生理不順

生理不順とは

健康な女性の生理周期は通常25日から38日の間で、生理期間は3日から7日間続くのが一般的ですが、生理不順（月経不順）は、正常な生理周期から外れた状態を指します。

具体的には、生理周期が24日以下の頻発月経、39日以上の稀発月経、生理期間が2日以内で終わる過短月経、8日以上続く過長月経などがあります。また、毎月の周期が大きく変動する場合も生理不順とされます。例えば前月は25日周期だったのに今月は45日周期といったケースです。

生理不順は主にホルモンバランスの乱れによって引き起こされます。脳の視床下部、脳下垂体、卵巣の3つの器官が関与する女性ホルモンの分泌に異常が生じることで発症するのです。

厚生労働省の調査によると、現在月経がある女性のうち約38％が標準的な周期ではない状態にあり、多くの女性が何らかの生理不順を経験していることが分かっています。

生理不順を放置すると、将来的に深刻な健康問題を引き起こす可能性があります。最も心配されるのが不妊症のリスクです。排卵が規則正しく行われていない状態が続くと、妊娠が困難になり、特に無排卵の状態では妊娠することができないため、将来的に不妊治療が必要になる可能性が高まります。

長期間の生理不順は、子宮内膜症、子宮筋腫、多嚢胞性卵巣症候群などの婦人科疾患のリスクが高まります。また、子宮内膜が異常に厚くなる子宮内膜増殖症や子宮体がんの危険性も高まります。

さらに、女性ホルモンの分泌不足により、骨密度の低下や脂質異常症、心筋梗塞、脳梗塞などの生活習慣病の発症リスクも高まります。生理不順は単なる月経の問題ではなく、全身の健康に関わる重要な症状なのです。

生理不順の原因

開院以来、当院には生理不順でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの臨床経験や検査結果から断言できるのは、生理不順の原因はひとつではなく多岐にわたるということです。

生理不順の原因として次のようなことが挙げられます。

生理不順はこういった様々な原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

仕事や人間関係のストレスが脳の視床下部に影響を与え、ホルモン分泌を乱すことで生理不順を引き起こします。また、急激な体重減少や栄養不足により、卵巣機能が低下し、女性ホルモンの分泌が停止することもあります。

睡眠不足、不規則な食事、運動不足などが自律神経のバランスを崩し、ホルモン分泌に悪影響を与えることも少なくありません。

このように一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。生理不順でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

これまでいろいろ試してみたけれど、なかなか改善しなかったという方も、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

生理不順の場合、病院では以下の対処法が一般的です。

ホルモン療法

長期間の服用が必要で、副作用として血栓症のリスクがあります。また、薬を中止すると再び生理不順になる可能性があります。

排卵誘発剤

多胎妊娠のリスクが高まり、卵巣過剰刺激症候群などの副作用が生じる場合があります。効果に個人差があり、必ずしも妊娠に至らないこともあります。

基礎体温測定指導

毎日継続して測定する必要があり、不規則な生活では正確な記録が困難です。測定結果の解釈が難しく、専門知識が必要です。

生活習慣指導

効果が現れるまでに時間がかかり、継続的な努力が必要です。根本的な環境要因の改善が困難な場合があります。

血液検査

検査結果が出るまでに時間がかかり、複数回の検査が必要な場合があります。検査費用が高額になることがあります。

生理不順を改善するために

生理不順改善の第一歩は、あなたの症状の本当の原因を明らかにすることです。原因がはっきりしないまま対処すると、一時的に楽になっても、また同じ症状を繰り返してしまいます。

当院では多角的な検査を通して、あなたの生理不順の根本原因を見つけだします。そして、検査結果をもとに筋肉や関節という身体の構造と血液や神経など身体の機能を改善する施術を行います。

さらに、症状が良くなった後も再発しないよう、日常生活での姿勢や動作の改善方法をお伝えします。あなたが生き生きと動ける健康的な毎日を長く維持できるよう、しっかりサポートします。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。症状が現れている箇所だけではなく、生理不順の原因にアプローチすることでその場しのぎではない施術を経験豊富な院長が行います。

当院で生理不順が改善する理由

当院で生理不順が改善する理由は、症状のある部位だけでなく身体全体を総合的に捉えることにあります。ホルモンバランスの乱れを改善するためには、現在の状態を正確に把握し、小さな変化や症状の波を見逃さないことが必要不可欠です。

そのため、当院では検査から施術まで一貫して院長が行うことで、身体のわずかな変化を継続的に観察、評価することができます。この一貫性のあるアプローチが施術効果を高め、豊富な改善実績につながっています。

薬に頼りたくない方や、これまでの治療で十分な効果が得られなかった方も、新たな視点からのアプローチで改善の可能性があります。あきらめずにご相談ください。

生理不順のQ＆A

生理不順は自然に治りますか？

生理不順の原因によって異なります。一時的なストレスや生活習慣の乱れが原因の場合は、環境を整えることで自然に改善することもあります。しかし、ホルモン異常や婦人科疾患が原因の場合は、適切な治療が必要です。3か月以上生理が来ない場合は、自然治癒を待つのではなく、専門医に相談することをお勧めします。

生理不順の人がやってはいけないことは？

過度なダイエットや激しい運動は避けましょう。また、睡眠不足や不規則な食事、過度なストレスも生理不順を悪化させる要因となります。喫煙や過度な飲酒も女性ホルモンに悪影響を与えるため控えめにしましょう。

生理不順と無月経の違いは何ですか？

生理不順は生理周期や期間が不規則な状態を指し、無月経は3か月以上生理が全く来ない状態を指します。無月経は生理不順の一種ですが、より深刻な状態といえます。18歳を過ぎても初潮が来ない原発性無月経と、一度来た生理が止まってしまう続発性無月経があります。無月経の場合は、早急に婦人科を受診する必要があります。

生理不順でも妊娠できますか？

生理不順があっても排卵が起こっていれば妊娠は可能です。しかし、排卵が不規則だったり無排卵の場合は、妊娠の確率が大幅に低下します。妊娠を希望される場合は、基礎体温を測定して排卵の有無を確認し、必要に応じて排卵誘発治療を受けることで妊娠の可能性を高めることができます。早めに専門医に相談することが重要です。

生理不順は更年期の前兆ですか？

40代後半以降の生理不順は更年期の前兆である可能性があります。しかし、20代や30代の生理不順は更年期とは関係なく、ストレスやホルモンバランスの乱れが主な原因です。年齢に関係なく、生理不順が続く場合は適切な検査を受けて原因を特定することが重要です。更年期による生理不順の場合も、適切な治療により症状を軽減できます。

生理不順が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の構造と機能を高める施術は生理不順と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

生理不順は放っておくと慢性化しやすく、年齢とともに悪化するので早めの対処が必要です。生理不順の患者さんを数多くみてきた経験から、身体の状態を正しく把握し適切に対処すれば身体は変わります。

改善まで責任をもって私が施術を行いますので、ひとりで悩まず、お気軽にご連絡ください。