
院長:表川お気軽にご相談ください!
こんにちは、滋賀県守山市にある大樹整骨院院長の表川大樹です。今日は「朝起きたときの膝のこわばり」や「歩き始めの違和感」が気になり始めた方に向けて、ぜひ知っておいていただきたいことをお伝えします。
こんなお悩みはありませんか?
これらは、変形性膝関節症の初期にあらわれやすいサインです。「年のせいかな」とつい見過ごしてしまいがちですが、早い段階で正しく理解しておくことが、その後の経過に大きく影響します。


朝の膝のこわばりを「疲れだろう」と放置されている方が、実はとても多いんです。でもこれ、体からの大事なサインかもしれません。今日の記事を読んで、一度ご自身の膝の状態を振り返ってみてください
変形性膝関節症は、膝の関節にある軟骨がすり減ることで、骨どうしがこすれ合うようになり、痛みや腫れ、動きのかたさを引き起こす状態です。日本国内では推定800万〜1000万人が何らかの症状を抱えており、X線検査まで含めると2500万〜3000万人にのぼるという報告もあります。特に50歳以上の女性に多く、男性と比べてかかりやすいとされています。
「なぜ女性に多いの?」と疑問に思われる方もいるかもしれません。女性ホルモンの変化が軟骨の質に影響を与えることや、筋肉量の差、もともとの関節の形状など、複数の要因が絡み合っていると考えられています。
初期の段階では、動き始めのときだけ痛みを感じて、しばらくすると楽になる、というパターンが多いです。だからこそ「たいしたことない」と感じやすく、気づかないうちに進行してしまうケースが後を絶ちません。
変形性膝関節症が初期のうちにあらわれるサインは、日常のちょっとした場面で感じるものがほとんどです。どのような場面で膝の変化を感じやすいか、具体的に見ていきましょう。
朝、目が覚めて布団から立ち上がろうとした瞬間、膝がギシっとしてスムーズに動かない、という感覚を覚えたことはありませんか。これは「スターティングペイン」とも呼ばれ、長時間動かさなかったあとの動き出しに痛みや違和感が出やすいという、変形性膝関節症にとても特徴的なサインです。
朝だけでなく、長時間座っていたあとに立ち上がるときにも同様の感覚が出やすいです。動いているうちに和らいでくるのは、関節液が全体に行き渡って潤滑が改善されるためで、「痛みが消えたから大丈夫」と判断するのは少し早いんです。
「歩き始めの数歩だけ膝が痛くて、そのうち気にならなくなる」という経験はないでしょうか。これも初期に多い訴えのひとつです。
歩き始めに痛みが出て、しばらくすると和らぐというこのパターンは、変形性膝関節症の初期を疑う最も重要なサインです。違和感がなくなるからこそ見逃されやすく、気づいたころには中期以降に進んでいたというケースも少なくありません。
階段を下りるときに膝がズキズキする、以前はできていた正座がいつのまにかつらくなっていた、という変化も初期から中期への移行を示すサインです。下り階段では体重の3〜4倍もの負荷が膝にかかるとされており、軟骨のクッションが弱まってくると、こうした動作で症状を感じやすくなります。
曲げ伸ばしをしたときに「ポキポキ」「ギシギシ」と音が鳴るようになった、と感じる方もいます。これ自体が即座に危険というわけではありませんが、関節内の状態が変化しているサインのひとつとして受け止めておくことが大切です。痛みをともなう場合は、放置せずに一度確認されることをおすすめします。
「動いているうちに楽になるから大丈夫」と感じて、そのまま数ヶ月、数年と過ごされる方がとても多いです。ただ、変形性膝関節症は自然に治っていくことはほとんどなく、一度すり減ってしまった軟骨は元には戻りません。
初期のうちは動き始めだけだった痛みが、やがて歩いている最中もずっと続くようになります。さらに進むと、安静にしていても痛みを感じる、夜間に膝が痛くて眠れない、という状態になることもあります。
膝をかばって歩いていると、今度は腰や反対側の膝にも余計な負担がかかり、全身の不調につながっていきます。初期の段階で対処するほど、改善までの時間も短く済むことが多いので、気になるサインがあれば早めに向き合っていただきたいのです。
「軟骨がすり減る原因は何ですか?」とよく聞かれますが、実はひとつの原因で起こるわけではありません。加齢にともなう軟骨の摩耗や筋力の低下、O脚やX脚などの骨格的な問題、過去の膝のケガ、遺伝的な要因、ホルモンバランスの変化など、さまざまな要素が複雑に絡み合っています。
さらに注目すべきなのは、膝そのものに原因があるとは限らないということです。長年の臨床を通じて感じることですが、膝の痛みを訴えて来院される方の中に、実際には骨盤のゆがみや股関節・足首の動きの問題が膝に影響を与えているケースが少なくありません。症状の出ている部位だけを診るのではなく、全身のバランスを丁寧に確認することが、根本的な改善への近道になります。
生活の中での積み重ねが膝の状態に影響していることもあります。たとえば、長時間の立ち仕事や座り仕事で同じ姿勢が続くこと、足元の靴の状態が悪いこと、日常の歩き方や姿勢のくせなど、ちょっとしたことが膝への負担を増やしていることがあります。
「私は特に激しい運動もしていないのになぜ?」と思われる方もいるかもしれません。むしろ日常の何気ない動作の積み重ねが長年かけて影響していることも多く、だからこそ丁寧な問診と検査で原因を特定することが大切なのです。
専門家のもとで根本的な原因を確認することが最も大切ですが、日常生活の中で膝への負担をやわらげるためにできることもあります。いくつかの工夫を知っておくだけで、症状が進みにくくなる場合もあります。
膝関節そのものは骨と軟骨で構成されていますが、その安定性は周囲の筋肉が大きく支えています。特に太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)が弱くなると、膝への直接的な負担が増します。椅子に座った状態で片足をゆっくり伸ばして5秒キープし、またゆっくり下ろす動作を繰り返すだけでも、日常の中で筋肉に刺激を与えることができます。痛みがつよい時には無理をせず、楽にできる範囲で取り組んでみてください。
朝起きたときや長時間座っていたあとは、いきなり全体重をかけるのではなく、ゆっくりと体を起こして膝をほぐしてから立ち上がるようにしましょう。歩き始めも大股ではなく、小さめの歩幅でゆっくりスタートすると膝への衝撃をやわらげることができます。
クッション性が低くなったスニーカーや、かかとがすり減った靴を長く使い続けていると、歩くたびに膝への衝撃が増してしまいます。靴底のクッションがしっかりしていて、足をしっかり包み込んでくれる靴を選ぶことも、膝への負担を減らすひとつの方法です。
「動いているうちに楽になるから大丈夫」というのは、一見改善したように感じますが、実際には関節の状態が改善しているわけではありません。初期のサインを見逃さず、進行する前に状態を把握しておくことがとても重要です。痛みが消えているうちに専門家に相談されることをおすすめします。
レントゲンは骨の変化を確認するための検査ですが、初期の段階では骨に目立った変化が写らないことも多いです。軟骨はレントゲンには映らないため、骨の間隔が狭くなっていない段階でも症状が出ていることはあります。画像に異常がないからといって安心せず、症状の原因をしっかり探ることが大切です。
痛みがあるときや違和感がある段階では、膝を深く曲げる動作はなるべく控えるのが無難です。正座自体が変形性膝関節症の直接の原因になるわけではありませんが、症状があるときに繰り返し膝に大きな負荷をかけることは、状態を悪化させる可能性があります。和室での生活が多い方は、できるだけ椅子やソファーを活用するのがおすすめです。
軟骨がすり減ると関節の内側の膜(滑膜)が刺激され、炎症を起こします。その結果として関節液が過剰に分泌されてたまってしまうのが「膝に水がたまる」という状態です。繰り返し水がたまる場合は、炎症が続いているサインなので、早めに状態の確認をされることをおすすめします。
朝の膝のこわばりや歩き始めのぎこちなさは、「年のせいだから仕方ない」と感じてしまいやすいものです。でも、30年以上この仕事を続けてきた中で、早い段階で向き合った方ほど、その後の経過がずっと良いということを身をもって感じています。
変形性膝関節症は、原因が一人ひとり異なります。だからこそ、何に対してアプローチするかを丁寧に見極めることが、改善への最初の一歩になります。滋賀県守山市にある大樹整骨院では、関節・筋肉・神経・姿勢・歩行の5つの視点から検査を行い、院長がはじめから最後まで一貫して担当します。
「病院でレントゲンを撮ったけれど異常はないと言われた」「しばらく様子を見ていたけれど、なかなか良くならない」という方も、ぜひお気軽にご相談ください。ひとりで悩み続けてほしくないのです。あなたの膝の状態を一緒に整理していきましょう。
【監修:柔道整復師・鍼灸師 表川大樹】



