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床に座ると腰が痛くなる! その原因と対処法について解説

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こんにちは、滋賀県守山市にある大樹整骨院院長の表川大樹です。

先日来院された40代男性の患者さまから腰の痛みについて相談をされました。

「仕事で椅子に座っているときは、腰の痛みはないのに、家で床に座っていると腰が痛くなるのはなぜですか?」

普段はデスクワークの仕事をされているので、長時間椅子に座って作業をしておられます。その際、腰に痛みは感じることもなく仕事に集中しているそうです。

年末年始の休みが9連休となり、受験生のお子さんがおられるので特に出かけることもなく、自宅でテレビを見たり本を読んだりしていたそうです。

長期間床に座っての生活が続いたところ、床に座ると腰に痛みが出るようになり、ついには座っているのも辛くなり、ゴロゴロと横になってお正月を過ごしたと話してくださいました。

今回のブログでは、床に座っていると腰が痛くなる原因と対処法について解説しますので、腰痛でお悩みの方や興味のある方は、お役に立てる内容となっていますので、ぜひ最後までお読みください。

目次

床に座っていると腰が痛くなる原因とは

まず気になるのが、骨盤への負担です。床に直接座ると、私たちの体重による圧力が骨盤に集中してしまいます。これが骨盤の歪みや痛みを引き起こす原因になることがあります。

実は、床に座っているときの腰への負担は、立っているときの約2倍にもなるんです!驚きですよね。

また、床座りをしていると、つい背中や腰が丸くなってしまいがちです。この姿勢が習慣になると、知らず知らずのうちに腰への負担が大きくなってしまいます。

さらに、同じ姿勢で長時間過ごすことで、特定の部分に負担が集中してしまうことも腰痛の原因となります。

そして大切な骨盤底筋も気になるポイント。この筋肉が弱くなると、腰痛の原因になることがあります。床座りによる骨盤への負担に対して、骨盤底筋が十分に支えられないと骨盤の位置が安定せず、腰への負担が大きくなり違和感や痛みへとつながっていきます。

床座りの痛みを予防!快適に座るためのポイント

床座りによる腰の痛みを防ぐための、誰でも実践できるポイントをご紹介します。

姿勢を変えるのが一番大切!

床に座ると、私たちの体重による圧力が一箇所にかかり続けてしまいます。これが腰の痛みの大きな原因に。30分に1回は立ち上がったり、座り方を変えたりすることで、この負担を和らげることができます。

実は意外と関係がある?股関節の柔軟性

あぐらで座るときのお話です。「最近、あぐらがつらいな…」と感じる方、実は腰が原因ではなく、股関節の硬さが問題かもしれません。

股関節が硬いと、あぐらを組むときに自然と腰が丸まってしまい、それが腰への負担となるんです。ですから、腰のストレッチだけでなく、股関節周りのストレッチも日課に取り入れてみましょう。

意識するだけで変わる!正しい座り方

床に座るとき、つい楽な姿勢になってしまいがちです。でも、背筋を伸ばして座ることで、腰への負担はグッと減ります。

とは言うものの最初は姿勢を正して座っていても徐々に疲れてきて、気が付いたら背中が丸くなっていることはよくあることです。

そこでおすすめなのが、座布団ややや硬めのクッションを利用する方法です。

床に直接座ると骨盤が後ろに倒れがちです。

骨盤が後ろに倒れると背骨も一緒に後ろに引っ張られるため背中が丸くなり、腰への負担が大きくなります。

骨盤が後ろに倒れるのを防ぐためにお尻の下に座布団やクッションを敷いて、お尻の位置を高くすることで骨盤が立ちやすくなります。

自然と骨盤が立つことにより、無理なく背筋が伸びるので腰への負担が軽くなりますので、ぜひ試してください。

最後に覚えておきたいのが、「同じ姿勢は続けすぎない」というポイント。30分から1時間ごとに少し歩いたり、軽いストレッチをしたりするだけでも、腰への負担が軽減されます。

これは、腰の健康だけでなく、気分転換にもなりますので、デスクワークが多い方は、特に意識してみてくださいね。

床座り腰痛を解消する簡単エクササイズ

ここでは腰痛を予防するための簡単なエクササイズをご紹介します。

骨盤倒しエクササイズ

①椅子に浅く腰掛け、骨盤を立てるように座ります。足裏は床につけます。

②両手を膝の上に置き、骨盤を前後に動かします。

骨盤を前に倒す際は、お腹を前に突き出すよう意識。後ろに倒す際は、おへそを引き込むイメージで行います。

呼吸は楽に保ちつつ、この動きを10回繰り返します。

この運動をすることで腰の骨と骨盤の動きが良くなり腰回りの筋肉が緩んでいきます。

※もしやりにくい場合は、お尻の下に丸めたタオルを入れると動かしやすくなります。

ヒップヒンジ

①足を肩幅に広げて立ち、背筋を伸ばし、胸を軽く張ります。

②次に膝を軽く曲げ、股関節を軸にして、お尻を後ろに突き出すように上半身を前傾させます。このときに、もも裏が伸びる感覚があればOKです。

※背中が丸まらないよう注意してください。

③ゆっくり元の直立姿勢に戻ります。

この動作を10回を1セットとして3セット行うようにしてください。

お尻や太もも付け根あたりの筋肉が使えるようになり骨盤を支えるようになりますので、ぜひ試してみてくださいね。

もしこれらの対処法をおこなっても改善されない場合は、何か他にも原因があるかもしれません。痛みが長引く場合や、日常生活に支障をきたす場合は、一人で悩まないでお気軽にご相談ください。当院がお役に立てるかもしれません。

https://lin.ee/0FmG7K3

【監修:柔道整復師・鍼灸師 表川大樹】


院長:表川

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