勧めします。

椎間関節性腰痛の人がやってはいけないことは？

腰を後ろに反らす動作や体をひねる動作は椎間関節に負担をかけるため控えましょう。長時間同じ姿勢を続けることや重い物を持ち上げる際の不適切な姿勢も症状を悪化させます。また痛みを我慢して無理に動くことは炎症を悪化させる原因となります。

椎間関節性腰痛と椎間板性腰痛の違いは何ですか？

椎間関節性腰痛は背骨をつないでいる小さな関節（椎間関節）に負担がかかりすぎて炎症や痛みが起こる腰痛で、体を反らす・ひねる動作で痛みがあります。椎間板性腰痛は背骨と背骨の間にある椎間板が傷ついたり老化したりして生じる腰痛で、前かがみや座る姿勢で痛いという違いがあります。ただし実際には症状が重なる人もいるので、詳細な検査や診断が大切です。

運動はしても大丈夫ですか？

急性期の強い痛みがある間は安静が必要ですが、症状が落ち着いてからは適切な運動療法が重要です。体幹の筋力強化や柔軟性の改善により椎間関節への負担を軽減できます。ただし腰を反らしたり捻ったりする動作は避け、専門家の指導のもとで行うことが大切です。

手術が必要になることはありますか？

椎間関節性腰痛で手術が必要になることは稀です。保存的治療で多くの患者様が改善されます。ただし椎間関節の変形が著しく、保存的治療で効果が得られない場合には高周波熱凝固法などの低侵襲な治療が検討されることもあります。当院では手術を避けたいという患者様のお気持ちを大切にし、バイタルリアクトセラピーなどの最新治療技術を用いて根本改善を目指します。

予防方法はありますか？

正しい姿勢の維持、定期的な運動による体幹筋力の強化、長時間同一姿勢の回避などが重要です。特にデスクワークの方は定期的な休憩と簡単なストレッチを心がけてください。また重い物を持つ際は膝を曲げて腰への負担を軽減する動作を身につけることも大切です。

椎間関節性腰痛が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の構造と機能にアプローチし自然治癒力を高める施術は椎間関節性腰痛と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

椎間関節性腰痛は早く対処すればするほど、改善までの期間が短くなります。椎間関節性腰痛の患者さんを数多くみてきた経験から、身体の状態を正しく把握し適切に対処すれば身体は変わります。

改善まで責任をもって私が施術を行いますので、ひとりで悩まず、お気軽にご連絡ください。