オスグッド病

オスグッド病とは

オスグッド病（正式名称：オスグッド・シュラッター病）は、成長期の子どもに多く見られる膝の障害です。膝のお皿の下にある脛骨粗面（けいこつそめん）という骨の部分が、太ももの前の筋肉に繰り返し引っ張られることで、徐々に突き出し、痛みや腫れを引き起こす疾患です。

主に10歳から15歳ごろの活発にスポーツを行う男の子に多く発症し、ジャンプやキック動作を繰り返すスポーツで起こりやすいとされています。オスグッド病は成長期のスポーツ障害として広く知られており、特にスポーツを行う10～15歳の男児の約10～20%に発症するとされています。

日本では年間約10万人の子どもがこの症状に悩まされており、サッカー、バスケットボール、バレーボールなどの競技人口の増加に伴い、患者数も増加傾向にあります。厚生労働省の調査では、スポーツ関連の膝の痛みを訴える成長期の子どもの約30%がオスグッド病と診断されています。

オスグッド病を放置して無理に運動を続けると、症状が悪化し、成人になってからも痛みが残る「オスグッド後遺症」に悩まされる可能性があり、剥がれた骨片を取り除く手術が必要になることもあります。

また、痛みをかばって他の部位に負担がかかり、腰痛や股関節痛などの問題を引き起こすこともあります。痛みのせいで大好きなスポーツを諦めざるを得なくなったり、将来のスポーツ活動に支障をきたす恐れもあるので、早期の適切な対処が将来の健康な膝を守るために重要です。

オスグッド病の原因

開院以来、当院にはオスグッド病でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの臨床経験や検査結果から断言できるのは、オスグッド病の原因はひとつではなく多岐にわたるということです。

オスグッド病の原因として次のようなことが挙げられます。

オスグッド病はこういった様々な原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、膝関節の可動域減少や膝周囲の筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、オスグッド病が発症します。それは人によって違い、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。オスグッド病でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

これまでいろいろ試してみたけれど、なかなか改善しなかったという方も、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

オスグッド病の場合、病院では以下の対処法が一般的です。

安静・運動制限

長期間のスポーツ休止により筋力低下や技術の衰えが生じ、復帰時のパフォーマンス低下や再発のリスクが高まります。成長期の子どもにとって、大好きなスポーツから長期間離れることは精神的な負担も大きく、チームメイトとの関係性にも影響を与える可能性があります。

ストレッチ指導

正しい方法で継続的に行う必要があり、自己流で行うと効果が得られないか、悪化する可能性があります。成長期の子どもには適切な指導が不可欠ですが、専門的な知識を持った指導者が常にいるとは限りません。

サポーターやテーピング

依存性が生じやすく、根本的な筋力改善や柔軟性向上にはつながりません。また、成長期の子どもの場合、サポーターに頼りすぎることで自然な筋肉の発達が阻害される可能性もあります。

痛み止めの処方

症状を一時的に抑えるだけで根本治療にはならず、長期使用による副作用のリスクがあります。成長期の子どもへの薬物投与は、保護者にとっても心配な要素となることが多いです。

オスグッド病を改善するために

オスグッド病を改善するためには、まず正確な原因を特定することが重要です。原因が分からないまま対処しても、一時的に楽になってもまた同じ症状を繰り返してしまいます。

当院では多角的な検査を通して、あなたのオスグッド病の根本原因を見つけだします。そして、検査結果をもとに筋肉や関節という身体の構造と血液や神経など身体の機能を改善する施術を行います。

成長期の子どもの体は日々変化しており、一人ひとりの成長段階や体の状態に合わせた適切なアプローチが必要です。

さらに、痛みが良くなった後も再発しないよう、日常生活での姿勢や動作の改善方法をお伝えします。お子様が安心してスポーツに取り組める体づくりをサポートし、生き生きと動ける健康的な毎日を長く維持できるよう、しっかりサポートします。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。症状が現れている箇所だけではなく、オスグッド病の原因にアプローチすることでその場しのぎではない施術を経験豊富な院長が行います。

当院でオスグッド病が改善する理由

オスグッド病を改善するためには、症状のある部位だけでなく身体全体を総合的に捉えることが重要です。痛みの根本原因を特定するには、現在の状態を正確に把握し、小さな変化や症状の波を見逃さないことが必要不可欠です。

そのため、当院では検査から施術まで一貫して院長が行うことで、身体のわずかな変化を継続的に観察、評価することができます。この一貫性のあるアプローチが施術効果を高め、豊富な改善実績につながっています。単に安静にするだけでなく、根本的な原因に対処することで、スポーツ復帰への最短ルートを見つけることができます。

薬に頼りたくない方や、これまでの治療で十分な効果が得られなかった方も、新たな視点からのアプローチで改善の可能性があります。あきらめずにご相談ください。

オスグッド病のQ＆A

オスグッド病は自然に治りますか？

成長期が終われば多くの場合痛みは軽減しますが、適切な治療を行わないと後遺症が残る可能性があります。早期の適切な対処が重要です。

オスグッド病の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢してのスポーツの継続や膝への直接的な衝撃は避けましょう。また不適切なストレッチや患部への強いマッサージは症状が悪化する可能性があります。

どのくらいの期間で治りますか？

症状の程度や個人差がありますが、適切な施術を行えば3～6ヶ月程度で改善することが多いです。重症度や施術開始時期により1年以上かかる場合もあります。

スポーツはいつから再開できますか？

痛みが軽減し、日常生活に支障がなくなったら段階的に復帰します。完全復帰までは個人差がありますが、数ヶ月を要することが多いです。

大人になっても痛みは残りますか？

適切な治療を受ければ多くの場合改善しますが、放置すると成人後も運動時の痛みが残存する可能性があります。

オスグッド病と成長痛の違いは何ですか？

オスグッド病は膝の下に限定的な痛みがあり運動時に悪化しますが、成長痛は痛む場所が曖昧で夜間に痛みが出やすいという違いがあります。

オスグッド病が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の構造と機能にアプローチし自然治癒力を高める施術はオスグッド病と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

オスグッド病は早く対処すればするほど、改善までの期間が短くなります。オスグッド病の患者さんを数多くみてきた経験から、身体の状態を正しく把握し適切に対処すれば身体は変わります。

痛みによる制限がなくなることで、技術向上にも集中でき、チームメイトとの練習や試合を心から楽しみ、大好きなスポーツに全力で取り組むことができるようになります。

改善まで責任をもって私が施術を行いますので、お気軽にご連絡ください。