急な冷えが招く腰痛にご注意!秋から冬への対策と解消法
こんにちは、滋賀県守山市にある大樹整骨院院長の表川大樹です。
立冬を過ぎ、寒くなってきましたね。朝晩の冷え込みが厳しくなってきたこの時期、腰痛でお悩みの方も多いのではないでしょうか?
実は私も数年前、思いがけない腰痛に悩まされた経験があります。友人に誘われて釣りに出かけた秋の日のこと。前日までは心地よい陽気だったのに、その日は急に冷え込んでしまい、2時間ほど寒さに震えながら釣りを楽しんでいたところ、徐々に腰に違和感が。翌朝には立ち上がるのも辛いほどの腰痛に見舞われてしまいました。仕事をお休みすることもできず、本当に大変でした。
きっと皆さんも、「分かる!」と思われる方が多いのではないでしょうか?特に仕事と家事の両立で休む暇もない…。「寒くなると腰が痛くて辛いけど、仕事も家事も休むわけにはいかない」という声をよく耳にします。
今回のブログでは、そんな忙しい毎日を送る皆さんに、冬の腰痛対策についてお伝えしたいと思います。興味のある方や腰痛でお悩みの方には役に立つ内容となっていますので、お時間のある時に読んでみてください。
秋の涼しさから冬の冷え込みへ:腰痛を引き起こす原因を解説
「なぜ寒くなると腰が痛むの?」と思われている方も多いのではないでしょうか。実は、これには科学的な理由があるんです。
私の釣りでの経験のように、急な気温の変化に体が対応しきれないことが大きな原因の一つ。特にデスクワークや営業職など、同じ姿勢が続く仕事をされている方は要注意です。
寒さによる腰痛の主な原因として、まず気温低下による筋肉の緊張と硬化が挙げられます。寒いと体が自然と力んでしまいますよね。寒さで体が縮こまると、まるでゴムが固くなるように筋肉が硬直してしまいます。特に腰回りの筋肉は知らず知らずのうちに緊張してしまいます。
次に、冷えによる血行不良があります。冷えで血行が悪くなると、本来柔らかいはずの筋肉が硬くなってしまいます。「最近、肩こりもひどいかも…」という方は要注意です。
さらに、暖房による室内外の温度差も見逃せません。オフィスは暖かいのに、外に出ると寒い!そんな温度差も腰痛の原因になっているんです。
特に30~50代の女性は、男性より冷えの影響を受けやすいと言われています。さらに、仕事に家事にと忙しい毎日で、ゆっくり体を休める時間もないですよね。そんな生活習慣が、知らず知らずのうちに腰への負担を増やしているのです。
日常生活で実践!寒さに負けない腰痛対策のコツ
私の経験から、特におすすめしたいのが足元からの保温です。腰痛になってから気づいたのですが、足元を温めるだけでこんなに違うのかと驚きました。
忙しい毎日でも実践できる対策として、まず足元からの保温が重要です。レッグウォーマーは薄手なら仕事中でも目立たず活用できます。また、最近は薄手でも暖かい素材の靴下がたくさんありますし、フットウォーマーはデスクワークの強い味方になります。
足は心臓から遠く離れているため、血流が滞りがちになり冷えを感じやすくなります。足首には太い血管が通っているので、足元を温めるのは冷えを防ぐのに効果的です。
また、内くるぶしとアキレス腱の間には、「太谿」という冷えに効くツボがあります。
内くるぶしより指4本分うえにある「三陰交」というツボも冷えや浮腫みに効くと言われています。
これから寒くなる季節、足元を温めることは冷えから体を守ってくれるので、ぜひ取り組んでみてください。
そしてオフィスでの温度管理も大切です。エアコンの温度は少しずつ調整し、薄手の羽織ものを上手に活用しましょう。同僚と相談して快適な室温を保つことも効果的です。
通勤・外出時には、ファッションでの工夫も重要です。腰までしっかりカバーできるコートを選び、ちょっと厚めのストールを活用するのがおすすめです。オフィスでも使えますよ。また、使い捨てカイロも上手に活用すると腰痛対策になります。
家庭でできる簡単腰痛解消法:冬場の快適な過ごし方
もし腰痛になってしまっても、ご安心ください。私も経験したように、適切なケアで徐々に良くなっていきます。
お風呂でのセルフケアとして、リラックスタイムの過ごし方が重要です。ぬるめのお湯にゆっくり浸かり、湯船で軽くストレッチをすることをおすすめします。湯船の中で体を捻ったり、つま先を持って脚の裏側を伸ばしたりすると腰や太ももの筋肉がストレッチされて腰痛が改善されます。入浴後はしっかり保温を心がけましょう。
寝る前には、温かい寝具で腰を包み、横向き寝なら膝下にクッションを入れると良いです。
痛みを感じたときは、朝一番にゆっくりと体をねじったり(無理は禁物です!)、寝たままでの軽いストレッチを行います。
仕事の合間には、その場足踏み(短時間でOK)や、深呼吸しながらの軽い運動、肩を回すだけでも効果的です。
寒い季節の腰痛は、みなさんの悩みどころですよね。でも、少しの工夫で予防・改善できることも多いんです。私自身、レッグウォーマーは今では手放せない必需品になりました。
ぜひ、今回ご紹介した対策を、無理のない範囲で試してみてください。でも、強い痛みが続くようでしたら、我慢せずに専門家に相談することをおすすめします。
一緒に、寒い季節を元気に乗り切っていきましょう!
もしこれらの対処法をおこなっても改善されない場合は、何か他にも原因があるかもしれません。痛みが長引く場合や、日常生活に支障をきたす場合は、一人で悩まないでお気軽にご相談ください。当院がお役に立てるかもしれません。
【監修:柔道整復師・鍼灸師 表川大樹】