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その朝の不調、更年期?天気痛?原因の見分け方を解説

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こんにちは、滋賀県守山市にある大樹整骨院院長の表川大樹です。今日は「雨の日や季節の変わり目になると体がどっと重くなる」というお悩みについて、じっくりお話しさせてください。

「先生、最近は雨が降りそうになると頭が痛くて、朝から起きられない日が増えてきたんです。更年期のせいなのか、天気のせいなのか、もうわからなくて…」というご相談を、40代後半から50代の女性の患者さんからよくいただきます。

天気痛と更年期のつらさが重なっているとき、どちらが原因かわからないまま市販薬を飲み続けてしまっていませんか?じつはこのふたつ、深いところでつながっているんです。

院長:表川

更年期のホルモン変化と気圧の変動が重なると、自律神経への負担がふたつ分になってしまうんです。だから「なんでこんなにつらいの?」と感じるのは、あなたのせいではありません

目次

「天気のせい」で片付けてしまっていませんか

気圧や気温の変化で体調が崩れることを、気象病とか天気痛と呼びます。頭が痛くなったり、めまいがしたり、体がだるくて動けなかったり。症状のあらわれ方は人それぞれですが、天気が崩れる前後に不調が集中するという点は共通しています。

更年期のさなかにある女性が「天気痛がひどくなった」と感じやすいのには、はっきりとした理由があります。更年期による体の変化と気圧の変動が、ちょうど重なりやすい時期だからです。どちらかひとつでもしんどいのに、それが同時にやってくる。だからこそ、症状が強く出てしまうんですね。

ひとつひとつを理解してみると、対策の糸口が見えてきます。

ホルモンと気圧、ふたつの乱れが体に起こすこと

更年期になると、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が大きく揺らぎながら低下していきます。このホルモンは、自律神経のバランスを整える働きにも深く関わっています。ホルモンが揺らぐと、自律神経も一緒に不安定になりやすくなるんです。

自律神経が乱れると、気圧の変化に対する体の適応力がぐんと下がります。健康な状態であれば、ちょっとした気圧の変動は体がうまく吸収してくれるのですが、自律神経が疲れているときはそのバッファーがなくなってしまいます。

もともと人間の体には、耳の奥にある「内耳」という器官が気圧の変化を感知する仕組みがあります。この内耳が気圧の変動を敏感にとらえすぎると、脳に「大変なことが起きている」というシグナルが送られます。その結果として、頭痛やめまい、吐き気、全身の倦怠感といった反応があらわれてくるわけです。

更年期にはホルモンの変動によってこの内耳の感受性が高まりやすくなると言われています。だから「若いころは雨でも平気だったのに、最近になって急に天気痛がひどくなった」という方がとても多いんです。

朝のつらさが特に強く出る理由

「朝が一番しんどい」という声をよく聞きます。夜は眠れたはずなのに、朝起きたら頭が重くて体がだるくて、今日一日どうやって乗り越えようかと思ってしまう。そんな経験はありませんか?

朝の時間帯は、体が睡眠中の「副交感神経が優位な状態」から、活動のための「交感神経が優位な状態」に切り替わる、自律神経にとっての大仕事の時間です。この切り替えがうまくいかないと、体がなかなか目覚めてくれません。

更年期の自律神経の乱れは、この朝の切り替えをさらに難しくしてしまいます。雨が降る前のような気圧変動が加わると、体はダブルのストレスを受けることになります。だから朝の不調が特に強く出やすいのです。

「ぐっすり寝たはずなのに疲れが取れない」「目が覚めても体が鉛のように重い」というのも、このような自律神経の切り替えがうまくいっていないサインのひとつです。

季節の変わり目に不調が集中するのはなぜ?

春から夏、夏から秋、秋から冬への移り変わりの時期。このような季節の変わり目には、気温と気圧の変動がとくに激しくなります。

一日の寒暖差が大きくなったり、低気圧が次々とやってきたりする時期は、体が外の環境に適応するために自律神経をフル活動させなければなりません。もともと更年期で自律神経が疲れやすくなっているところに、この季節の変わり目の負担が重なると、体がついていけなくなってしまいます。

「毎年この時期がしんどい」という感覚がある方は、決して気のせいではありません。体がきちんとそのサインを出しているんです。

「気象病?それとも更年期?」どちらか迷ったとき

多くの方が、「これは更年期の症状なの?それとも天気のせいなの?」と迷っておられます。この区別がつかないこと自体、じつはとても自然なことです。

症状が天気の変化と連動しているかどうかが、ひとつの手がかりになります。たとえば、雨の前日や台風が近づいているときに決まって調子が悪くなる、晴れると少し楽になるというパターンがあるなら、気圧の変化が大きく関わっている可能性があります。

一方で、天気に関係なく毎日しんどい、ほてりや寝汗がひどい、気持ちの落ち込みが続くというようなときは、更年期の症状が主体になっているかもしれません。ただ多くの場合は、ふたつが複雑に重なりあっています。どちらかひとつに決めようとするよりも、「ふたつが重なって体に負担をかけている」と理解したうえで対処していくほうが、改善への近道になります。

日常でできる、体への優しいいたわり方

完全に天気をコントロールすることはできませんし、更年期という体の変化は自然なことです。ただ、体の状態を整えておくことで、気圧の変動を受けても揺れ幅を小さくすることはできます。

生活の中で少し意識するだけで体の負担が変わることがあります。毎朝同じ時間に起きて光を浴びることは、自律神経のリズムを整えるうえでとても助けになります。眠る前にスマートフォンの光を浴び続けることや、夜遅い時間の食事は、自律神経の夜の回復を妨げやすいので注意が必要です。

食事については、バランスを整えることをまず心がけてください。大豆食品に含まれるイソフラボンは、更年期の体を支える栄養素として注目されています。水分をこまめにとることも、血液の流れと自律神経の働きを助けてくれます。

体を動かすことは大切ですが、「ちゃんと運動しなければ」と無理に頑張る必要はありません。散歩や軽いストレッチなど、楽しめる範囲で体を動かすことで、自律神経のバランスが少しずつ整っていきます。

耳の周りをやさしくほぐすマッサージも、内耳の血流を助ける効果が期待できます。耳たぶを上下や前後に軽く引っ張り、耳全体を手のひらで包んでゆっくりと動かしてみてください。お風呂上がりなど、体が温まっているときに行うと気持ちよくできます。

「薬を飲んでもすっきりしない」という方へ

市販の頭痛薬で一時的に楽になっても、また同じことを繰り返してしまう。そんなお悩みをお持ちの方も多いです。薬は症状を和らげてくれますが、体の内側にある乱れを整えているわけではないため、根本的な解決にはならないことがあります。

「病院では検査で異常なし、と言われてしまった」という方も、ご相談にいらっしゃいます。検査で異常が見つからないということは、内臓などに大きな問題がないということで、それはひとつの安心材料ではあります。ただ、自律神経の乱れや体のバランスの崩れは、通常の検査ではなかなかとらえられないことがあるんです。

そのような方こそ、体全体のバランスを丁寧に診る視点が必要になってきます。症状の出ている場所だけでなく、姿勢や関節の動き、筋肉の張り具合、歩き方まで含めた全体の状態を見ることで、薬だけでは気づかなかった原因が見えてくることがあります。

天気が崩れても普通に過ごせる日を取り戻すために

「雨が降りそうな日は憂鬱」「台風のニュースが怖い」「季節の変わり目だけがとにかく苦手」。そんな生活から抜け出したいとお考えの方は、ぜひ一度、専門家に体の状態を診てもらうことを考えてみてください。

ひとりで抱え込んでいても、体の根本にある乱れは整いません。私自身、30年以上にわたって多くの患者さんの不調に向き合ってきましたが、きちんと原因を特定して体の状態を整えることで、「天気が悪い日でも普通に動けるようになった」という変化を実感される方をたくさんみてきました。

あなたが感じているつらさは、きちんと向き合えば必ず変わることができます。「もう仕方ない年齢だから」と諦めないでください。天気の変化に揺さぶられない体に近づくことは、決して夢ではありません。

ひとりで悩んでいないで、まずは気軽に話しかけてみてください。どんな小さなことでも、お悩みをいつでもお聞きします。守山の地で15年以上、あなたのような方の体に真剣に向き合ってきた場所が、ここにあります。

【監修:柔道整復師・鍼灸師 表川大樹】


院長:表川

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