
院長:表川お気軽にご相談ください!


こんにちは、滋賀県守山市にある大樹整骨院院長の表川大樹です。今日はちょっと気になる、あのからだのサインについてお話しさせていただこうと思います。
突然ですが、こんなおなやみはありませんか?


立ち上がるたびにおそってくるクラクラやふらつき。「またか…」と思いながら我慢しているお子さん、そして心配しているご家族のきもち、よくわかります。原因をきちんと知ることが改善への第一歩になります
じつはこの症状、起立性調節障害や自律神経の乱れと深くつながっていることがあります。「病気なのかな?」「どこかに相談すべき?」と不安に感じているかた、あるいはお子さんの様子が気になっている保護者の方に、少しでもお役に立てる情報をお届けします。
この記事では、立ち上がるとおこるクラクラやめまい・ふらつきのしくみから、思春期にとくに多い理由、日常でできること、そして大切な考えかたまでをわかりやすくまとめました。
立ち上がるたびにクラクラしたり、めまいやふらつきをかんじたりする症状は、多くのかたが一度はけいけんするものです。でも、それが毎日くりかえされるとなると、はなしは変わってきます。まずはからだのなかでなにが起きているのかを知ることから始めてみましょう。
わたしたちが立ち上がると、重力によって血液は一時的に下半身へとあつまります。このとき健康なからだでは、自律神経がすばやく反応して、心臓の動きや血管のはたらきを調整し、脳への血流を保とうとします。
ところが、自律神経のはたらきが上手くいかないと、立ち上がった直後に脳への血流が足りなくなります。その結果が、あのクラクラ・ふらつき・立ちくらみです。ほんの数秒のできごとでも、当事者にとってはとてもつらい体験ですよね。
自律神経は、心臓の動きや血管の収縮・拡張、体温調節など、わたしたちが意識しなくてもはたらく機能を一手にになっています。「交感神経」と「副交感神経」というふたつがバランスよくはたらくことで、からだは安定した状態を保てます。


このバランスがくずれると、立ち上がるときのクラクラだけでなく、頭痛・動悸・倦怠感・朝起きられないといったつらさが重なってあらわれやすくなります。からだ全体のコントロールをになっているからこそ、影響もひろがりやすいのです。
立ち上がるとクラクラしてしまう・めまいやふらつきをかんじやすいという症状は、小学校高学年から中高生にかけての思春期にとりわけ多く見られます。「なぜこの年代に?」と不思議に思うかもしれませんが、じつはからだの成長にともなう”ずれ”が深く関係しているのです。
思春期はからだが急激に大きくなる時期です。身長も体重も、ほんの数ヶ月でぐっと変化します。しかし、からだの大きさが変わるスピードに、自律神経の成熟がおいつかないことがあります。これが思春期のクラクラやふらつきの大きなわけのひとつです。
さらに、ホルモンバランスの変化もからだに大きな影響をおよぼします。学校生活でのプレッシャーや人間関係のストレス、睡眠のみだれなどがかさなることで、自律神経はよりバランスをくずしやすい状態になります。
中高生のおよそ10人に1人がこの症状に悩んでいるとされており、全国ではおよそ70万人もの中高生が影響をうけていると推計されています。「自分だけがおかしい」のではなく、おおくのひとが同じ経験をしているということを、まずしっかり知ってほしいのです。
この症状は男の子よりも女の子に多く見られる傾向があります。ホルモンバランスの変化がより顕著なこと、からだの発達のタイミングがはやいことなどが関係していると考えられています。ただし、男の子にもじゅうぶんあらわれる症状ですので、「自分には関係ない」と決めつけないことがたいせつです。
立ち上がるたびのクラクラやふらつきは、ほかのつらい症状とともにあらわれることがよくあります。ひとつひとつは「たいしたことないかも」と感じてしまいがちですが、くりかえしつづくようであれば、からだがなんらかのサインを送っているかもしれません。
朝、アラームを何度鳴らしてもからだが重くてなかなか起き上がれない日がつづいていませんか。午前中はとくに頭痛や吐き気・動悸があるのに、午後になるとすこし楽になるリズムはありませんか。夜になると元気がわいてきて、昼夜逆転ぎみになってきてはいませんか。
これらは自律神経のバランスのくずれを示すサインとして、よく一緒にあらわれるものです。こういった症状はからだのしくみによって引き起こされるものであり、本人の意志ではどうにもならないもの。怠けや甘えとはまったく別の話です。ご家族のかたにもぜひこのことを知っていただきたいと思います。
当院にも「学校の先生や親から怠けていると思われていた」「周囲に理解してもらえずひとりでつらさを抱えていた」というお声をよくいただきます。この症状は外から見えにくく、午後に元気になる性質があるため、誤解をうけやすいのが現実です。
しかし、自律神経の機能のくずれは、血圧の測定などの検査によって客観的に確認できるものです。本人がどれだけがんばろうとしても、脳への血流がたりなければからだは動きません。がんばりたいのに動けない、そのつらさをわかってもらえないもどかしさ。そういったきもちをかかえているお子さんやご家族の思いに、わたしはいつも寄り添いたいと考えています。
症状のある毎日を少しでも楽にするために、日常生活のなかで意識できることをいくつかお伝えします。もちろん、これらだけで根本的な原因がすべて解決するわけではありませんが、からだへの負担をやわらげるうえで役に立つものばかりです。
血液の量を確保するために、水分はこまめに補給することがたいせつです。1日あたり1.5〜2リットルを目安に、水やスポーツドリンクなどをすこしずつ飲むようにしてみてください。朝起きたらまずコップ1杯の水をゆっくり飲む習慣も、からだのめざめをたすけます。
また適度な塩分の補給も血圧を安定させるうえでたいせつといわれています。ただし、過剰摂取にならないよう食事全体とのバランスを意識しながら取り入れてみてください。
急に立ち上がることで、血圧の変化が大きくなりクラクラしやすくなります。椅子やベッドからゆっくりと時間をかけて立ち上がることで、からだが変化に対応しやすくなります。たったこれだけのことですが、毎日意識するだけでもちがいを感じやすいです。
朝いちばん、からだはまだ目がさめていません。アラームが鳴ったからといってすぐに起き上がろうとせず、まずベッドのなかでからだをすこし動かし、ゆっくり起き上がるようにしてみてください。この小さな習慣が、朝のつらさをやわらげることにつながります。
来院されるかたや保護者のかたから、よくいただく疑問をまとめました。「聞いてみたかったけれど、どこに相談していいかわからなかった」というかたもぜひ参考にしてみてください。
成長とともに改善していくケースもありますが、放置すると悪化したり、不登校や社会的なひきこもりにつながることもあります。軽症であれば早めにかかわることで2〜3ヶ月程度で改善するケースもあり、できるだけはやく対応することがたいせつです。
まったくちがいます。この症状は自律神経の機能のくずれによるからだの病気です。血圧測定などの検査で客観的に確認できるものであり、午前中に症状がつよく午後に楽になるという特徴的なリズムがあります。本人の意志でコントロールできるものではありません。
症状がくりかえされている・日常生活や学校生活に影響がでている・立ち上がったときに倒れそうになることがある、という場合は専門家への相談をおすすめします。小児科や内科をまずの相談先として考えるほか、整骨院などでからだ全体のバランスをみてもらうこともひとつの選択肢です。
多くの場合、20歳ごろまでに症状は改善していきます。ただし、軽い症状が成人後もつづくケースもあります。適切な生活習慣を維持しながらからだのケアをつづけることで、症状をコントロールしやすくなります。
開院以来、この症状でご来院いただいたかたを多くみてきたなかで、わたしが強く感じているのは、原因はひとつではなく、ひとりひとりことなるということです。自律神経の機能のくずれ・ホルモンバランスの変化・精神的なストレス・筋力のひてい・生活リズムのみだれ、これらがいりくんで症状をひきおこしています。
症状があらわれている場所だけをみるのではなく、からだ全体を総合的にとらえて根本にある原因を見つけ出すことが、改善への最短ルートになります。原因がわからないまま対処をつづけても、一時的に楽になったとしてもまた同じことをくりかえしてしまいます。
関節・筋肉・神経・姿勢・歩行という5つの視点からくわしく検査し、そのひとにとってのほんとうの原因をていねいに探っていく。そういったアプローチが、改善実績につながっています。
立ち上がるたびにクラクラしてしまう、ふらつきやめまいが続く、学校でまたおこったらどうしようと不安、そんなつらさをかかえているお子さんや保護者のかたに、ひとつだけおつたえしたいことがあります。
それは、「からだは必ず変われる」ということです。30年以上の施術のなかで、もう無理だとあきらめかけていたかたが、元気に学校に通えるようになったり、大好きな部活にもどれたりする姿を何度も見てきました。
どんな小さなことでも、まずは相談してみることがたいせつです。あなたが朝すっきりと起き上がれて、好きなことに全力で向き合える毎日をとりもどせるよう、しっかりとサポートさせていただきます。ひとりで抱え込まず、いつでも気軽に声をかけてください。
【監修:柔道整復師・鍼灸師 表川大樹】



