五十肩

五十肩とは

五十肩は医学的には「肩関節周囲炎」と呼ばれています。肩の関節を包む組織に炎症が起き、痛みと動きの制限が生じます。時に「四十肩」と呼ばれることもありますが、症状は同じで40代から60代の幅広い年齢層で発症します。

日常生活に大きな支障をきたすことが特徴で、着替えや洗髪、料理などの基本的な動作にも影響します。痛みは徐々に始まることが多く、特に夜間や朝方に悪化することがあります。

五十肩の患者数は非常に多く、日本国内では人口の2～10％、約240万人～1200万人の方が悩んでいると推定されています。特に50代の男性では4人に1人が発症するという調査結果もあり、生涯で一度は重い五十肩を経験する確率は約5％とされています。

五十肩を放置すると、症状が悪化し、長期化する可能性があります。通常でも回復には時間がかかりますが、適切な治療を受けないと痛みや動きの制限が長期間（最長4年程度）続く可能性があります。

夜間の痛みによる睡眠障害や生活の質の低下が長期間続くことで、精神的な負担も増大します。仕事や趣味などの活動に長期間支障をきたし、生活の質が著しく低下することもあります。

五十肩の原因

開院以来、当院には五十肩でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの臨床経験や検査結果から断言できるのは、五十肩の原因はひとつではなく多岐にわたるということです。

五十肩の原因として次のようなことが挙げられます。

五十肩はこういった様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

そして、肩に不調を感じて来院される方の中には、肩自体に問題がないケースも多く見受けられます。実際には、体の別の部位に原因が潜んでいることもあるため、全身の状態を丁寧にチェックし、正確に見極めることが大切です。

このように一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

これまでいろいろ試してみたけれど、なかなか改善しなかったという方も、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

五十肩の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

薬物療法

長期間の使用による胃腸障害や肝機能障害などの副作用リスクがあります。また、痛みを一時的に抑えるだけで根本的な解決につながらないことがあります。

物理療法・運動療法

効果が出るまでに時間がかかり、継続的な取り組みが必要になります。症状の段階に合わない運動は痛みを悪化させる可能性があります。

注射療法

頻回の注射により組織の弱体化や感染リスクがあります。また、効果は一時的で、繰り返し注射が必要になることが多いです。

五十肩を改善するために

五十肩改善の第一歩は、あなたの痛みの本当の原因を明らかにすることです。原因がはっきりしないまま対処すると、一時的に楽になっても、また同じ痛みを繰り返してしまいます。

当院では多角的な検査を通して、あなたの五十肩の根本原因を見つけだします。そして、検査結果をもとに筋肉や関節という身体の構造と血液や神経など身体の機能を改善する施術を行います。

五十肩の進行段階に合わせた適切な対応も重要です。一般的に五十肩は「炎症期」「拘縮期」「回復期」の3つの段階を経て進行します。それぞれの段階に応じた最適な治療アプローチを提供します。

さらに、痛みが良くなった後も再発しないよう、日常生活での姿勢や動作の改善方法をお伝えします。あなたが生き生きと動ける健康的な毎日を長く維持できるよう、しっかりサポートします。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。症状が現れている箇所だけではなく、五十肩の原因にアプローチすることでその場しのぎではない施術を経験豊富な院長が行います。

当院で五十肩が改善する理由

五十肩を改善するためには、症状のある部位だけでなく身体全体を総合的に捉えることが重要です。痛みの根本原因を特定するには、現在の状態を正確に把握し、小さな変化や症状の波を見逃さないことが必要不可欠です。

そのため、当院では検査から施術まで一貫して院長が行うことで、身体のわずかな変化を継続的に観察、評価することができます。この一貫性のあるアプローチが施術効果を高め、豊富な改善実績につながっています。

薬に頼りたくない方や、これまでの治療で十分な効果が得られなかった方も、新たな視点からのアプローチで改善の可能性があります。あきらめずにご相談ください。

五十肩のQ＆A

五十肩は自然に治りますか？

症状が軽度であれば自然治癒を期待できますが、痛みが強い場合や関節の動きが著しく制限されている場合は、適切な治療を受けることで回復期間を短縮できる可能性があります。

五十肩の人がやってはいけないことは？

痛みが強い時期は、無理に肩を動かすことや強くマッサージすること、痛い側を下にして横向きで寝ることは避けるべきです。一方、拘縮期に入ったら逆に肩をまったく動かさないでいることも五十肩を長引かせる原因になります。

五十肩は再発しますか？反対側の肩もなりますか？

五十肩は一度治ると同じ肩に再発することは稀です。ただし、反対側の肩に発症することはあります。特に痛みのある肩をかばうために反対側に負担がかかり、そちらも五十肩になるケースがあります。

五十肩の治療期間はどのくらいかかりますか？

五十肩の治療期間は個人差が大きく、早い人では3ヶ月程度で症状が改善することもありますが、多くの場合は半年～1年、重症例では2～3年かかることもあります。五十肩は「急性期」「拘縮期」「回復期」の3段階を経て回復していくため、それぞれの段階に応じた適切な対応が必要です。

五十肩と肩こりの違いは何ですか？

五十肩と肩こりはメカニズムがまったく異なります。肩こりは血行不良などによって僧帽筋に痛み物質が蓄積して起こるのに対し、五十肩は肩関節周囲の炎症が原因です。五十肩は痛みと肩の動きが制限されるのが特徴で、特に夜間や朝方に痛みが増すことが多いです。

五十肩が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の構造と機能にアプローチし自然治癒力を高める施術は五十肩と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

五十肩は放っておくと症状が悪化して長期化しやすいので早めの対処が必要です。五十肩の患者さんを数多くみてきた経験から、身体の状態を正しく把握し適切に対処すれば身体は変わります。

改善まで責任をもって私が施術を行いますので、ひとりで悩まず、お気軽にご連絡ください。あなたが生き生きと充実した毎日を送れるよう全力でサポートさせて頂きます。