
院長:表川お気軽にご相談ください!

院長:表川お気軽にご相談ください!


洗髪で腕を上げた瞬間、肩の前から横にかけてズキッと痛む。上着の袖を通すときや棚の物を取るときも引っかかり、湿布やストレッチで変わらないと、原因が分からず不安になりますよね。
こんにちは、滋賀県守山市にある大樹整骨院・守山本院 院長の表川大樹です。この記事では、肩の挟み込みが起こる仕組み、関係しやすい筋肉、相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を知りたい方は、インピンジメント症候群の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、日常の動作に近いところから順にお伝えします。


まず痛む動作を確認しましょう
腕を上げる途中で痛みが出て、さらに上げると楽になる。そんな動きに心当たりはありませんか。多くの方が、ここで迷われます。
インピンジメント症候群は、腕を上げるときに肩の骨と腱板などが挟まれ、炎症や痛みが起こると考えられている状態です。腕を上げる途中の痛みは、その手がかりの一つといえますね。
痛みが出る高さには個人差があります。肩の横から前にかけて、腕を上げる途中に出る方が多く、夜に寝返りを打つと痛む方もいます。
肩の痛みの背景には、骨の形と日々の動かし方の両方が関わっています。まず仕組みからお話しします。ここを知っておくと、あとの話が分かりやすくなります。
肩の上には肩峰という骨の屋根があり、その下を腱板や滑液包が通ります。腕を上げるたびに通り道が狭くなると、組織が挟まれて炎症を起こし、腫れやすくなります。炎症が強いほど、少しの動きでも痛みを感じやすくなるのです。
腫れるとさらに通り道が狭くなり、痛みが続くという流れが生まれます。この悪循環が、なかなか楽にならない理由の一つと考えられています。
肩峰の形や、加齢による骨のとげ(骨棘)が通り道を狭くするケースもあります。こうした骨の特徴は、医療機関の画像検査で説明されることがあります。ただし、骨の形だけで痛みが決まるわけではありません。
実は、同じ骨の形でも痛む人と痛まない人がいます。肩甲骨の動きや筋肉の働き方といった使い方の違いが重なって、痛みになるという見方が広がっています。
肩の痛みに関わる筋肉は、硬くなりやすいものと、働きにくくなるものに分かれます。どちらも日常の姿勢や使い方の影響を受けます。
棘下筋や小円筋、肩の後ろの関節包が硬くなると、腕を上げるときに腕の骨の頭が前上方へ押し出されやすくなります。その結果、肩の上の通り道に余裕がなくなってしまいます。
小胸筋や大胸筋の硬さで肩が前に巻く姿勢も、通り道を狭くする一因です。腕を後ろに回したときの引っかかりがある方は、このタイプも考えられます。
棘上筋や棘下筋などの腱板は、腕の骨の頭を肩甲骨に引きつけて、動きの中心を保つ筋肉です。疲労や使いすぎで働きが落ちると、骨の頭がぶれて組織が挟まれやすくなります。
前鋸筋や僧帽筋下部の働きが弱いと、肩甲骨の動きが小さくなります。関わる筋肉は人によって異なるため、一律には決められません。肩甲骨の動きも含めて一人ずつ確認しておきたいところです。
長時間のパソコン作業やハンドル操作が続くと、背中が丸くなり、肩が前へ巻きやすくなります。気づかないうちに、この姿勢が一日の大半を占めている方もいます。
背中が丸いと肩甲骨が動きにくく、腕を上げるたびに肩へ負担が集まります。痛みが出るとかばって腕を使わなくなり、筋肉がさらに働きにくくなるという悪循環に入る方も少なくありません。
通勤の運転や在宅ワークが続く時期に痛みが出たという方は、肩だけでなく、背中や首まわりの使い方にも目を向けてみてください。
野球やゴルフ、水泳のほか、棚への荷物の出し入れなど、腕を何度も上げる動きが続く方に多い傾向があります。
繰り返しの負荷で腱板が疲れると、腕の骨の頭が安定しにくくなります。使いすぎそのものより、休ませ方や体の使い方の偏りが背景にあるケースも多いものです。
数々のご相談の中でも多いのが、痛みを抱えたまま作業や練習を続ける方です。負担が一部に集まる前に、動かし方を見直しておきたいところです。
痛みが強いと腕を動かしたくなくなりますが、まったく使わない状態が続くのも考えものです。固まった肩は、動かし始めの痛みも強くなりがちです。
自宅ケアの範囲では、まず痛む動作を減らし、痛くない高さまでの動きは保つことを優先してください。肩をすくめず、ゆっくり呼吸しながら動かします。動かす範囲は、少しずつ広げれば十分です。
一方で、次のような動かし方は避けておきましょう。
どれも、挟まれた組織の炎症を強めることがあります。夜も痛みが続く場合は自己流で続けないようにしてください。別の状態が隠れていることもあるためです。
次のような状態は、整骨院より先に医療機関へ相談したほうがよいでしょう。無理に様子を見続ける必要はありません。
転倒や打撲のあとに急に痛み出した、腕に力が入らない、安静にしていても強く痛む、といった場合です。腱板断裂など別の状態が関わることもあり、検査で確認されることがあります。
相談する目安として、夜の痛みで目が覚める状態があります。痛みの程度や経過で判断が変わるため、詳しくは医療機関で確認してください。
大樹整骨院・守山本院では、痛む肩だけでなく、背中や骨盤、歩き方まで体全体の動きを一緒に確認します。肩の痛みは、肩だけの問題とは限らないためです。
関節、筋肉、神経、姿勢、歩行の5つの検査をもとに、肩の動きに影響している背景を探ります。痛みをかばう動かし方が肩に集まっていないかも、あわせて確かめます。必要に応じて、普段の座り方や寝る姿勢についてもお聞きします。
状態を確認したうえで、ソフトな刺激で体に負担の少ないバイタルリアクトセラピーという振動刺激の施術を、選択肢の一つとしてご提案することもあります。施術の内容は、お体の状態に合わせてご説明します。
肩の痛みは、骨の形だけでなく、肩甲骨の動きや筋肉の働き、毎日の姿勢が重なって起こると考えられます。原因は人によって違います。だからこそ、自分の肩がどう動いているかを知ることが近道です。
今日は、洗髪や着替えのときに、どの高さで痛みが出るかを確かめてみてください。痛くない範囲で動かし、無理に押し通さないことが大切です。数日続けて記録しておくと、相談時の手がかりにもなります。
肩だけでなく、肩甲骨の動きや姿勢、歩き方の癖も含めて確認したい方は、大樹整骨院・守山本院へお気軽にご相談ください。
【監修:柔道整復師・鍼灸師 表川大樹】



