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股関節が痛いときにやってはいけない動作とは

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立ち上がるときや長く歩いた後に、股関節の付け根がじんわり痛む。正座やあぐらが以前よりつらくなってきたけれど、このまま様子を見ていいのか迷う方もいると思います。日によって痛みの強さが違うことや、痛む場所が微妙にずれることも、判断を難しくしているのではないでしょうか。

こんにちは、滋賀県守山市にある大樹整骨院・守山本院院長の表川大樹です。この記事では、臼蓋形成不全が気になるときに、自宅で確認できること、無理に動かさないほうがよい状態、相談を考えたいタイミングについてお話しします。

先に全体像を確認したい方は、臼蓋形成不全の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、日常の生活場面から確認しやすい点を、順を追ってお伝えしていきます。

院長:表川

まず今の状態から確認しましょう

目次

立ち上がるときに股関節がじんわり痛むとき

椅子から立ち上がる瞬間や、歩き出しの一歩で股関節の付け根に痛みを感じる方は少なくありません。動き始めだけ痛んで、しばらく歩くと落ち着くという声もよく聞きます。

この痛みは、股関節の受け皿が本来より浅く、骨の当たり方が偏りやすい状態からくることがあります。長時間座った後や朝起きてすぐに強く出やすく、関節が温まってくると和らぐという方も多く見られます。冷えている時間帯ほど、動き始めの痛みが強く出やすい傾向もあります。

朝、布団から出る前に軽く膝を抱えたり足首を動かしたりしておくと、動き始めの一歩がいくらか楽になる方もいます。急に体重をかけず、少しずつ関節を慣らしていく意識が役立ちます。

正座やあぐらをつい続けてしまう癖

畳や座布団での生活に慣れていると、正座やあぐらを無意識に選んでしまうことがあります。家族との食事や来客時など、床に座る機会は思いのほか多いものです。

  • 正座を長時間続ける
  • 深くしゃがみ込む姿勢
  • あぐらのまま作業を続ける
  • 片脚に体重をかけ続ける立ち方

こうした姿勢は股関節を深く曲げた状態で固定しやすく、負担が一点に集まりやすくなります。椅子や台を使って、床に座る時間そのものを減らしていくことが、遠回りに見えて大切な工夫になります。座布団を重ねて高さを出すだけでも、負担のかかり方は変わってきます。

股関節の受け皿が浅いとはどういうことか

臼蓋形成不全という言葉を聞いて、どの程度の状態なのか分かりにくいと感じる方もいると思います。ここでは、股関節の構造から負担のかかり方を確認していきます。

骨盤の受け皿と骨頭の関係

股関節は、骨盤側の受け皿に太ももの骨の先端がはまり込むことで安定します。この受け皿が浅いと、体重を支える面積が少なくなり、一部分に負担が集まりやすくなります。関節の外側や前側に負担が偏りやすいのも、この構造による特徴のひとつです。

生まれつき浅い方もいれば、成長の過程で少しずつ形が変わる場合もあるとされています。骨の形そのものは自分で変えられませんが、日々の姿勢や動作によって負担のかかり方は変えていくことができます。

誤解されやすい痛みの出方

症状が軽いうちは痛みが出たり消えたりするため、様子を見ているうちに時間が経ってしまうケースもあります。動ける日が続くと、つい安心してしまう方も多いようです。

実は、痛みの強さと股関節の状態が必ずしも比例しないこともあり、違和感の段階で相談される方も少なくありません。痛みが軽いからといって負担が小さいとは限らない、という見方もできます。

重い荷物を持つときにかかる股関節の負担

買い物袋や子どもを抱き上げるときなど、日常の中で股関節に力が集中する場面は意外と多くあります。育児中の方は、抱っこの回数そのものが多くなりがちです。

重い荷物を持ち上げる際に膝を伸ばしたまま腰から曲げると、股関節への負担がさらに増えてしまいます。荷物を体に近づけ、膝を曲げてから持ち上げる姿勢を意識するだけでも、かかる力の集まり方は変わってきます。片側の手だけで持つ癖がある方は、左右で持ち替える意識も役立ちます。

靴を履くときや車の乗り降りで感じる窮屈さ

靴下や靴を履くときに股関節が深く曲がり、詰まるような感覚を覚える方もいます。車の乗り降りでも同じような窮屈さを感じることがあります。

これらの動作では、股関節をひねりながら深く曲げる力が同時にかかりやすくなります。片足立ちのまま靴を履くのではなく、椅子に座って足を組み替える方法に変えるだけでも、股関節への負担は軽くなります。車の乗り降りも、体を先に回してから足を動かすと負担を分散しやすくなります。

長く歩いた後に痛みが引きずる状態

買い物や送り迎えで長く歩いた日の夕方に、股関節の痛みが強くなると感じる方もいるでしょう。翌朝まで違和感が残ることもあり、疲れがたまりやすい時期ほど痛みが目立つ傾向もあります。

歩く距離や時間だけでなく、靴底のすり減り方や歩幅の癖も、痛みが出るタイミングに関わっていることがあります。痛みをかばう歩き方が続くと、反対側の腰や膝に負担が移ることもあり、股関節だけの問題では済まなくなるケースもあります。

体重の増減が股関節の負担に関わる理由

体重の変化が股関節の痛みに関係していると聞いて、意外に感じる方もいるかもしれません。食生活の変化が続いた時期に痛みが増したという声もあります。

立ったり歩いたりするだけでも、股関節には体重の数倍近い力がかかるとされています。数キロの増減でも、受け皿が浅い状態では負担の感じ方が変わってくることがあり、体重管理は遠回りなようで有効な視点になります。急激な増減よりも、緩やかに戻していく意識のほうが股関節にはやさしいといえます。

体重だけでなく、筋力の低下も負担を増やす一因になります。股関節まわりの筋肉が弱ると、骨で支える割合が増え、痛みが出やすくなることもあります。

赤みや強い痛みが続くときは医療機関への相談を考える

セルフケアだけで様子を見てよい状態か、判断に迷う方もいると思います。ここからは、相談を考えたほうがよい状態を具体的に確認していきます。

安静にしても引かない痛み

座っていても股関節がずきずきする、夜間に痛みで目が覚めるといった状態は、無理に動かさないほうがよいでしょう。何もしていないのに痛みが強まる場合も同様です。

こうした状態が続く場合は、自己判断で我慢を続けず、医療機関へ相談したほうがよい状態です。痛みの背景に炎症が関わっていることもあり、早めに確認しておくと安心につながります。

歩き方が明らかに変わってきたとき

足を引きずる、片側だけ極端にかばうなど、歩き方の癖そのものが変わってきた場合も注意が必要です。周囲から歩き方の変化を指摘されるケースもあり、本人が気づきにくいこともあります。

医療機関では、レントゲンなどの検査で受け皿の状態を詳しく確認できることがあります。詳しくは医療機関で確認してください。検査の結果によって、今後の運動量や生活の工夫の仕方も変わってきます。

今日から座り方と歩き方を見直してみる

臼蓋形成不全による股関節の痛みは、深く曲げる姿勢や重心のかけ方など、日常の積み重ねが背景にあることが多くあります。特別な運動よりも、普段の座り方や持ち方を見直すことのほうが、負担の軽減につながりやすいといえます。

まずは椅子を使った生活に切り替え、重い物を持つときの姿勢を少し意識するところから始めてみてください。小さな工夫の積み重ねが、痛みを繰り返しにくい状態につながっていきます。

股関節の使い方や歩き方の癖も含めて確認したい方は、大樹整骨院・守山本院へお気軽にご相談ください。

【監修:柔道整復師・鍼灸師 表川大樹】


院長:表川

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