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変形性膝関節症になりやすいのはどんな人?原因を解説

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こんにちは、滋賀県守山市にある大樹整骨院院長の表川大樹です。最近、「先生、変形性膝関節症ってどんな人に多いんですか?自分がなったのは何かのせいですか?」と患者さんからよく聞かれます。診断を受けたあとに「なぜ自分が?」という疑問が浮かぶのは、とても自然なことだと思います。

院長:表川

「50代でもなるんですね、とびっくりされる方がとても多いです。でも変形性膝関節症は決して特別な病気ではなく、体のさまざまな変化が重なって起きるもの。だからこそ、原因を知ることが大切だと感じています」

ある日、レジのパート帰りに来院された58歳の女性患者さんが、こんなことをおっしゃっていました。「整形外科で変形性膝関節症と言われて、ネットで調べたらいろんな情報があって、どれが自分に当てはまるのかわからなくなってしまいました」と。

こういったお声は珍しくなく、情報があふれているからこそ、かえって混乱してしまうことがあるようです。この記事では、30年以上の臨床経験をもとに、変形性膝関節症になりやすい人の特徴を丁寧にお伝えしていきます。ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

変形性膝関節症とは、どんな状態なのか

変形性膝関節症というのは、膝の関節にある軟骨が少しずつすり減っていくことで、骨同士がこすれ合うようになり、痛みや腫れ、変形を引き起こす状態です。簡単にいうと、膝のクッションがへたってきた状態といえばイメージしやすいでしょうか。

国内では約800万人から1000万人の方がなんらかの症状を抱えており、レントゲンで変形が確認できる潜在的な患者数は2500万人から3000万人とも言われています。これだけ多くの方が影響を受けているのに、「なぜ自分がなったのか」をきちんと説明してもらえないまま、痛み止めや注射だけで対処されているケースも多く見受けられます。

あなたは今、「膝が痛いのは年齢のせいだから仕方ない」とあきらめていませんか?原因を知ることで、今後の過ごし方が大きく変わることがあります。

変形性膝関節症になりやすい人の特徴

30年以上、膝の痛みを抱えた患者さんを診てきたなかで感じるのは、変形性膝関節症には「なりやすい条件が重なっている人」がいるということです。ひとつの原因だけでなく、いくつかの要因が複合的に関わってくることがほとんどです。

年齢が50代以上の方

膝の軟骨は年齢とともに少しずつすり減っていきます。若い頃は軟骨の再生力があるので問題になりにくいのですが、50代を過ぎると再生が追いつかなくなってくることがあります。

実際、変形性膝関節症は50歳以上の方に多く見られるとされており、加齢はもっとも代表的なリスク因子のひとつです。ただし、だからといって「年だから仕方ない」ではなく、年齢を踏まえたうえで何ができるかを考えることが大切です。

女性、とくに閉経後の方

変形性膝関節症は、女性のほうが男性に比べて1.5倍から2倍ほど多いと言われています。これには女性ホルモン(エストロゲン)が深く関わっています。

エストロゲンには軟骨や骨を保護するはたらきがあります。閉経を迎えるとこのホルモンが急激に減少するため、軟骨が傷みやすくなったり、骨密度が落ちたりしやすくなります。「更年期を過ぎてから膝が急に気になりはじめた」という方の多くは、このホルモンバランスの変化が関係していることがあります。

体重が多めの方

体重と膝の関係はとても密接です。体重が1キロ増えると、歩行時に膝にかかる負荷は約3キロ増えると言われています。階段の昇り降りになるとその負担はさらに大きくなります。

体重が膝に与える影響はとても大きく、長年にわたって過度な負担がかかりつづけることで、軟骨のすり減りが早まることがあります。ただ、これは「体重を減らしなさい」という話ではなく、体重が増えた背景にも原因があるため、その部分から一緒に考えていくことが重要です。

O脚・X脚の方

脚の形のゆがみも、変形性膝関節症と深く関わっています。O脚の場合、膝の内側に体重が集中しやすくなり、その部分の軟骨がより早くすり減る傾向があります。

「昔からO脚だったけど、特に気にしていなかった」という方もいらっしゃいます。O脚は生まれつきの骨格の問題だけでなく、歩き方や姿勢の習慣によって進行することもあります。見た目の問題だけでなく、膝への影響を考えると早めに向き合うことが大切です。

長年立ち仕事をしてきた方

長時間立ちっぱなしで仕事をされている方、たとえばスーパーのレジや工場での作業、飲食業など、一日中足を使う仕事をされてきた方は、それだけ膝に継続的な負担がかかり続けています。

若い頃はそれほど感じなかった疲れが、50代になってじわじわと膝の不調として現れてくることがあります。仕事そのものが原因のひとつになっている可能性もあるため、「どんな環境で何十年過ごしてきたか」という視点も、原因を探るうえでとても大事な情報です。

過去に膝のけがをしたことがある方

若い頃にスポーツで膝をねじったり、転倒して膝を打ったりした経験がある方も要注意です。過去のけがによって軟骨や靭帯にダメージが残っている場合、そこから変形が進みやすくなることがあります。

「昔に膝をけがしたけど、もうすっかり治ったと思っていた」という方が、数十年後に変形性膝関節症として再び膝の痛みに悩まれるケースは、私の臨床経験のなかでも少なくありません。過去のけがの情報は、診察においてとても重要です。

筋力が低下している方

膝関節は、周囲の筋肉によって支えられています。とくに太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)は膝を安定させる役割を担っており、この筋力が落ちると膝への負担が増します。

加齢だけでなく、運動の機会が少ない生活スタイルや、デスクワーク中心の方は筋力が低下しやすい傾向があります。「最近、階段が辛くなってきた」と感じている方は、この筋力低下が背景にある場合もあります。

「複合的な原因」が変形性膝関節症をつくる

ここまでいくつかの特徴をお伝えしてきましたが、実際には「このひとつだけが原因」というよりも、いくつかの条件が重なることで変形性膝関節症は起きやすくなります。

たとえば「50代・女性・立ち仕事歴20年・やや体重多め・O脚気味」という方は、複数の要因が重なっているため、よりリスクが高い状態といえます。逆に言えば、原因のひとつひとつに向き合うことで、症状の進行をゆるやかにしたり、痛みをやわらげたりする余地があるということです。

また、当院に来院される方のなかには、膝自体ではなく、体のほかの部位に問題があるケースも見受けられます。足首や股関節のかたさ、骨盤のゆがみ、歩行のくせなどが影響していることもあるため、膝だけを見るのではなく、全身の状態をきちんと評価することがとても重要です。

変形性膝関節症を放置するとどうなるか

「まだそれほどひどくないから、様子をみよう」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。ですが、変形性膝関節症は放置すると進行する可能性があります。

はじめのうちは歩き始めや立ち上がり時の軽い違和感程度でも、進行すると安静にしていても痛みが続くようになったり、夜中に痛みで目が覚めるようになることもあります。また、膝をかばうことで腰や反対側の膝に負担がかかり、別の痛みが出てくることも少なくありません。

一度すり減った軟骨は元には戻りません。だからこそ、「少し気になるな」という段階で早めに向き合うことが、長い目で見たときに大切な選択になります。

当院での考え方と関わり方

大樹整骨院では、変形性膝関節症でお悩みの方の診察において、関節・筋肉・神経・姿勢・歩行の5種類の検査を通じて、その方ひとりひとりの状態を丁寧に把握するところからはじめています。

「なぜ膝が痛いのか」「どこに原因があるのか」を検査で明らかにしてから施術をすることで、その場しのぎではなく根本からのアプローチができると考えています。守山駅から徒歩5分、平日21時まで診療していますので、お仕事帰りにもお立ち寄りいただけます。

変形性膝関節症は、原因をきちんと特定して向き合えば、症状が改善に向かうことが十分あります。「もう年だから」「手術しかないと言われた」と感じている方も、あきらめないでください。

ひとりで抱え込まず、どうぞお気軽にご相談ください。あなたの膝の痛み、一緒に考えていきましょう。

【監修:柔道整復師・鍼灸師 表川大樹】


院長:表川

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