座りすぎが腰痛の原因?
先日参加した研修会で興味深い話を聞いてきました。
日本人は世界一長く座っている
日本人は先進諸国の中でダントツに座っている時間が長いそうです。
確かに仕事ではデスクワークが中心になり、通勤は一時間近く電車や車で座っています。家でもスマホやパソコンを見ています。
運動する習慣もあまりないですからね。
長時間座っていると脚の筋肉を使わないので、血流が悪くなり、全身への酸素の運搬が悪くなります。
また、筋肉を動かさないので代謝も悪くなり、糖尿病、がん、認知症のリスクが高まります。
立っているよりも座っている方が腰には負担がかかる
腰痛の患者さんに話を聞くと
長時間座っていると腰が痛くなる
立ったり、座ったり動作を変えるときに痛くなる
前かがみになると痛くなる
と言われることが多いです。
それは、腰の椎間板にかかる圧力の変化によるものです。
上の図をみると真っ直ぐ立っている時を基準の100とした場合
座った時には140となり1.4倍の負担が腰にかかります
さらに座って前に身体を倒すと185となり約2倍近く腰に負担がかかります。
デスクワーク中心の現代社会においては腰痛は必然なのかもしれません。
最近では、立ってパソコン作業をできるようにする会社もあるようです。
長時間座ったままにならないように
30分に一回は立ち上がって身体を動かす
トイレにいったり、水を飲みにいったり、ごみを捨てにいったり
何か動く理由を作って座ったままにならないように意識してください。