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守山市の大樹整骨院

こんなお悩みありませんか?

車の運転で右のお尻が痛む!?坐骨神経痛の原因と即効性のある対処法

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滋賀県守山市で整骨院を開業しながら、ランニングライフを楽しんでいます!

こんにちは、滋賀県守山市にある大樹整骨院院長の表川大樹です。

「車の運転をしていると右のお尻が痛くなってきて辛いです。」

「運転中なので、どうすることもできなくて困っています。」

50代女性のAさんが困った様子で来院されました。

 

詳しくお聞きすると、車で30分かけて通勤しており20分くらい運転していると右のお尻から太ももにかけて痛みが出てくること。痛みがでると、握りこぶしを作って痛い部分を押さえて痛みを紛らわしていること。仕事はデスクワークで座っていることが多く、長時間座っていると右のお尻が痛くなることも教えてくださいました。

 

今回は、多くの方が悩んでいるお尻の痛み「坐骨神経痛」について、特に車の運転中に感じる痛みに焦点を当てて解説していきます。

 

毎日の通勤や送迎で欠かせない車の運転。でも、ハンドルを握るたびに右のお尻が痛くなって、ため息をついていませんか?そんな悩みを抱える皆さんに、原因と対処法をお伝えします。

 

なぜ運転中に右のお尻が痛む?坐骨神経痛と生活習慣の意外な関係

坐骨神経痛は、その名の通り坐骨神経が圧迫されることで起こります。坐骨神経は、人体最長・最大の神経で、背骨からお尻を通って足の先まで伸びています。

この神経が圧迫されたり炎症を起こしたりすると、鋭い痛みやしびれ、違和感として感じられるのです。

 

でも、なぜ運転中に痛くなるのでしょうか?

 

ちょっと想像してみてください。朝、急いで家事をこなし、そのまま車に飛び乗って出勤します。オフィスでは一日中デスクに向かい、帰りにはまた車の運転…。この一連の動作が、実は坐骨神経痛を引き起こす原因になっているのです。

 

坐骨神経痛を引き起こす主な要因

1. 長時間の座位姿勢
デスクワークや運転で同じ姿勢を続けると、お尻の筋肉や太もも裏の筋肉が固まります。固くなった筋肉は血流が悪くなり、酸素や栄養分を運べなくなりやがて疲労してしまいます。ちょうど水やりのホースを踏むと水の出が悪くなるように、その先に栄養分を運べなくなります。疲労した筋肉はさらに固くなり、坐骨神経を圧迫します。

 

2. 体重が右側のお尻にかかる姿勢
シートに浅く座っていたり、シートバックを倒しすぎていたりすることにより、猫背や骨盤が後ろに倒れてしまいます。その結果、背骨全体のラインが崩れ、神経への負担を増やしてしまいます。

 

また、右足でアクセルやブレーキを操作することにより、知らず知らずのうちに右側に体重がかかることも、右側のお尻の筋肉に負担をかけ坐骨神経を圧迫することになります。

 

3. 運転中の振動
車の振動が、すでに疲れた筋肉をさらに緊張させてしまいます。この持続的な振動は、筋肉に負担をかけ、神経への圧迫を悪化させる可能性があります。

 

4. ストレスや緊張
精神的なストレスは、知らず知らずのうちに体に力が入ってしまい、特に腰回りの筋肉を緊張させやすくなります。通勤ラッシュなどのストレスフルな運転環境が、これを助長することもあります。

 

そんな状態が続くと不安になりますよね。

でも安心してください。ちょっとした工夫でその不安を和らげることができます。

 

運転中でもできる!坐骨神経痛の痛みを和らげる即効性のある対処法

運転中に痛みが出てきたら、どうすればいいのでしょうか?安全運転を第一に考えながら、以下の方法を試してみてください。

 

1. 深呼吸とお尻の力を抜く
信号待ちなどの短い停車中に、深呼吸をしながらお尻の力を意識的に抜きます。これだけでも血流が改善され、痛みが和らぐことがあります。腹式呼吸を意識し、吐く息を長くすることで、自律神経が整い、筋肉の緊張も和らぎます。

 

2. 骨盤倒し
安全な場所に停車したら、シートに浅く座り骨盤をゆっくり前後に倒します。この時に背骨も一緒に動かすようにしてください。骨盤を前に倒したときは、背骨を反る。骨盤を後ろに倒したときは、背骨を丸める。これを各5回ずつ。これにより、固くなった腰回りの筋肉がほぐれ、血行が促進されます。動かす範囲は無理のない程度で構いません。

 

3. お尻歩き
同じく停車中に、お尻を左右に動かして「歩く」ように動かします。これで固まった筋肉をほぐせます。5-10回程度行ってみましょう。この動きは、お尻の筋肉の緊張を和らげるのに効果的です。

 

4. 姿勢の調整
運転席の位置を少し調整するだけでも、負担のかかる部分が変わり、痛みが軽減することがあります。背もたれの角度を少し変えたり、座面の高さを調整したりしてみましょう。理想的には、膝が軽く曲がる程度の高さで、背筋が自然に伸びる位置が最適です。

下記に適切な姿勢について書かれているサイトがありますので、参考にしてみてください。

適切な運転姿勢とは? | JAF クルマ何でも質問箱

 

5. クッションの活用
腰椎をサポートする小さなクッションを使用すると、長時間の運転での負担が軽減されます。市販の腰痛用クッションや、タオルを丸めたものでも代用できます。

 

6. ストレッチ休憩
長距離運転の際は、1-2時間おきに休憩を取り、簡単なストレッチを行いましょう。例えば、両手を頭の後ろで組んで、上半身を左右にゆっくり倒す動作は、脇腹から臀部にかけての筋肉を伸ばすのに効果的です。

 

 坐骨神経痛の再発を防ぐ!専門家が教える日常生活での予防策とストレッチ

坐骨神経痛は再発しやすい厄介な症状です。でも、日々の小さな心がけで、かなり予防できるんです。ここでは、日常生活での予防策と、効果的なストレッチ方法をご紹介します。

 

日常生活での予防策

1. こまめな休憩と軽い運動
デスクワークの合間に、5分でいいので立ち上がって軽くストレッチ。血流が改善され、筋肉の緊張も和らぎます。例えば、1時間に1回は立ち上がって、その場で軽くつま先立ちをしたり、ゆっくりと背伸びをしたりするだけでも効果があります。

 

2. 正しい姿勢の意識
テレビを見るときも、スマホを見るときも、背筋を伸ばす意識を。家事の最中も同じです。特に長時間同じ姿勢を取る作業(アイロンがけや料理など)では、こまめに姿勢を変えることを心がけましょう。

 

3. 適度な運動
ウォーキングやスイミングなどの低衝撃の有酸素運動は、全身の血行を促進し、筋肉の柔軟性を維持するのに役立ちます。週2-3回、30分程度から始めてみましょう。

 

4. 就寝時の工夫
横向きに寝るときは、膝の間に薄い枕やクッションを挟むと腰への負担が減ります。仰向けで寝る場合は、膝の下に小さな枕やタオルを置くと、腰の自然なカーブが保たれ、負担が軽減されます。

 

5. 温めケア
体を温めることは、固くなった筋肉の緊張を和らげるだけでなく、痛めた神経の負担をも軽くしてくれます。またリラックスすることにより自律神経のバランスを整えてくれます。

 

効果的なストレッチ

以下のストレッチは、朝晩5-10分程度行うことをおすすめします。痛みを感じる場合は無理をせず、できる範囲で行ってください。

 

1. 膝抱えストレッチ

 

仰向けに寝て、片膝を胸に向かって抱え込みます。

20秒キープし、ゆっくり戻します。

左右各3回ずつ行います。

 

2. 臀部ストレッチ

 

仰向けに寝て、右足首を左膝の上に乗せます。

左膝を胸に向かって引き寄せます。

右の臀部に心地よい伸びを感じるまで引き寄せ、20秒キープします。

左右入れ替えて、各3回ずつ行います。

 

3. 腰ひねりストレッチ

 

仰向けで膝を立て、ゆっくり左右に倒します。

肩は床につけたまま、息を吐きながらゆっくり倒します。

各側15秒ずつキープし、5回繰り返します。

 

坐骨神経痛は辛い症状ですが、適切な対処と予防で十分に管理できます。

もしこれらの対処法をおこなっても改善されない場合は、何か他にも原因があるかもしれません。

痛みが長引く場合や、日常生活に支障をきたす場合は,

一人で悩まないでお気軽にご相談ください。

当院がお役に立てるかもしれません。

https://lin.ee/0FmG7K3

【監修 :柔道整復師・鍼灸師 表川大樹】

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