野球肩

野球肩とは

野球肩とは、ボールを投げる動作によって肩関節周辺に生じる痛みの総称で、正式には投球障害肩と呼ばれています。野球の投手に最も多く見られますが、テニスやバレーボール、ハンドボールなどの腕を上に振る動作をするスポーツでも発症することがあります。

肩の使いすぎにより、肩関節を構成する筋肉や靱帯、軟骨に炎症や損傷が起こることで痛みが生じます。

野球は国民的スポーツとして幅広い年代に親しまれており、全国の野球人口は約700万人とされています。スポーツ医学の研究では、野球選手の約30～40％が肩の痛みを経験するとされており、推定で200万人以上の方が野球肩の症状に悩んでいると考えられます。

野球肩を放置すると、最初は軽い痛みだったものが徐々に悪化し、日常生活でも肩を動かすだけで激痛が走るようになります。また、痛みをかばって投球することで他の部位にも負担がかかり、肘や腰の痛みを併発することもあります。

さらに悪くなると、腱板断裂や疲労骨折など手術が必要になる場合もあります。競技復帰まで数年を要したり、完全に競技を諦めなければならない状況に陥る可能性がありますので、早期の適切な対処が何より大切です。

野球肩の原因

開院以来、当院には野球肩でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの臨床経験や検査結果から断言できるのは、野球肩の原因はひとつではなく多岐にわたるということです。

野球肩の原因として次のようなことが挙げられます。

野球肩はこういった様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

この複数の原因が引き金となり、肩関節の可動域減少や肩周りの筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、野球肩が発症します。それは人によって異なり、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

そして、肩に不調を感じて来院される方の中には、肩自体に問題がないケースも見受けられます。実際には、体の別の部位に原因が潜んでいることもあるため、全身の状態を丁寧にチェックし、正確に見極めることが大切です。

このように一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。野球肩でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

これまでいろいろ試してみたけれど、なかなか改善しなかったという方も、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

野球肩の場合、病院では以下の対処法が一般的です。

安静と投球制限

長期間の安静により筋力低下や関節の硬化が進み、競技復帰時のパフォーマンス低下や再発のリスクが高まります。また、安静期間中も痛みの根本原因が解決されないため、投球を再開すると同じ症状を繰り返すことが多くあります。

物理療法（リハビリテーション）

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な通院が必要で、根本的な原因の改善には限界があります。また、個人の体の特徴や動作パターンを十分に考慮せずに画一的なリハビリを行うことが多いため、効果が限定的になることがあります。

薬物療法・注射治療

一時的な症状緩和に留まり、根本的な解決にはならず、副作用のリスクも伴います。痛み止めに頼って無理に投球を続けると、症状が悪化したり、他の部位に負担がかかったりする危険性があります。

野球肩を改善するために

野球肩を改善するためには、まず正確な原因を特定することが重要です。原因が分からないまま対処しても、一時的に楽になってもまた同じ症状を繰り返してしまいます。

当院では多角的な検査を通して、あなたの野球肩の根本原因を見つけだします。そして、検査結果をもとに筋肉や関節という身体の構造と血液や神経など身体の機能を改善する施術を行います。

さらに、痛みが良くなった後も再発しないよう、日常生活での姿勢や動作の改善方法をお伝えします。あなたが生き生きと動ける健康的な毎日を長く維持できるよう、しっかりサポートします。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。症状が現れている箇所だけではなく、野球肩の原因にアプローチすることでその場しのぎではない施術を経験豊富な院長が行います。

当院で野球肩が改善する理由

野球肩を改善するためには、症状のある部位だけでなく身体全体を総合的に捉えることが重要です。痛みの根本原因を特定するには、現在の状態を正確に把握し、小さな変化や症状の波を見逃さないことが必要不可欠です。

そのため、当院では検査から施術まで一貫して院長が行うことで、身体のわずかな変化を継続的に観察、評価することができます。この一貫性のあるアプローチが施術効果を高め、豊富な改善実績につながっています。

薬に頼りたくない方や、これまでの治療で十分な効果が得られなかった方も、新たな視点からのアプローチで改善の可能性があります。あきらめずにご相談ください。

野球肩のQ＆A

野球肩は自然に治りますか？

野球肩は使いすぎによる障害のため、投球を続けている限り自然治癒は困難です。適切な治療と休息、根本原因の改善が必要になります。放置すると症状が悪化し、より重篤な状態に発展する可能性があります。

野球肩の人がやってはいけないことは？

痛みがある状態での投球継続、無理なストレッチ、患部への強いマッサージ、不適切なフォームでの練習は症状を悪化させるため避けましょう。また、痛み止めに頼って無理に投球することも危険です。

どのくらいの期間で競技復帰できますか？

症状の程度により異なりますが、軽度なら数週間、重度の場合は数ヶ月から半年程度の治療期間が必要になることが一般的です。ただし、適切な治療により期間を短縮することは可能です。

投球フォームを変えれば治りますか？

フォーム改善は重要ですが、それだけでは不十分です。筋力強化、柔軟性改善、姿勢矯正などの総合的なアプローチが必要になります。根本的な体の問題を解決せずにフォームだけ変えても再発のリスクが高まります。

手術以外の治療法はありますか？

保存療法として物理療法、運動療法、姿勢矯正、最新の治療機器を用いた施術など、多くの選択肢があります。当院では手術を避けたい方に対して、様々な施術法を組み合わせた根本改善を目指しています。

野球肩が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の構造と機能にアプローチし自然治癒力を高める施術は野球肩と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

野球肩は早く対処すればするほど、改善までの期間が短くなります。野球肩の患者さんを数多くみてきた経験から、身体の状態を正しく把握し適切に対処すれば身体は変わります。

改善まで責任をもって私が施術を行いますので、ひとりで悩まず、お気軽にご連絡ください。