
院長:表川お気軽にご相談ください!


こんにちは、滋賀県守山市にある大樹整骨院院長の表川大樹です。
朝、目が覚めてベッドや布団からすっと立ち上がった瞬間に、頭がふわっと浮くような感覚がして、思わず壁に手をついた経験はありませんか。あるいは夜のお風呂上がりに立ち上がったとき、ぐらっとして「あ、またか」とため息をついたことが続いていませんか。
そういった症状を「ちょっとした貧血かな」とか「疲れているだけかな」と思って、そのままにしてしまうことってよくありますよね。でもじつは、そのふわふわした感覚、からだがなにかを伝えようとしている大切なサインの可能性があるんです。
こんなお悩みはありませんか。


こうした症状は「疲れのせい」とかたづけてしまいがちですが、じつはからだの自律神経の働きと深くつながっていることがとても多いのです。
この記事では、立ち上がるとふわふわする感じや浮遊感・不安定感が起きる理由を、からだのしくみからわかりやすくお伝えしていきます。朝に症状が出やすい理由や入浴後にふわふわしやすいわけ、そして自律神経との深い関係まで丁寧に解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
めまいというと「くるくると部屋が回って見える」というイメージを持つかたが多いかもしれません。でも今回お話しするのは、そういった回転するめまいとはちがう種類のものです。
頭がぼーっとするような、まるで雲の上を歩いているような感覚、地面がしっかり感じられなくてからだがゆらゆらしているような感じ、これが「ふわふわするめまい」の特徴です。痛みをともなうわけでもなく、ぐるぐる回るわけでもないので、「めまいとはちがうかも」と気づきにくいのもこの症状の特徴のひとつです。
ふわふわ・ゆらゆらとした感覚のめまいは、医学的に「浮動性めまい」と呼ばれています。耳の問題からくる回転性のめまいとはメカニズムがちがい、自律神経の乱れや血圧の調節がうまくいかないことが主な原因のひとつとされています。
だから、病院で検査をしても「異常なし」と言われたのにふわふわが続くというかたも少なくありません。「どこにいけばいいかわからない」と途方に暮れてしまうかたのお気持ち、とてもよくわかります。
立ち上がった瞬間にふわふわする、あるいはぐらっとする感覚…これはからだの中でどんなことが起きているのでしょうか。その仕組みを知ることで、なぜ朝や入浴後に症状が出やすいのかも自然とわかってきます。からだの中でおきていることをいっしょに見ていきましょう。
ひとが横になっていたり座っていたりする状態から立ち上がると、重力によって血液が足のほうへと集まります。このとき、からだは自動的に心臓の拍動を速くしたり、血管を収縮させたりして、頭への血流を保とうとしています。
しかしこの調節が素早くできないと、立ち上がった直後に頭への血液が一時的に不足してしまいます。その結果として、ふわっとした浮遊感や、めまいのような不安定な感覚があらわれるのです。
この血圧の調節をにないているのが、自律神経です。自律神経は意識しなくてもからだを動かしつづけてくれているシステムで、心臓のリズム、血管のひろがり、消化、呼吸など、ありとあらゆる機能をコントロールしています。
朝起き上がったときのふわふわ感に悩んでいるかたは、特に多いように思います。朝という時間帯がこの症状を引き起こしやすい理由には、いくつかのポイントがあります。自分のからだで何が起きているのか知っておくと、少し気持ちがらくになるかもしれません。
わたしたちは眠っている間、からだを休める「副交感神経」が優位な状態になっています。心拍数も血圧もおだやかに下がり、からだ全体がゆったりとリラックスしています。
そんな状態から急に起き上がると、からだは一気に活動モードに切り替えようとします。ところが自律神経の切り替えがうまくいかないと、血圧の上昇が追いつかず、頭がふわっとしやすくなってしまうのです。
また、朝は睡眠中に水分が失われているため、血液の量が少なくなっています。水分が少ないぶん血圧が上がりにくく、立ち上がったときの調節がさらに難しくなります。これも朝にふわふわしやすい大きな理由のひとつです。
目が覚めてすぐにサッと起き上がるくせのあるかたは、少し注意が必要です。ゆっくりと段階をふんで起き上がることが、朝のふわふわを和らげるための第一歩になります。たとえば、まず横向きになり、次に足をベッドの端からおろして座った状態でしばらくとどまってから、ゆっくり立ち上がるといった動作が理想的です。
「急がば回れ」ということばのとおり、朝のひと手間がからだへのやさしさにつながります。特に朝が苦手なかた、朝ごとにふわふわ感がつらいかたは、ぜひ試してみてください。
お風呂上がりにぐらっとした経験があるかたも多いのではないでしょうか。入浴後のふわふわ感も、じつは立ち上がり時と似たようなしくみで起きています。からだが温まった状態での急な体位変換が、症状を引き起こしやすいのです。
温かいお湯につかると、からだが温まり、血管が全体的にひろがります。血管がひろがると、血液が体の表面や手足のほうにたくさん流れるようになります。
この状態で湯船から急に立ち上がると、頭への血液の量がぐっとへってしまいます。からだが温まっているぶん血圧も変動しやすく、自律神経による調節がさらに追いつきにくい状態になっています。だから入浴後のふわふわ感はとても起きやすいのです。
特に長時間の入浴や、熱めのお湯への入浴のあとは注意が必要です。お風呂上がりは、焦らずゆっくりと立ち上がるようにこころがけてみてください。湯船のへりにしばらく腰をかけて、からだが落ち着いてから動きだすだけでもちがいますよ。
ここまでお読みいただいて、「自律神経」というキーワードが何度も出てきたことに気づかれた方も多いかもしれません。立ち上がりのふわふわ感や浮遊感・不安定感は、この自律神経の働きの乱れと、深いところでつながっていることがおおいのです。自律神経がどんな役割を果たしているのかを知っておくと、症状への理解がぐっと深まります。
自律神経は、活動するときに活躍する「交感神経」と、休むときに活躍する「副交感神経」のふたつで成り立っています。このふたつがバランスよく切り替わることで、わたしたちのからだは健康に保たれています。
ところが、ストレスや睡眠不足、不規則な生活、長時間の同じ姿勢などがつみ重なると、この切り替えがうまくいかなくなります。すると、立ち上がったときの血圧調節に問題が生じ、ふわふわした浮遊感や不安定感があらわれやすくなります。
自律神経の乱れによって立ち上がり時の血圧・血流調節がうまくいかない状態が続くと、「起立性調節障害」と呼ばれる状態になることがあります。子どもや思春期に多いといわれていますが、大人にも十分起こりうる症状です。
朝の立ち上がりのふわふわ感が慢性的に続いているかた、午前中は特にからだが重い・入浴後にも症状が出やすいというかたは、この状態に近いことがあるかもしれません。「なんとなく続くつらさ」の原因が、じつは自律神経の調節にあることは、思っているよりもずっと多いのです。
毎日の生活のなかに、ふわふわ感を引き起こしやすいくせや習慣が隠れていることがあります。「もしかして自分も…」と思うものがあれば、少し意識してみるといいかもしれません。無理に全部変えようとしなくていいんです。できることからちょっとずつでかまいません。
水分をあまりとらないと、血液が濃くなり流れにくくなります。そうなると血圧の変動も大きくなりやすく、立ち上がったときのふわふわ感につながることがあります。特に朝は水分が不足しがちなので、起きてすぐにコップいっぱいのお水を飲むだけでも、からだの状態が変わることがあります。
睡眠の質は自律神経と深くつながっています。夜ふかしの習慣や、寝る直前までスマートフォンを見る習慣は、交感神経を刺激して副交感神経への切り替えを妨げることにつながります。できるだけ一定の時間に眠るようにするだけでも、自律神経のバランスが整いやすくなります。
デスクワークやレジ作業など、長時間同じ姿勢でいることも自律神経に影響を与えることがあります。こまめにからだを動かしてあげることが、血流を保つためにとても大切です。「ちょっと肩を回す」「少し立ち上がって歩く」、そんな小さな積み重ねがからだを守ることにつながっています。
立ち上がったときのふわふわした感覚、朝のたびに感じる浮遊感や不安定感は、「たいしたことない」ではなく、からだからのたいせつなメッセージかもしれません。痛みがないからといって見過ごしてしまうのではなく、まずその原因をきちんと知ることがとても大事だとわたしは思っています。
わたしは30年以上の施術経験のなかで、こうした症状を抱えてご来院されるかたと数えきれないほど向き合ってきました。「病院に行くほどでもないかな」「整骨院でこんな相談をしていいのかな」と思われているかたも多いのですが、どうかひとりで抱え込まないでほしいのです。
関節・筋肉・神経・姿勢・歩き方など、からだ全体を丁寧に診ていくことで、表面には見えていない原因が見つかることがよくあります。ふわふわ感の根っこにあるものをいっしょに探していきましょう。
「このふわふわ感、もしかして起立性調節障害かも…」と気になったかたは、ぜひいちど専門家に相談してみてください。大樹整骨院では、院長が問診から検査・施術まで一貫して担当し、お一人おひとりのからだの状態を丁寧に診させていただいています。JR守山駅から徒歩5分、平日は21時まで診療しており、完全予約制なので待ち時間もありません。
あなたのからだのことを、いちばんよく知っているのはあなた自身です。その小さな「あれ、おかしいな」という感覚をたいせつにして、どうかひとりで悩まないでくださいね。いつでもお気軽にご連絡ください。
【監修:柔道整復師・鍼灸師 表川大樹】



