
院長:表川お気軽にご相談ください!


こんにちは、滋賀県守山市にある大樹整骨院院長の表川大樹です。今日は「あぐらの姿勢をとろうとすると股関節が痛くなる」「最近、あぐらがうまくかけなくなった」というお悩みについて、じっくりお話ししたいと思います。
実は、このお悩みを抱えている方は、40〜50代の女性にとても多いんです。
「先日、ヨガ教室であぐらで座ろうとしたら、右の足の付け根にズキッと痛みが走ってしまって…。先生、これって病気ですか?」と不安そうに来院されたMさんのことが、今でも印象に残っています。
こんなお悩みはありませんか?
そのお気持ち、とてもよくわかります。「病院に行くほどのことなのかな」と迷いながら、ひとりで抱え込んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、股関節の痛みの原因から、自宅でできる対処法、そして受診すべき目安まで、わかりやすくお伝えします。ひとりで悩まずに、まずは知ることから始めてみてください。


「あぐらがかけない」というお悩みは、単なる体の硬さだけが原因ではないことが多いです。30年以上の臨床経験を通じて、同じ症状でも原因がひとりひとり違うことを実感しています。だからこそ、原因をきちんと見極めることがとても大切なんです
「体が硬いだけでしょ」と思っている方もいるかもしれませんが、股関節まわりに痛みが出るときは、いくつかの異なる原因が考えられます。自分がどのタイプなのかを知ることが、改善への第一歩になります。まずは、あぐらの姿勢が股関節にどんな負担をかけるのかを理解しておきましょう。
あぐらをかくときは、股関節を外側に大きく開く(外旋)と同時に、曲げる(屈曲)動作が同時に起こります。この複合的な動きに対応できるだけの柔軟性や安定性が股関節に備わっていないと、痛みや詰まり感が生じてしまうんです。
股関節はお椀の形をした骨盤の受け皿(臼蓋:きゅうがい)に、大腿骨の丸い頭がはまっている構造になっています。この関節がうまく動かないとき、骨と骨がぶつかったり、まわりの筋肉や腱が引っ張られたりして痛みが出てきます。
最も多い原因のひとつが、股関節をとり囲む筋肉の緊張や硬さです。特に、太ももの内側にある内転筋群や、お尻のまわりにある梨状筋(りじょうきん)などが硬くなると、あぐらのような外に開く動きが制限されてしまいます。
長時間のデスクワークや、座りっぱなしの生活が続くと、股関節まわりの筋肉はどんどん縮こまっていきます。「最近あまり動いていないな」という心当たりがある方は、このタイプの可能性が高いです。
骨盤が前後左右に傾いていたり、ゆがんでいたりすると、股関節の向きや動ける方向に影響が出てきます。骨盤の土台が崩れた状態では、あぐらをかいたときに股関節に余計な負荷がかかることがあります。
「股関節が痛いと思っていたら、実は骨盤のゆがみが原因だった」というケースは、当院でもよく見られます。股関節だけでなく、腰痛や膝の痛みを同時に抱えている方は、骨盤が関わっているサインかもしれません。
40〜50代の女性に特に多いのが、変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)という病態です。股関節の軟骨が少しずつすり減り、骨と骨が直接ぶつかるようになることで、動くたびに痛みが出てきます。
また、もともと股関節の受け皿(臼蓋)が浅い臼蓋形成不全という構造的な問題が、年齢とともに症状として現れてくることもあります。この場合は、加齢とともに痛みが強くなっていく傾向があり、早めの対応が大切になってきます。
やや聞きなれない言葉ですが、あぐらや深くしゃがむ動作をしたときに「股関節の奥がつまる感じ」「引っかかる感じ」がする場合、大腿骨と骨盤の骨が衝突しているFAIという状態の可能性があります。
以前は整形外科でもあまり認識されていませんでしたが、近年では広く知られるようになってきました。若い世代でも起こりうる原因のひとつです。
筋肉の疲れや一時的な硬さであれば、安静にすることで落ち着いてくることもあります。しかし、次のような症状が見られるときは、放置すると悪化してしまう可能性があります。ひとつでも当てはまるものがあれば、早めに専門家に相談することをおすすめします。
「たまにあるだけだから大丈夫」と感じていても、身体はずっとサインを出し続けています。痛みがあるうちは、無意識に痛くない側をかばって歩いてしまうので、腰や膝への負担が積み重なってしまうんです。
痛みが出始めたとき、まず「自分でできることはないか」と考える方が多いと思います。ここでは、股関節の動きをやさしくサポートするセルフケアをご紹介します。ただし、強い痛みがある状態で無理に動かすことはNGです。痛みが強いときは、まず安静にしてください。
あおむけに寝た状態で行うので、痛みが強くない方にとって始めやすいストレッチです。無理な力を入れず、ゆっくりと呼吸に合わせて行ってください。
あおむけに寝て、両膝を立てます。片方の足首を反対の太ももの上にのせ、足を数字の「4」の形にします。そのまま20〜30秒キープしながら、深呼吸を続けてください。ゆっくりと戻して、反対側も同じように行います。
「痛みはないけれど、つっぱる感じがある」という程度が適切な強さです。「痛い」と感じたらすぐに止めてください。
同じくあおむけに寝て、片方の膝を両手でやさしく抱えます。膝をゆっくりと胸に近づけるように引き寄せながら、20〜30秒保持します。このとき、反対側の脚は床にまっすぐ伸ばしておきましょう。
股関節の後ろ側やお尻の筋肉に、じわっと伸びる感覚があればOKです。朝起きたときや、お風呂上がりの身体が温まっているタイミングで行うとより効果的です。
ストレッチ以外にも、日常生活のなかで少し意識するだけで股関節への負担を減らすことができます。
ちょっとした生活習慣の工夫が、股関節への慢性的な負担を少しずつ和らげていきます。「続けられること」が何より大切ですから、できそうなことから取り入れてみてください。
股関節の痛みを感じたとき、「まず病院に行くべきか、整骨院でいいのか」と迷う方はとても多いです。この判断は、症状の状態によっても変わってきます。
転んだり、ぶつけたりした後に急に痛みが出た場合は、骨折の可能性を除外するためにも整形外科でのレントゲン検査をおすすめします。また、痛みがどんどん強くなっている、体重をかけると激痛がある、という場合も同様です。
原因がはっきりしない慢性的な痛み、「病院に行ったけれど異常なしと言われた」という方、「薬を飲んでも根本的に変わらない」という方には、筋肉・関節・骨盤・姿勢・歩行といった多角的な視点からのアプローチが有効なことが多いです。
当院では整形外科と連携した提携医療機関でのレントゲン撮影のご案内も行っていますので、「どこに行けばいいかわからない」という方も安心してご相談ください。
| よくある疑問 | 院長からの回答 |
|---|---|
| 自然に治りますか? | 一時的な筋肉の疲れであれば安静で落ち着くこともありますが、変形性股関節症などの構造的な問題は自然に改善することは難しいです。早めのアプローチが重要です。 |
| やってはいけない動作は? | 痛みが出る動作の繰り返し、無理に股関節を深く曲げる動作、長時間の立ちっぱなしや歩行は避けましょう。 |
| 若い人でも起こりますか? | はい、FAI(骨の衝突)や先天的な臼蓋形成不全など、若い世代でも起こる原因があります。 |
| 腰痛とも関係しますか? | 密接に関係しています。股関節の動きが悪くなると腰に負担がかかり、腰痛や膝の痛みに連鎖することがよくあります。 |
当院では、股関節の痛みでお困りの方に対して、関節・筋肉・神経・姿勢・歩行の5種類の独自検査を行い、あなたの股関節の痛みの根本にある原因を丁寧に探っていきます。
「同じあぐらで痛いという症状でも、原因はひとりひとりまったく違う」というのが、30年以上の臨床を通じて確信していることです。だからこそ、検査なしに施術をスタートすることは当院では行っていません。
院長である私が、問診から検査、施術まで一貫して担当しますので、「先生によって言うことが違う」「毎回説明し直している」といったストレスもありません。お身体の小さな変化も見逃さず、改善されるまでしっかりと寄り添います。
「もう何年もこの痛みとつき合ってきた」という方も、ぜひあきらめないでください。身体の状態を正しく把握して、適切にアプローチすれば、必ず変化は起こります。
「あぐらで足の付け根が痛い」「股関節がつまる感じがする」というお悩みは、単に体が硬いだけではなく、筋肉の緊張・骨盤のゆがみ・変形性股関節症・FAIなど、さまざまな原因が絡んでいることが多いです。
原因によって対処法はまったく異なりますから、「なんとなく痛い気がする」という段階から、できれば専門家に相談していただくことが大切だと私は思っています。自己判断での無理なストレッチや、痛みを我慢して動き続けることが、悪化につながるケースをこれまで何度も目の当たりにしてきたからです。
あなたのその股関節の痛みには、きちんと原因があります。そして、原因がわかれば、改善への道は必ずあります。ひとりで悩まず、いつでも気軽にご相談ください。あなたが痛みなく、好きなことを楽しめる毎日を取り戻せるよう、全力でサポートします。
【監修:柔道整復師・鍼灸師 表川大樹】



