線維筋痛症

線維筋痛症とは

線維筋痛症は、全身の筋肉や関節に3ヶ月以上続く慢性的な激しい痛みを主な症状とする病気です。この病気の特徴は、血液検査やレントゲン、MRIなどの一般的な検査では異常が見つからないにも関わらず、患者さんは非常に強い痛みを感じることです。

痛みは全身の広範囲にわたって現れ、日によって痛む場所や強さが変化します。また、痛み以外にも激しい疲労感、睡眠障害、集中力の低下、気分の落ち込みなど、様々な症状を伴うことが多く、これらの症状が複合的に現れることで日常生活に大きな支障をきたします。

脳の痛みを感じる機能に異常が生じることで、通常では痛みを感じない軽微な刺激でも激痛として感じてしまう状態になります。天候の変化やストレス、疲労などの外的要因によって症状が悪化しやすいという特徴もあります。

厚生労働科学研究班の調査によると、日本全国では人口の1.7～2.1％に線維筋痛症が存在し、推定患者数は200万人以上に上ることが明らかになっています。患者の約80％を女性が占めており、好発年齢は40歳から60歳代となっています。

また、患者数の約5％は小児で、特に女児に多く見られ、線維筋痛症が不登校の一因になっているケースも報告されています。これらの数字から、線維筋痛症は決して珍しい病気ではなく、多くの方が悩まれている深刻な健康問題であることがわかります。

線維筋痛症を放置すると、痛みや疲労感が慢性化し、日常生活や仕事、趣味などに大きな支障をきたします。睡眠障害や集中力の低下に加え、抑うつ状態になる可能性もあります。症状が進行すると、外出や人との交流が困難になり、自宅に引きこもる生活を余儀なくされます。

ひどくなると、筋痛性脳症や慢性疲労症候群といった重篤な疾患に発展し、疼痛、疲労、睡眠障害に加えて、認知障害、記憶障害、けいれんなどの中枢神経症状が現れることもあります。

患者さんのQOL（生活の質）は著しく低下し、心身ともに大きな負担となり、社会的にも深刻な問題を引き起こす可能性があります。早期の適切な対処が重要であり、症状を我慢し続けることは決して良い結果をもたらしません。

線維筋痛症の原因

開院以来、当院には線維筋痛症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの臨床経験や検査結果から断言できるのは、線維筋痛症の原因はひとつではなく多岐にわたるということです。

線維筋痛症の原因として次のようなことが挙げられます。

線維筋痛症はこういった様々な原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、脳にある痛みを抑制する経路の機能低下と、痛みに対する反応が過剰になることで、軽微な刺激でも激痛として感じてしまう状態が発生します。それは人によって異なり、単に痛み止めを服用したり局所的な治療を行うだけでは、全ての問題は取り切れません。

このように一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。線維筋痛症でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

これまでいろいろ試してみたけれど、なかなか改善しなかったという方も、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

線維筋痛症の場合、病院では以下の対処法が一般的です。

薬物療法

傾眠、悪心、めまいなどの副作用があります。

生活指導

患者自身の継続的な努力が必要で、症状が重い場合は実践が困難な場合があります。また、効果が現れるまでに長期間を要することがあります。

漢方薬治療

効果に個人差があり、体質に合わない場合は副作用が現れることがあります。また、効果が現れるまでに時間がかかる場合があります。

トリガーポイント注射

一時的な効果にとどまることが多く、繰り返し治療が必要になる場合があります。また、注射部位の痛みや感染のリスクがあります。

線維筋痛症を改善するために

線維筋痛症を改善するためには、まず正確な原因を特定することが重要です。原因が分からないまま対処しても、一時的に楽になってもまた同じ症状を繰り返してしまいます。

当院では多角的な検査を通して、あなたの線維筋痛症の根本原因を見つけだします。そして、検査結果をもとに筋肉や関節、骨という身体の構造に対しての施術と血流や神経など身体の機能を改善する施術を行い、あなたの自然治癒力を活性化していきます。

さらに、痛みが良くなった後も再発しないよう、日常生活での姿勢や動作の改善方法をお伝えします。あなたが生き生きと動ける健康的な毎日を長く維持できるよう、しっかりサポートします。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。症状が現れている箇所だけではなく、線維筋痛症の原因にアプローチすることでその場しのぎではない施術を経験豊富な院長が行います。

当院で線維筋痛症が改善する理由

線維筋痛症を改善するためには、症状のある部位だけでなく身体全体を総合的に捉えることが重要です。痛みの根本原因を特定するには、現在の状態を正確に把握し、小さな変化や症状の波を見逃さないことが必要不可欠です。

そのため、当院では検査から施術まで一貫して院長が行うことで、身体のわずかな変化を継続的に観察、評価することができます。この一貫性のあるアプローチが施術効果を高め、豊富な改善実績につながっています。

薬に頼りたくない方や、これまでの治療で十分な効果が得られなかった方も、新たな視点からのアプローチで改善の可能性があります。あきらめずにご相談ください。

線維筋痛症のQ＆A

線維筋痛症は自然に治りますか？

線維筋痛症は慢性的な病気で、自然に完全に治癒することは難しいとされています。しかし、適切な治療と生活習慣の改善により、症状を大幅に軽減し、日常生活に支障がない程度まで改善することは十分可能です。

線維筋痛症の人がやってはいけないことは？

過度な運動や無理な活動は症状を悪化させる可能性があります。また、ストレスの蓄積、睡眠不足、体の冷えも症状悪化の要因となります。

線維筋痛症と慢性疲労症候群の違いは何ですか？

線維筋痛症は主に全身の痛みが中心症状ですが、慢性疲労症候群は激しい疲労感が主症状です。ただし、両者は併発することが多く、症状が重複する場合があります。

なぜ血液検査や画像検査で異常が見つからないのですか？

線維筋痛症は脳の痛みを感じる機能の異常が原因で、筋肉や関節自体に炎症や損傷があるわけではないため、一般的な検査では異常が検出されません。これが診断を困難にしている要因の一つです。

天気や気圧の変化で痛みが悪化するのはなぜですか？

気圧の変化により自律神経のバランスが乱れ、痛みを感じる神経が過敏になることが原因と考えられています。また、湿度や温度の変化も血流や筋肉の緊張に影響を与えます。

線維筋痛症は遺伝する病気ですか？

家族内での発症例が報告されており、遺伝的な要因が関与している可能性が指摘されていますが、必ずしも遺伝するわけではありません。環境要因やストレスなど、複数の要因が組み合わさって発症すると考えられています。

線維筋痛症が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の構造と機能にアプローチし自然治癒力を高める施術は線維筋痛症と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

線維筋痛症は早く対処すればするほど、改善までの期間が短くなります。線維筋痛症の患者さんを数多くみてきた経験から、身体の状態を正しく把握し適切に対処すれば身体は変わります。

改善まで責任をもって私が施術を行いますので、ひとりで悩まず、お気軽にご連絡ください。