むち打ち症

むち打ち症とは

むち打ち症は、正式には外傷性頸部症候群（がいしょうせいけいぶしょうこうぐん）や頸椎捻挫と呼ばれる症状です。交通事故やスポーツなどで首に強い衝撃が加わることで起こり、事故の瞬間に首がムチのようにしなることから「むち打ち」と呼ばれています。

首の筋肉や靭帯、神経などが傷ついてしまうことで、首の痛みだけでなく頭痛、めまい、しびれなど体全体に様々な症状が現れることが特徴です。厚生労働省の統計によると、年間約50万人が交通事故によるむち打ち症を発症していると推定されています。

交通事故による負傷者の約7割がむち打ち症を含む頸部外傷を経験しており、特に追突事故では9割以上の人にむち打ち症状が発生するとされています。症状が慢性化する患者さんも全体の約2割いて、長期間にわたって日常生活に支障をきたすケースも少なくありません。

むち打ち症を適切に治療せずに放置すると、炎症が長引き、持続的な首の痛みや頭痛に悩まされる可能性があります。神経の損傷が回復しないまま固まってしまうと、腕や手のしびれが後遺症として残り、細かい作業や握力を必要とする動作が困難になることもあります。

また、自律神経の不調が続くことで眠れなくなったり気分が落ち込んだりして、仕事や日常生活の質が低下する恐れがあります。デスクワークでの集中力低下、趣味やスポーツの制限、家族との時間を楽しめないなど、生活全般に影響を及ぼします。

最悪の場合、頸椎の不安定性が進行し、脊髄損傷のリスクが高まる可能性も指摘されています。早期の適切な治療により、これらのリスクを大幅に減らすことができるため、症状を感じたら迷わず専門家にご相談ください。

むち打ち症の原因

開院以来、当院にはむち打ち症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの臨床経験や検査結果から断言できるのは、むち打ち症の原因はひとつではなく多岐にわたるということです。

むち打ち症の原因として次のようなことが挙げられます。

むち打ち症はこういった様々な原因が複雑に絡み合って引き起こる症状です。

この様々な原因が引き金となって、首の関節の動きが悪くなったり、首の筋肉や神経が傷ついたりして、むち打ちの症状が出てきます。人によって原因や症状の出方が違うので、単純に筋肉をほぐしたり関節を動かしたりするだけでは、全ての問題を解決することはできません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。むち打ち症でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

これまでいろいろ試してみたけれど、なかなか改善しなかったという方も、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

むち打ち症の場合、病院では以下の対処法が一般的です。

薬物療法

長期服用による胃腸障害や肝機能への影響があり、根本的な治癒ではなく対症療法にとどまります。薬に依存してしまうと、根本的な改善が遅れる可能性があります。

物理療法

効果に個人差があり、症状によっては刺激が逆効果となる場合があります。機械的な治療のため、一人ひとりの症状に合わせた細かな調整が困難です。

装具療法

長期間カラーを付けていると首の筋力が弱くなってしまい、カラーに頼ってしまって外すタイミングが難しくなります。

神経ブロック注射

一時的な効果にとどまることが多く、繰り返す場合があります。注射による感染リスクや神経損傷の可能性も考慮する必要があります。

むち打ち症を改善するために

むち打ち症を改善するためには、まず正確な原因を特定することが重要です。原因が分からないまま対処しても、一時的に楽になってもまた同じ症状を繰り返してしまいます。

当院では多角的な検査を通して、あなたのむち打ち症の根本原因を見つけだします。そして、検査結果をもとに筋肉や関節という身体の構造と血液や神経など身体の機能を改善する施術を行います。

さらに、痛みが良くなった後も再発しないよう、日常生活での姿勢や動作の改善方法をお伝えします。あなたが生き生きと動ける健康的な毎日を長く維持できるよう、しっかりサポートします。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。症状が現れている箇所だけではなく、むち打ち症の原因にアプローチすることでその場しのぎではない施術を経験豊富な院長が行います。

当院でむち打ち症が改善する理由

むち打ち症を改善するためには、症状のある部位だけでなく身体全体を総合的に捉えることが重要です。痛みの根本原因を特定するには、現在の状態を正確に把握し、小さな変化や症状の波を見逃さないことが必要不可欠です。

そのため、当院では検査から施術まで一貫して院長が行うことで、身体のわずかな変化を継続的に観察、評価することができます。この一貫性のあるアプローチが施術効果を高め、豊富な改善実績につながっています。

薬に頼りたくない方や、これまでの治療で十分な効果が得られなかった方も、新たな視点からのアプローチで改善の可能性があります。あきらめずにご相談ください。

むち打ち症のQ＆A

むち打ち症は自然に治りますか？

軽度のむち打ち症は適切な安静により自然治癒することもありますが、多くの場合は専門的な施術が必要です。放置すると慢性化のリスクが高まるため、早めの施術開始をお勧めします。

むち打ち症の人がやってはいけないことは？

急性期の激しい運動や首のマッサージ、長時間の同一姿勢は避けましょう。また、症状を我慢して無理をすることは回復を遅らせるため注意が必要です。

事故から時間が経ってから症状が出ることはありますか？

事故直後は興奮状態で痛みを感じにくく、12時間から48時間後に症状が現れることが多くあります。1週間後に症状が出現する場合もあるため、事故後は経過注意深く観察することが重要です。

レントゲンで異常がないのに痛みがあるのはなぜですか？

レントゲンでは骨の異常しか確認できません。むち打ち症は筋肉や靭帯、神経の損傷が主な原因のため、画像に写らない場合が多いです。

むち打ち症の治療期間はどのくらいかかりますか？

症状の程度により異なりますが、軽度なら数週間、重度の場合は数ヶ月から1年以上かかることもあります。早期施術開始が回復期間短縮の鍵となります。

天気が悪いと症状が悪化するのはなぜですか？

気圧の変化により血流や自律神経に影響が生じ、炎症や筋緊張が増強されることで症状が悪化すると考えられています。

むち打ち症が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の構造と機能にアプローチし自然治癒力を高める施術はむち打ち症と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

むち打ち症は早く対処すればするほど、改善までの期間が短くなります。むち打ち症の患者さんを数多くみてきた経験から、身体の状態を正しく把握し適切に対処すれば身体は変わります。

改善まで責任をもって私が施術を行いますので、ひとりで悩まず、お気軽にご連絡ください。