足関節捻挫

足関節捻挫とは

足関節捻挫は、足首の関節が正常な可動域を超えて動かされることで起こる怪我です。特に足の裏を内側に強くひねる「内反捻挫」が全体の約90%を占めており、外くるぶしの周りに痛みや腫れが生じます。

そして、捻挫によって外側にある靭帯が伸びたり断裂したりすると、関節の安定性が失われてしまいます。

スポーツ傷害統計データによると、足関節捻挫はスポーツ外傷の中で最も多い怪我の一つです。全スポーツ傷害の約11%を占め、骨折・ヒビや靭帯損傷を含めると全体の15%にも達します。

また、スポーツ以外でも日常生活での転倒や階段の踏み外しなどでも容易に発生するため、年齢を問わず誰にでも起こりうる怪我です。

足関節捻挫を「ただの捻挫だから」と軽視して適切な処置を怠ると、靭帯が正しく修復されないまま足首がグラグラする不安定感が残り、日常的に捻挫を繰り返すようになります。

不安定な関節に繰り返し負荷がかかることで、距骨（足首の骨）の軟骨が損傷し、将来的に変形性足関節症へと進行するリスクも高まります。また、捻挫後に適切なリハビリを行わないと、足関節周囲の筋力が低下し、バランス能力や運動パフォーマンスが低下することも懸念されます。

適切に治療されなかった捻挫は、長期間にわたって痛みが続き、日常生活やスポーツ活動に支障をきたします。最悪の場合、繰り返される捻挫と不安定性により、スポーツ活動を断念せざるを得なくなったり、将来的に手術が必要になったりする可能性もあります。

足関節捻挫の原因

開院以来、当院には足関節捻挫でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの臨床経験や検査結果から断言できるのは、足関節捻挫の原因はひとつではなく多岐にわたるということです。

足関節捻挫の原因として次のようなことが挙げられます。

足関節捻挫はこういった様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

足首に不調を感じて来院される方の中には、足首以外にも問題があるケースも多く見受けられますし、体の別の部位に原因が潜んでいることもあります。ですから、全身の状態を丁寧にチェックし、正確に見極めることが大切です。

このように一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

これまでいろいろ試してみたけれど、なかなか改善しなかったという方も、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

足関節捻挫の場合、病院では以下の対処法が一般的です。

固定治療

長期間の固定は関節の拘縮（こうしゅく）や筋力低下を引き起こす可能性があります。日常生活での不便さやストレスを感じることがあります。

物理療法・理学療法

効果を得るには継続的な取り組みが必要で、時間と労力がかかります。適切な指導なしに行うと、誤った方法でのトレーニングにより症状が悪化するリスクがあります。

薬物療法

長期間の使用は胃腸障害や腎機能障害などの副作用のリスクがあります。痛みを抑えることで過度な活動を行ってしまい、回復が遅れる可能性もあります。

足関節捻挫を改善するために

足関節捻挫を改善するためには、まず正確な原因を特定することが重要です。原因が分からないまま対処しても、一時的に楽になってもまた同じ症状を繰り返してしまいます。

当院では多角的な検査を通して、あなたの足関節捻挫の根本原因を見つけだします。そして、検査結果をもとに筋肉や関節という身体の構造と血液や神経など身体の機能を改善する施術を行います。

さらに、痛みが良くなった後も再発しないよう、日常生活やスポーツ活動での足の使い方、足首に負担をかけない歩き方や、スポーツ時の効果的なテーピング方法などをお伝えします。あなたが生き生きと動ける健康的な毎日を長く維持できるよう、しっかりサポートします。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。症状が現れている箇所だけではなく、足関節捻挫の原因にアプローチすることでその場しのぎではない施術を経験豊富な院長が行います。

当院で足関節捻挫が改善する理由

足関節捻挫を改善するためには、症状のある部位だけでなく身体全体を総合的に捉えることが重要です。痛みの根本原因を特定するには、現在の状態を正確に把握し、小さな変化や症状の波を見逃さないことが必要不可欠です。

そのため、当院では検査から施術まで一貫して院長が行うことで、身体のわずかな変化を継続的に観察、評価することができます。この一貫性のあるアプローチが施術効果を高め、豊富な改善実績につながっています。

薬に頼りたくない方や、これまでの治療で十分な効果が得られなかった方も、新たな視点からのアプローチで改善の可能性があります。あきらめずにご相談ください。

足関節捻挫のQ＆A

足関節捻挫は自然に治りますか？

軽度の捻挫であれば、適切な処置と十分な安静期間を設けることで自然治癒することもありますが、適切な処置を受けずに放置すると、慢性的な不安定性や再発リスクが高まります。早期の適切な施術が重要です。

足関節捻挫の人がやってはいけないことは？

無理に動かしたり負荷をかけることは避けましょう。また、過度に冷やしすぎることも避けるべきです。冷却は15～20分程度を目安に、その後は時間を置いて行いましょう。さらに、捻挫した部分を早期にマッサージすることも炎症を悪化させる可能性があるため控えてください。

足関節捻挫はどのくらいの期間で完治しますか？

捻挫の回復期間は損傷の程度によって大きく異なります。軽度の捻挫であれば約4週間で日常生活に支障なく戻れることが多いですが、スポーツ復帰には9週間程度かかるのが一般的です。中等度から重度の捻挫では、完全回復までに3～6ヶ月以上要することもあります。

テーピングやサポーターは効果的ですか？

テーピングやサポーターは足関節を保護し、不安定な動きを制限することで再発予防に効果的です。特にスポーツ復帰初期や不安定感が残る時期には有効です。ただし、これらに頼りすぎると足首周囲の筋力が十分に回復しない可能性もあるため、リハビリと並行して使用し、徐々に依存度を下げていくことが理想的です。

捻挫を繰り返す場合、何か根本的な問題がありますか？

捻挫を繰り返す場合、足首周囲の筋力低下や固有感覚（バランス感覚）の低下、足のアーチ構造や歩き方のクセなど解剖学的・機能的な問題が隠れていることがあります。繰り返す場合は、詳細な検査で原因を特定する必要があります。

足関節捻挫が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の構造と機能にアプローチし自然治癒力を高める施術は足関節捻挫と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

足関節捻挫は早く対処すればするほど、改善までの期間が短くなります。足関節捻挫の患者さんを数多くみてきた経験から、身体の状態を正しく把握し適切に対処すれば身体は変わります。

改善まで責任をもって私が施術を行いますので、ひとりで悩まず、お気軽にご連絡ください。