自律神経失調症

自律神経失調症とは

自律神経失調症は、私たちの体の様々な機能を無意識のうちにコントロールしている自律神経が何らかの原因でバランスを崩した状態です。自律神経は心拍、呼吸、消化吸収、体温調節など、自分の意志でコントロールできない働きを無意識のうちに行い続けています。

この自律神経には、活動時に働く交感神経と、休息時に働く副交感神経があり、この二つが状況に応じて切り替わることで私たちの体は正常に機能しています。しかし何らかの理由でこのバランスが乱れると、内臓や器官に明確な異常が見つからないにもかかわらず、頭痛、めまい、動悸、胃腸の不調、不眠、倦怠感など、多岐にわたる症状が現れるのです。

日本では自律神経失調症と診断された人は約65万人、潜在的な患者数はその10倍の約650万人にも及ぶと言われています。つまり日本人の約20人に1人が自律神経失調症に悩んでいる計算になります。現代社会のストレス増加に伴い、今後もさらに患者数が増えていくことが懸念されています。

自律神経失調症を放置すると、症状が慢性化し、集中力や判断力の低下により仕事のパフォーマンスが落ち、ミスが増えることで自信を失ってしまうことも少なくありません。

また、不眠や過度の疲労感から抑うつ状態になるリスクも高まります。人間関係にも悪影響を及ぼし、家族や友人との時間を楽しめなくなることもあります。さらに症状が進行すると、外出することさえ困難になり、社会的に孤立してしまう恐れもあります。

最悪の場合、うつ病やパニック障害などの精神疾患へと発展する可能性もあります。自律神経失調症は「気のせい」ではなく、適切なケアが必要な状態なのです。早期に対処することで、こうした悪循環を防ぐことができます。

自律神経失調症の原因

開院以来、当院には自律神経失調症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの臨床経験や検査結果から断言できるのは、自律神経失調症の原因はひとつではなく多岐にわたるということです。

自律神経失調症の原因として次のようなことが挙げられます。

自律神経失調症はこういった様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

特に現代社会では、仕事や人間関係のプレッシャー、不規則な生活習慣、スマートフォンの長時間使用による目や脳への負担など、自律神経に悪影響を及ぼす要因が増えています。また、思春期、妊娠・出産期、更年期などホルモンの変動が大きい時期は、自律神経失調症が起こりやすくなります。

男女や年齢の違いもありますし、一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

これまでいろいろ試してみたけれど、なかなか改善しなかったという方も、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

自律神経失調症の場合、病院では以下の対処法が一般的です。

薬物療法

長期間の服用による依存性の形成リスクがあります。眠気や集中力低下などの副作用が懸念され、服用を繰り返すことで薬に対する耐性がつき、さらに強い薬が必要となる負のサイクルに陥りかねません。

精神・心理療法

効果が現れるまでに時間がかかり、継続的な通院が必要です。治療者との相性や信頼関係が結果に大きく影響するため、合わない場合は効果が限定的になることがあります。

生活習慣の改善指導

習慣を変えるには時間と努力が必要で、忙しい日常の中で継続することが難しい場合があります。改善のためのサポート体制が不十分だと、挫折しやすくなります。

自律神経失調症を改善するために

自律神経失調症を改善するためには、まず正確な原因を特定することが重要です。原因が分からないまま対処しても、一時的に楽になってもまた同じ症状を繰り返してしまいます。

当院では多角的な検査を通して、あなたの自律神経失調症の根本原因を見つけだします。そして、検査結果をもとに筋肉や関節という身体の構造と血液や神経など身体の機能を改善する施術を行います。

さらに、痛みが良くなった後も再発しないよう、日常生活での姿勢や動作の改善方法をお伝えします。あなたが生き生きと動ける健康的な毎日を長く維持できるよう、しっかりサポートします。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。症状が現れている箇所だけではなく、自律神経失調症の原因にアプローチすることでその場しのぎではない施術を経験豊富な院長が行います。

当院で自律神経失調症が改善する理由

自律神経失調症を改善するためには、症状のある部位だけでなく身体全体を総合的に捉えることが重要です。痛みの根本原因を特定するには、現在の状態を正確に把握し、小さな変化や症状の波を見逃さないことが必要不可欠です。

そのため、当院では検査から施術まで一貫して院長が行うことで、身体のわずかな変化を継続的に観察、評価することができます。この一貫性のあるアプローチが施術効果を高め、豊富な改善実績につながっています。

薬に頼りたくない方や、これまでの治療で十分な効果が得られなかった方も、新たな視点からのアプローチで改善の可能性があります。あきらめずにご相談ください。

自律神経失調症のQ＆A

自律神経失調症は自然に治りますか？

自律神経失調症は適切な対処と施術で改善する可能性がありますが、完全に自然治癒するのは難しいです。生活習慣の改善、ストレス管理、適度な運動などを継続的に行うことが重要です。症状が長引く場合は専門的な施術が必要です。

自律神経失調症の人がやってはいけないことは？

睡眠不足、不規則な生活リズム、過度のカフェイン摂取、アルコールやタバコの過剰摂取は避けるべきです。また、ストレスを溜め込む習慣や、糖質の過剰摂取も自律神経のバランスを乱します。スマホやパソコンの就寝前の長時間使用も睡眠の質を下げるため控えましょう。無理な仕事や運動も症状を悪化させる原因になります。

病院の検査で異常がないのに症状が出るのはなぜですか？

自律神経失調症は、一般的な検査では異常が見つからないことが特徴です。これは、臓器自体には問題がなくても、それらをコントロールする自律神経系の機能が乱れているためです。血液検査やレントゲンなどでは捉えられない神経系の微妙なバランスの崩れが、様々な身体症状として現れます。

薬を飲み続けていれば完全に治りますか？

薬物療法は症状を緩和する効果がありますが、薬だけで完全に治るわけではありません。自律神経失調症の根本的な改善には、生活習慣の見直し、ストレス管理、適度な運動など総合的なアプローチが必要です。薬は症状を和らげる補助的な役割を果たしますが、長期服用による依存性の形成リスクもあるため、医師の指示に従うことが重要です。

自律神経失調症の症状が再発するサインはありますか？

再発のサインとしては、睡眠の質の低下、疲労感の増加、イライラや不安感の高まり、頭痛やめまいの再発などが挙げられます。また、胃腸の調子が悪くなったり、手足の冷えが強くなったりすることもあります。これらの症状に気づいたら、早めに休息を取り、ストレス管理を見直すことが大切です。

自律神経失調症が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の構造と機能にアプローチし自然治癒力を高める施術は自律神経失調症と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

自律神経失調症は早く対処すればするほど、改善までの期間が短くなります。自律神経失調症の患者さんを数多くみてきた経験から、身体の状態を正しく把握し適切に対処すれば身体は変わります。

改善まで責任をもって私が施術を行いますので、ひとりで悩まず、お気軽にご連絡ください。