アキレス腱炎

アキレス腱炎とは

アキレス腱炎とは、ふくらはぎの筋肉（腓腹筋とヒラメ筋）とかかとの骨（踵骨）を結ぶ人体最大の腱であるアキレス腱に炎症が起こり、痛みや腫れが生じる状態です。アキレス腱の内部や周囲の組織に過剰な負荷がかかることで微細な損傷が生じ、それが繰り返されることで炎症が起こります。

初期症状としては運動開始時に痛みがあり、動かしているうちに軽減するという特徴があります。しかし症状が進行すると、日常生活での歩行時にも痛みを感じるようになり、朝起きた時の最初の一歩が特に痛むという特徴も現れます。

日本では多くのランナーがこの症状に悩まされており、特に運動強度を急に上げた場合や、適切なストレッチを行わずに運動を続けた場合に発症しやすくなります。

アキレス腱炎を放置すると、慢性的な痛みが続き、日常生活に支障をきたすようになります。痛みのために歩き方が変わり、他の部位に負担がかかることで新たな痛みを引き起こすこともあります。

症状が進行すると、アキレス腱の微細損傷部位に有痛性の硬結（こぶ）ができることもあります。炎症が悪化し、アキレス腱の変性が進行すると、最悪の場合、アキレス腱断裂を引き起こす危険性も高まります。早期に適切な対処を行うことで、このような深刻な状態を防ぐことができます。

アキレス腱炎の原因

開院以来、当院にはアキレス腱炎でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの臨床経験や検査結果から断言できるのは、アキレス腱炎の原因はひとつではなく多岐にわたるということです。

アキレス腱炎の原因として次のようなことが挙げられます。

アキレス腱炎はこういった様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

そして、アキレス腱に不調を感じて来院される方の中には、アキレス腱以外にも問題があるケースが多く見受けられます。実際には、体の別の部位に原因が潜んでいることもあるため、全身の状態を丁寧にチェックし、正確に見極めることが大切です。

このように一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

これまでいろいろ試してみたけれど、なかなか改善しなかったという方も、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

アキレス腱炎の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

薬物療法

長期間の使用は副作用のリスクがあります。また、根本的な原因を解決するものではないため、再発の可能性が高いです。

物理療法

効果が現れるまでに時間がかかります。また、過剰な刺激は症状を悪化させる可能性もあります。

リハビリテーション

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な取り組みが必要です。また、不適切な運動は症状を悪化させる可能性があるため、専門家の指導が必要です。

アキレス腱炎を改善するために

アキレス腱炎を改善するためには、まず原因を正確に特定することが重要です。

当院では多角的な検査を通して、あなたのアキレス腱炎の根本原因を見つけだします。そして、検査結果をもとに筋肉や関節という身体の構造と血液や神経など身体の機能を改善する施術を行います。

さらに、痛みが良くなった後も再発しないよう、日常生活での姿勢や動作の改善方法をお伝えします。あなたが生き生きと動ける健康的な毎日を長く維持できるよう、しっかりサポートします。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。症状が現れている箇所だけではなく、アキレス腱炎の原因にアプローチすることでその場しのぎではない施術を経験豊富な院長が行います。

当院でアキレス腱炎が改善する理由

アキレス腱炎を改善するためには、症状のある部位だけでなく身体全体を総合的に捉えることが重要です。痛みの根本原因を特定するには、現在の状態を正確に把握し、小さな変化や症状の波を見逃さないことが必要不可欠です。

そのため、当院では検査から施術まで一貫して院長が行うことで、身体のわずかな変化を継続的に観察、評価することができます。この一貫性のあるアプローチが施術効果を高め、豊富な改善実績につながっています。

薬に頼りたくない方や、これまでの治療で十分な効果が得られなかった方も、新たな視点からのアプローチで改善の可能性があります。あきらめずにご相談ください。

アキレス腱炎のQ＆A

アキレス腱炎は自然に治りますか？

軽症のアキレス腱炎であれば、適切な休息とケアを行うことで自然に改善することがあります。しかし、症状が重症化していたり、慢性化している場合は、自然治癒が難しくなります。

アキレス腱炎の人がやってはいけないことは？

過度な運動の継続や痛みを我慢して活動を続けることは避けるべきです。また、ストレッチ不足のまま急に運動強度を上げることや、適切なクッション性のない靴での運動も控えた方が良いでしょう。

アキレス腱炎の症状が長引く場合、手術は必要になりますか？

多くのアキレス腱炎は保存的治療（安静、冷却、リハビリなど）で改善しますが、4ヶ月以上適切な治療を続けても症状が改善しない場合には、手術が検討されることもあります。

アキレス腱炎と断裂の違いは何ですか？

アキレス腱炎は腱やその周囲に炎症が起きている状態で、痛みや腫れが主な症状です。一方、アキレス腱断裂は腱が完全に切れた状態で、「バチンッ」という音とともに激痛が走り、足首をうまく動かせなくなります。アキレス腱炎を放置したり、過度な負荷をかけ続けると、断裂のリスクが高まります。

アキレス腱炎と診断されても運動を続けても大丈夫ですか？

痛みがある状態での運動継続は推奨されません。特に「気のせい」と思って運動を続けると、症状が悪化したり、アキレス腱断裂などの深刻な状態につながる恐れがあります。まずは適切な休息を取り、段階的に運動を再開することが大切です。

アキレス腱炎が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の構造と機能にアプローチし自然治癒力を高める施術はアキレス腱炎と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

アキレス腱炎は早く対処すればするほど、改善までの期間が短くなります。アキレス腱炎の患者さんを数多くみてきた経験から、身体の状態を正しく把握し適切に対処すれば身体は変わります。

改善まで責任をもって私が施術を行いますので、ひとりで悩まず、お気軽にご連絡ください。