腰痛

腰痛の症例報告

腰痛とは

腰を中心とした痛みや張り、下肢のしびれなどを含む不快感の総称で、軽い違和感から動けないほどの激痛まで、痛みの程度はさまざまです。医学的には原因が特定できる「特異的腰痛」と、原因が分からない「非特異的腰痛」に分類され、実に85%が原因が分からないと言われています。

腰痛は国民病と言われるほど日本人がもっとも多く抱える体の悩みです。厚生労働省の調査によると、体の不調で一番多いのが腰痛になります。

東京大学の研究では、40歳以上の日本人の約38％が腰痛を抱えていると報告されています。これは日本全国で約2,770万人もの人が腰痛で悩んでいる計算になります。つまり、日本人の約4人に1人が腰痛に悩んでいるということです。

また、年齢が上がるほど腰痛を持つ人が増え、60歳以上では1,000人中170人以上が腰痛を抱えています。

初期段階では「たかが腰痛」と軽視されがちですが、慢性化すると日常生活に深刻な影響を及ぼします。痛みのせいで体を動かさなくなると、筋肉が弱くなって姿勢が悪くなり、さらに腰に負担がかかって痛みが強くなるという悪循環に陥ります。

また姿勢が悪くなることで、体のバランスが崩れ、腰だけでなく全身に影響が出ることもあります。

腰痛がひどくなると、お尻から足先まで痛みやしびれが広がることがあります。中には、じっとしていても痛みがあったり、どんな動きでも痛みが強くなったりする場合があり、日常生活や仕事に大きな支障をきたします。

また、痛みによる睡眠障害やストレスから心理的な問題も生じることがあります。

腰痛の原因

開院以来、当院には腰痛でお困りの方が多数来院されています。

そして、これまでの臨床経験や検査結果から断言できるのは、腰痛の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っているということです。

腰痛の原因として次のようなことが挙げられます。

腰痛はこういった様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

そして、腰に不調を感じて来院される方の中には、腰自体に問題がないケースも多く見受けられます。実際には、体の別の部位に原因が潜んでいることもあるため、全身の状態を丁寧にチェックし、正確に見極めることが大切です。

このように一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

これまでいろいろ試してみたけれど、なかなか改善しなかったという方も、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

腰痛の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

薬物療法

痛み止めや炎症を抑える薬を処方して、痛みや炎症を和らげる治療法です。急に起きた痛みを和らげるのに効果的ですが、根本的な原因を解決するわけではないことが多いです。腰痛の約85%は原因がはっきりしないとされているため、いろいろな方法で治療することが大切です。

物理療法

冷やしたり温めたり、電気や超音波を使ったり、腰を引っ張ったりする治療です。一時的に症状が良くなることもありますが、腰痛の原因は単なる筋肉の疲れや炎症だけでなく、いろいろな要因が絡み合っているため、短い期間で症状が再び現れることも少なくありません。

コルセットの装着

急性期の痛みには効果的ですが、長期間使用すると腹部や腰の筋肉が弱くなる可能性があり、その結果、他の場所に痛みが出ることもあります。また、コルセットがないと動けなくなる依存性が生じる危険性もあります。

腰痛を改善するために

腰痛改善の第一歩は、あなたの痛みの本当の原因を明らかにすることです。原因がはっきりしないまま対処すると、一時的に楽になっても、また同じ痛みを繰り返してしまいます。

当院では多角的な検査を通して、あなたの腰痛の根本原因を見つけだします。そして、検査結果をもとに筋肉や関節という身体の構造と血液や神経など身体の機能を改善する施術を行います。

さらに、痛みが良くなった後も再発しないよう、日常生活での姿勢や動作の改善方法をお伝えします。あなたが生き生きと動ける健康的な毎日を長く維持できるよう、しっかりサポートします。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。症状が現れている箇所だけではなく、腰痛の原因にアプローチすることでその場しのぎではない施術を経験豊富な院長が行います。

当院で腰痛が改善する理由

腰痛を改善するためには、症状のある部位だけでなく身体全体を総合的に捉えることが重要です。痛みの根本原因を特定するには、現在の状態を正確に把握し、小さな変化や症状の波を見逃さないことが必要不可欠です。

そのため、当院では検査から施術まで一貫して院長が行うことで、身体のわずかな変化を継続的に観察、評価することができます。この一貫性のあるアプローチが施術効果を高め、豊富な改善実績につながっています。

薬に頼りたくない方や、これまでの治療で十分な効果が得られなかった方も、新たな視点からのアプローチで改善の可能性があります。あきらめずにご相談ください。

腰痛のQ＆A

腰痛は冷やすべき？温めるべき？

ぎっくり腰などの急性期や炎症がある場合は冷やし、長く続く腰痛の場合は温めるのが一般的です。ただし、人によって違いがあるので、自分に合った方法を見つけることが大切です。

腰痛の人がやってはいけないことは？

急に起きた腰痛のときは、重いものを持ち上げたり、長時間同じ姿勢でいる、無理に前かがみになったりひねったりする動作は避けましょう。また、痛みがあるのに無理に動くと症状が悪化することがあります。最も避けるべきは、痛みを我慢して放っておくことです。早めの対処が何より大切です。

デスクワークでの腰痛を防ぐコツはありますか？

椅子に深く座り、背もたれにしっかり背中をつけることが大切です。足は床につけ、膝は90度に保ちます。パソコンの画面は目線かやや下になるよう調整し、1時間に1回は立ち上がって軽くストレッチをすることをお勧めします。

腰痛は安静にした方がよいですか？

昔は「安静が一番」と言われていましたが、最近の研究では、痛みが強い初期を除いて、適度に体を動かす方が早く良くなることがわかっています。長く安静にしすぎると筋肉が弱くなり、かえって腰痛が長引く原因になります。痛みの範囲内で日常生活を続け、少しずつ動かすことが大切です。

腰痛を和らげる寝方はありますか？

人によって楽な姿勢は違いますが、仰向けで膝の下にクッションを置いたり、横向きのときには膝を軽く曲げたりすると腰への負担が減ります。うつ伏せは腰に負担がかかるので避けましょう。自分に合った楽な姿勢を見つけることが大切です。

腰痛が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の構造と機能を高める施術は腰痛と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

腰痛は放っておくと慢性化しやすく、年齢とともに悪化するので早めの対処が必要です。腰痛の患者さんを数多くみてきた経験から、身体の状態を正しく把握し適切に対処すれば身体は変わります。

改善まで責任をもって私が施術を行いますので、ひとりで悩まず、お気軽にご連絡ください。

体の動きが驚くほど良くなりました

痛みが改善されると前向きな気持ちになりました

原因を知って身体との付き合い方がわかりました

からだの仕組みを知ると施術効果が違いますね