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膝の痛みでお困りの50代女性の方からLINEでお問い合わせをいただきました。
ご本人了承のもと、同じようなお悩みをお持ちの方にむけて、解説を加えたうえで共有いたします。(なお、ご本人には返信済みです)
約2か月前から右膝に違和感を覚え始め、最初は軽い違和感程度でしたが、徐々に症状が悪化してきました。最近では、床から立ち上がる際や階段の昇り降りの際に膝の内側に痛みを感じるようになり、日常生活に支障をきたすようになってきました。
買い物に行く際にも階段や段差を避けるようになり、外出を控えめにしています。また、長時間座っていると膝が固まってしまい、立ち上がる際に痛みが強くなることもあります。
このような症状について、どのような原因が考えられるのでしょうか(家族からは軟骨がすり減ってきているのではないかと言われます)。また、痛みを抑えるために自宅でできることがあれば教えていただけますと幸いです。
あと、整骨院での施術は私の症状に対して効果が期待できるのかについても、ご意見をいただければと思います。
お忙しいところ恐縮ですが、ご回答いただけますと大変助かります。どうぞよろしくお願いいたします。
こんにちは ご質問ありがとうございます。当院にも膝の痛みのため、階段の昇り降りがつらい等の症状でお悩みの方が多く来院されています。
50代の女性に多く見られる膝の痛みの主な原因は「変形性膝関節症」です。これは、膝関節内のクッションの役割を果たす軟骨がすり減ることで起こります。
加齢に伴い、軟骨の弾力性が失われていくのが主な要因ですが、過去の怪我や靭帯損傷、半月板損傷なども原因となることがあります。
また、女性は男性に比べて筋肉量が少ないため、軟骨への負担が大きくなりやすいのも特徴です。さらに、閉経後のホルモンバランスの変化も関係している可能性があります。
膝の痛みに対して、自宅でもいくつかのケアが可能です。まず、痛みが強く、膝が腫れて熱を持っている場合は、安静にすることが大切です。
ただし、完全に動かさないのではなく、痛くない範囲で軽く膝を曲げ伸ばしするなど、適度な運動を心がけてください。また、膝のサポーターなどで動きを制限することも効果的です。
ストレッチも重要です。寝ながらや座りながら行える簡単なストレッチがおすすめです。例えば、椅子に座った状態で膝を伸ばし、足首を手前に引き寄せるストレッチは、膝周りの筋肉をほぐすのに効果的です。
レッグレイズという運動も効果的です。
太ももの前側の筋肉は、膝の関節を支える機能があるため、この筋肉を強くすることで膝の負担を軽くすることができます。
やり方は、まず仰向けに寝て、片方の膝は立てます。もう片方の膝は伸ばしたまま30センチほど上げて5秒間その位置を維持します。そしてゆっくりと下します。この動作を左右10回ずつ行うようにしてください。
自宅でのケアだけではなかなか改善にしなかった場合は、整骨院での施術は、膝の痛みの改善に有効です。
膝の痛みは、膝そのものに原因がある場合と、姿勢や体の使い方で膝に負担をかけていることで痛みが起こっていること場合があります。
ですから、姿勢や歩き方、その他様々な検査から、膝の痛みの原因を特定して、それに応じた施術を行うことで、効果的な改善が期待できます。
膝の痛みは放置すると悪化する可能性があります。早めの対処が大切ですので、気になる症状がある方は、ぜひ一度ご相談ください。私たちが責任を持って、皆様の健康的な生活をサポートいたします。
当院では部位ごとに症状別ページをまとめています。ぜひご覧になってみてください。
当院であなたのお悩みに対応可能どうかを5秒で調べることができる症状検索ページもご活用ください。