バーナー症候群

バーナー症候群とは

バーナー症候群とは、主にラグビーやアメリカンフットボールなどの激しいコンタクトスポーツにおいて、首や肩に強い衝撃を受けた際に発生する神経障害です。

この症状は、首の骨（頚椎）から腕にかけて走る神経の束である「腕神経叢」が、外部からの強い力によって圧迫されたり引き伸ばされたりすることで起こります。

症状の名前は、まるでバーナーで焼かれたかのような激しい灼熱感や電撃のような痛みを感じることに由来しています。タックルやコンタクトプレー中に、頭部が一方向に押され、反対側の肩が下方に引き下げられることで神経に異常な力が加わり、首から腕にかけて強烈な痛みやしびれが生じます。

多くの場合、症状は一時的なもので数分から1時間程度で回復しますが、繰り返し発症すると永続的な神経障害を残すリスクもあります。

バーナー症候群を適切に治療せずに放置すると、深刻な問題が生じる可能性があります。症状の慢性化が最も懸念される問題で、一度損傷を受けた神経は瘢痕による肥大化や癒着によって神経の通り道が狭くなり、同様の衝撃を受けた際に症状を繰り返しやすくなります。

さらに、継続的な筋力低下や運動機能の低下を招き、スポーツパフォーマンスが著しく低下する恐れがあります。最悪の場合、神経根が脊髄から引き抜かれる「引きぬき損傷」と呼ばれる重篤な状態に進行し、永続的な片側上肢麻痺を残してしまう可能性もあります。

このような状態になると、引き抜かれた神経の再生は期待できず、競技復帰が困難になるだけでなく、日常生活にも大きな支障をきたすことになります。

バーナー症候群の原因

開院以来、当院にはバーナー症候群でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの臨床経験や検査結果から断言できるのは、バーナー症候群の原因はひとつではなく多岐にわたるということです。

バーナー症候群の原因として次のようなことが挙げられます。

バーナー症候群はこういった様々な原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、腕神経叢への圧迫や牽引により神経損傷が発生し、首から腕にかけての痛みやしびれが発症します。それは人によって異なり、単に安静にするだけや湿布を貼るだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。バーナー症候群でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

これまでいろいろ試してみたけれど、なかなか改善しなかったという方も、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

バーナー症候群の場合、病院では以下の対処法が一般的です。

安静療法

長期間の安静により筋力低下や関節可動域の制限が生じ、競技復帰までに時間がかかる場合があります。また、レギュラーポジションを失うリスクもあります。学生アスリートにとって数週間の離脱は大きな機会損失となることもあります。

薬物療法

痛み止めは一時的な症状緩和にとどまり、根本的な原因解決には至りません。長期服用による胃腸障害などの副作用も懸念されます。また、電撃のような神経症状に対しては薬物の効果が限定的な場合も多く見られます。

装具療法

頚椎カラーの長期使用により首周囲の筋力低下を招く可能性があり、また装具により頚部の可動域が制限され競技性との兼ね合いが困難です。アスリートにとって首の動きの制限は競技パフォーマンスに直結する問題となります。

物理療法

効果には個人差があり、症状の根本的な改善が得られない場合もあります。また、治療期間が長期化することがあり、定期的な通院が必要となります。学業との両立が求められる学生にとっては負担となることもあります。

運動療法

適切な負荷設定が困難で、不適切な運動により症状が悪化するリスクがあります。また、専門的な指導が必要で継続が困難な場合もあります。競技復帰への焦りから無理をしてしまい、症状を悪化させるケースも見られます。

バーナー症候群を改善するために

バーナー症候群を改善するためには、まず正確な原因を特定することが重要です。原因が分からないまま対処しても、一時的に楽になってもまた同じ症状を繰り返してしまいます。

当院では多角的な検査を通して、あなたのバーナー症候群の根本原因を見つけだします。そして、検査結果をもとに筋肉や関節、骨という身体の構造に対しての施術と血流や神経など身体の機能を改善する施術を行い、あなたの自然治癒力を活性化していきます。

さらに、痛みが良くなった後も再発しないよう、日常生活での姿勢や動作の改善方法をお伝えします。あなたが生き生きと動ける健康的な毎日を長く維持できるよう、しっかりサポートします。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。症状が現れている箇所だけではなく、バーナー症候群の原因にアプローチすることでその場しのぎではない施術を経験豊富な院長が行います。

当院でバーナー症候群が改善する理由

バーナー症候群を改善するためには、症状のある部位だけでなく身体全体を総合的に捉えることが重要です。痛みの根本原因を特定するには、現在の状態を正確に把握し、小さな変化や症状の波を見逃さないことが必要不可欠です。

そのため、当院では検査から施術まで一貫して院長が行うことで、身体のわずかな変化を継続的に観察、評価することができます。この一貫性のあるアプローチが施術効果を高め、豊富な改善実績につながっています。

薬に頼りたくない方や、これまでの治療で十分な効果が得られなかった方も、新たな視点からのアプローチで改善の可能性があります。あきらめずにご相談ください。

バーナー症候群のQ＆A

バーナー症候群は自然に治りますか？

軽度のバーナー症候群の場合、適切な安静により自然回復することが多いですが、根本的な原因が解決されていない場合は再発のリスクが高まります。

バーナー症候群の人がやってはいけないことは？

症状がある間のコンタクトプレーは絶対に避けるべきです。また、首を無理に動かしたり重いものを持つことも控えましょう。

バーナー症候群と頚椎ヘルニアの違いは何ですか？

バーナー症候群は主に外傷による一時的な神経障害ですが、頚椎ヘルニアは椎間板の変性により神経が圧迫される疾患です。症状は類似していますが、原因と治療方針が異なります。

症状が出た後、どのくらいで競技復帰できますか？

軽度の場合は数週間、重度の場合は数ヶ月を要することがあります。

症状が軽い場合でも治療は必要ですか？

軽症でも適切な治療を受けることで、将来的な重篤化を防ぐことができます。当院では症状の軽重に関わらず、患者様の将来的な健康を考慮した治療方針を立て、早期の根本的改善を目指した施術を行っています。

バーナー症候群が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の構造と機能にアプローチし自然治癒力を高める施術はバーナー症候群と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

バーナー症候群は早く対処すればするほど、改善までの期間が短くなります。バーナー症候群の患者さんを数多くみてきた経験から、身体の状態を正しく把握し適切に対処すれば身体は変わります。

改善まで責任をもって私が施術を行いますので、ひとりで悩まず、お気軽にご連絡ください。