膝関節捻挫

膝関節捻挫とは

膝関節捻挫とは、膝に強い力が加わることで膝関節を支える靭帯や関節包、周辺の筋肉や半月板などが傷つく状態を指します。スポーツ活動中の急な方向転換やジャンプの着地時のバランス崩れ、転倒や衝突による直接的な外力などが主な原因となります。

損傷の程度によって軽度・中度・重度に分類され、軽度では靭帯に微小な損傷や伸びが生じる程度ですが、重度になると靭帯が完全に断裂し、複数箇所に損傷が及ぶこともあります。

痛みや腫れ、関節の可動域制限、膝の不安定感などの症状が現れ、適切な治療を行わないと慢性的な問題に発展する可能性があります。

スポーツ傷害統計によると、捻挫は運動中に発生する外傷の中で高い割合を占めており、特に膝関節の傷害は全体の61％を占めています。膝関節捻挫は特にスポーツ活動が盛んな10代から40代に多く発生し、バドミントン、バスケットボール、サッカーなどの競技で頻繁に報告されています。

膝関節捻挫を適切に治療せずに放置すると、傷んだ靭帯が正常に修復されず、治癒が遅れる結果となります。最も深刻な問題は、靭帯が緩んだ状態で治癒してしまい、膝関節の不安定性が慢性化することです。この状態が続くと、同じ部位での捻挫を繰り返しやすくなります。

さらに、膝の不安定性により半月板損傷や軟骨損傷などの二次的な問題が発生し、最終的には変形性膝関節症へと進行する可能性があります。慢性的な痛みや腫れが続くことで、スポーツ活動の制限だけでなく日常生活における歩行や階段昇降にも支障をきたします。

膝の不安定感から再び捻挫することを恐れて積極的に動けなくなり、結果として筋力低下や関節の可動域制限が進行してしまいます。

膝関節捻挫の原因

開院以来、当院には膝関節捻挫でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの臨床経験や検査結果から断言できるのは、膝関節捻挫の原因はひとつではなく多岐にわたるということです。

膝関節捻挫の原因として次のようなことが挙げられます。

膝関節捻挫はこういった様々な原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

バドミントンやバスケットボールなどの急激な方向転換を伴うスポーツでは、膝関節に過度な捻じれが生じ、靭帯損傷を引き起こすことが多くあります。また、ジャンプからの着地時にバランスを崩すことで、膝関節に異常な負荷がかかり関節包や靭帯に損傷が生じます。

この複数の原因が引き金となり、膝関節周辺の靭帯・半月板・筋肉・関節包などの損傷が発生し、膝関節捻挫が発症します。それは人によって異なり、単に患部を冷やしたり安静にするだけでは、全ての問題は解決できません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。膝関節捻挫でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

これまでいろいろ試してみたけれど、なかなか改善しなかったという方も、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

膝関節捻挫の場合、病院では以下の対処法が一般的です。

安静・固定

長期間の固定により関節の可動域制限や筋力低下が進行し、リハビリテーションに時間を要する場合があります。また、完全な安静は日常生活に大きな制約をもたらします。

冷却療法

急性期を過ぎた後の継続的な冷却は血行を阻害し、組織の修復を遅らせる可能性があります。適切なタイミングの見極めが重要です。

薬物療法

痛み止めや湿布薬は症状の一時的な軽減にとどまり、根本的な治癒には至りません。長期使用による胃腸障害や皮膚トラブルのリスクも懸念されます。

理学療法

効果的な運動療法を継続するには専門的な指導が必要で、通院回数が多くなります。不適切な運動は症状悪化のリスクを伴います。

手術療法

侵襲的な治療であり、感染症や血栓症などの合併症リスクがあります。術後の長期リハビリテーションが必要で、完全な機能回復には時間を要します。

膝関節捻挫を改善するために

膝関節捻挫を改善するためには、まず正確な原因を特定することが重要です。原因が分からないまま対処しても、一時的に楽になってもまた同じ症状を繰り返してしまいます。

当院では多角的な検査を通して、あなたの膝関節捻挫の根本原因を見つけだします。そして、検査結果をもとに筋肉や関節、骨という身体の構造に対しての施術と血流や神経など身体の機能を改善する施術を行い、あなたの自然治癒力を活性化していきます。

さらに、痛みが良くなった後も再発しないよう、日常生活での姿勢や動作の改善方法をお伝えします。あなたが生き生きと動ける健康的な毎日を長く維持できるよう、しっかりサポートします。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。症状が現れている箇所だけではなく、膝関節捻挫の原因にアプローチすることでその場しのぎではない施術を経験豊富な院長が行います。

当院で膝関節捻挫が改善する理由

膝関節捻挫を改善するためには、症状のある部位だけでなく身体全体を総合的に捉えることが重要です。痛みの根本原因を特定するには、現在の状態を正確に把握し、小さな変化や症状の波を見逃さないことが必要不可欠です。

そのため、当院では検査から施術まで一貫して院長が行うことで、身体のわずかな変化を継続的に観察、評価することができます。この一貫性のあるアプローチが施術効果を高め、豊富な改善実績につながっています。

薬に頼りたくない方や、これまでの治療で十分な効果が得られなかった方も、新たな視点からのアプローチで改善の可能性があります。あきらめずにご相談ください。

膝関節捻挫のQ＆A

膝関節捻挫は自然に治りますか？

軽度の膝関節捻挫であれば、適切な初期対応と安静により自然治癒する可能性があります。しかし、中度以上の損傷では専門的な治療が必要です。放置すると靭帯の緩みが残り、慢性的な不安定感や再発リスクが高まります。

膝関節捻挫の人がやってはいけないことは？

急性期には激しい運動や長時間の歩行、膝への負荷をかける動作は避けましょう。また、患部を温めることや飲酒、マッサージも炎症を悪化させる可能性があります。

膝関節捻挫と靭帯損傷の違いは何ですか？

膝関節捻挫は膝に加わった外力により関節周辺の組織が損傷する状態の総称で、靭帯損傷はその中の一つの病態です。捻挫には靭帯だけでなく、関節包や半月板、筋肉の損傷も含まれます。

膝関節捻挫の完治までの期間はどのくらいですか？

軽度の場合は2～4週間、中度では6～12週間、重度では数ヶ月から1年以上かかることがあります。ただし、適切な治療を受けることで回復期間の短縮が期待できます。

膝関節捻挫後のスポーツ復帰はいつから可能ですか？

症状の程度や個人差により異なりますが、軽度では4週間程度、中度以上では9週間以降が目安となります。しかし、痛みが消失しても靭帯の修復が完全でない場合があるため、専門家による評価が重要です。

膝関節捻挫が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の構造と機能にアプローチし自然治癒力を高める施術は膝関節捻挫と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

膝関節捻挫は早く対処すればするほど、改善までの期間が短くなります。膝関節捻挫の患者さんを数多くみてきた経験から、身体の状態を正しく把握し適切に対処すれば身体は変わります。

改善まで責任をもって私が施術を行いますので、ひとりで悩まず、お気軽にご連絡ください。