肩関節不安定症

肩関節不安定症とは

肩関節不安定症とは、肩の関節が正常な位置から外れやすくなり、安定性を失った状態のことです。肩関節は人体の中で最も可動域が広い関節である反面、安定性を保つためには周囲の筋肉や靭帯、関節包などの組織がバランス良く働く必要があります。

これらの組織に問題が生じると、肩が抜けそうな感覚や痛み、動かしにくさを感じるようになります。特に若年層のスポーツ選手や、反復動作を行う職業の方に多く見られる傾向があり、20～40代の活動的な年代での発症が目立ちます。

肩関節不安定症を放置すると、最初は軽い違和感だったものが強い痛みや頻繁な脱臼へと進行します。関節周囲の組織がさらに損傷を受け、慢性的な炎症状態が続くことで、肩の可動域が著しく制限される可能性があります。

ひどくなると、日常生活の基本動作である着替えや洗髪、物を持ち上げる動作が困難になり、仕事や家事に大きな支障をきたします。また、睡眠時の痛みにより慢性的な睡眠不足に陥り、生活の質が大幅に低下する恐れがあります。できるだけ早期の適切な治療が大切です。

肩関節不安定症の原因

開院以来、当院には肩関節不安定症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの臨床経験や検査結果から断言できるのは、肩関節不安定症の原因はひとつではなく多岐にわたるということです。

肩関節不安定症の原因として次のようなことが挙げられます。

肩関節不安定症はこういった様々な原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、肩関節の安定性低下や肩の筋力バランス異常などが発生し、不安定症が発症します。それは人によって異なり、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

このように一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。肩関節不安定症でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

これまでいろいろ試してみたけれど、なかなか改善しなかったという方も、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

肩関節不安定症の場合、病院では以下の対処法が一般的です。

安静・固定

長期間の固定により筋力低下や関節拘縮が生じる可能性があり、復帰までに時間を要することがあります。また、日常生活の制限が大きくなります。

薬物療法

根本的な原因の解決にはならず、薬の効果が切れると症状が再発することが多く、長期使用による副作用のリスクも考慮する必要があります。

理学療法

効果を得るためには長期間の継続が必要で、適切な負荷設定や専門家の指導なしには悪化する可能性もあります。

注射療法

一時的な効果にとどまることが多く、繰り返し注射が必要になる場合があります。また、感染や神経損傷などの合併症のリスクがあります。

手術療法

侵襲的な治療であり、術後の回復期間が長く、完全な機能回復が保証されない場合があります。

肩関節不安定症を改善するために

肩関節不安定症を改善するためには、まず正確な原因を特定することが重要です。原因が分からないまま対処しても、一時的に楽になってもまた同じ症状を繰り返してしまいます。

当院では多角的な検査を通して、あなたの肩関節不安定症の根本原因を見つけだします。そして、検査結果をもとに筋肉や関節、骨という身体の構造に対しての施術と血流や神経など身体の機能を改善する施術を行い、あなたの自然治癒力を活性化していきます。

さらに、痛みが良くなった後も再発しないよう、日常生活での姿勢や動作の改善方法をお伝えします。あなたが生き生きと動ける健康的な毎日を長く維持できるよう、しっかりサポートします。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。症状が現れている箇所だけではなく、肩関節不安定症の原因にアプローチすることでその場しのぎではない施術を経験豊富な院長が行います。

当院で肩関節不安定症が改善する理由

肩関節不安定症を改善するためには、症状のある部位だけでなく身体全体を総合的に捉えることが重要です。痛みの根本原因を特定するには、現在の状態を正確に把握し、小さな変化や症状の波を見逃さないことが必要不可欠です。

そのため、当院では検査から施術まで一貫して院長が行うことで、身体のわずかな変化を継続的に観察、評価することができます。この一貫性のあるアプローチが施術効果を高め、豊富な改善実績につながっています。

薬に頼りたくない方や、これまでの治療で十分な効果が得られなかった方も、新たな視点からのアプローチで改善の可能性があります。あきらめずにご相談ください。

肩関節不安定症のQ＆A

肩関節不安定症は自然に治りますか？

肩関節不安定症は関節を支える組織の問題が根本にあるため、自然治癒は期待できません。適切な治療を行わないと症状は徐々に悪化し、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。早期の専門的な治療により、手術を避けて改善できるケースも多いため、症状を感じたら早めの対処が重要です。

肩関節不安定症の人がやってはいけないことは？

肩に負担をかける動作や姿勢は避けるべきです。具体的には、重い物を持ち上げる、腕を頭上に上げる動作、肩を後ろに反らす動作などです。また、痛みを我慢してスポーツを続けることや、自己判断でのマッサージも症状を悪化させる可能性があります。

どのくらいの期間で改善が期待できますか？

症状の程度や治療方法により個人差がありますが、適切な治療を継続することで3～6ヶ月程度で改善を実感される方が多いです。軽度の場合は1～2ヶ月で症状が軽減することもあります。ただし、根本的な改善には筋力強化や姿勢改善も必要なため、継続的な取り組みが重要です。

スポーツ復帰はいつ頃可能になりますか？

競技レベルや症状の程度により異なりますが、一般的には治療開始から3-6ヶ月程度でスポーツ復帰が可能になることが多いです。復帰前には十分な筋力回復と関節の安定性確保が必要で、段階的な負荷増加により安全な復帰を目指します。焦って早期復帰すると再発のリスクが高まるため、専門家の判断に従うことが大切です。

日常生活で気をつけることはありますか？

正しい姿勢を保つことが最も重要です。デスクワーク時は肩甲骨を寄せ、肩の力を抜いた姿勢を心がけてください。重い物を持つ時は両手で持ち、体に近づけて持ち上げます。睡眠時は患側を下にして寝ることを避け、枕の高さを調整して首や肩に負担をかけない姿勢で休むことが大切です。

肩関節不安定症が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の構造と機能にアプローチし自然治癒力を高める施術は肩関節不安定症と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

肩関節不安定症は早く対処すればするほど、改善までの期間が短くなります。肩関節不安定症の患者さんを数多くみてきた経験から、身体の状態を正しく把握し適切に対処すれば身体は変わります。

改善まで責任をもって私が施術を行いますので、ひとりで悩まず、お気軽にご連絡ください。