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起き上がるたびにふわっとする…朝めまいの正体と改善法

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こんにちは、滋賀県守山市にある大樹整骨院院長の表川大樹です。朝ふとんから体を起こそうとした瞬間、ふわっと目の前が揺れるような感覚はありませんでしたか。

「また今日もふらついてしまった」「このまま倒れてしまったらどうしよう」。そんな不安な気持ちで毎朝を迎えている方は、決して少なくありません。

こんなお悩みはありませんか?

  • 毎朝ふとんから出るたびに、目の前がくらっとして立っていられない
  • 立ち上がった直後に立ちくらみがして、しばらくそのまま動けない
  • 朝だけからだがひどくしんどいのに、午後になるとわりと動ける気がする
院長:表川

朝ふとんから出た瞬間にふらつく症状は、「低血圧だから仕方ない」と諦めてしまっている方がとても多いのですが、じつは体が変化を求めているサインであることがほとんどです。長年の臨床経験の中で、きちんと向き合うことで改善されていった方をたくさん見てきました

こうした症状の背景に関係していることが多いのが、起立性調節障害という状態です。「体質だから」「気合いが足りない」などと言われてしまうこともありますが、れっきとした体のしくみの不調です。今日はそのしくみをできるだけわかりやすくお伝えしながら、日々の生活でできることもあわせてご紹介していきますね。

目次

立ち上がるとき、からだの中では何が起きているの?

朝ふとんから起き上がるとき、なぜふらつきやめまいが出やすいのか。その理由を知ると、「自分のからだで今何が起きているか」がずっとわかりやすくなります。ぜひ一緒に考えてみてください。

わたしたちが横になっているとき、血液はからだ全体に比較的均等に流れています。ところが体を起こした瞬間に、重力の影響で血液がどっと下半身へと集まります。

健康なからだであれば、自律神経がすぐさま反応して血管を引き締め、脳への血流を保ってくれます。でも、この自律神経の反応が遅れたり、うまく働かなかったりすると、一時的に脳への血液が不足してしまうのです。

その結果として現れるのが、めまいやふらつき、立ちくらみといった症状です。

「貧血があるからかも」と思っている方もいらっしゃいますが、ポイントは「血液の量」よりも「血液の流れ方の調整」にあります。貧血とはしくみが異なりますので、ぜひ覚えておいてください。

「朝だけしんどい」には、ちゃんとした理由があります

「夜はわりと元気なのに、朝になるとからだが重くて言うことをきかない」という経験はないでしょうか。実は朝に症状が強く出やすいのには、からだのリズムが深く関係しています。

わたしたちは眠っているあいだ、血圧が自然と低くなります。これはからだをしっかり休めるための正常な反応です。

問題は、起き上がる瞬間に「休息モード」から「活動モード」へと素早く切り替わらなければならないことです。この切り替えを担っているのが、自律神経の中の「交感神経」と呼ばれる部分です。

この切り替えがスムーズにいかないと、脳への血流が一時的に落ち込み、ふらつきやめまいとして現れます。だからこそ、症状が朝の起き上がりの瞬間に集中しやすいのです。

また、夜更かしや睡眠が浅い状態が続くと、翌朝の自律神経の切り替えはさらに乱れやすくなります。「夜はなんともないのに朝だけしんどい」というのは、まさにこのしくみから生まれているんですね。

なぜ女性や若い世代に多いの?

この症状は、男性よりも女性に出やすく、また思春期から40代くらいまでの方に多く見られる傾向があります。

女性はもともと筋肉量が少ないため、立ち上がった瞬間に下半身に集まった血液を押し返す力が弱くなりやすいのです。また、ホルモンバランスの変化も自律神経に影響することが知られています。

「もともと血圧が低めだから仕方ない」と思っていた方も、じつはそれだけが原因ではないことがほとんどです。

こんな症状が重なっているなら、からだからの大切なサインかもしれません

朝のめまいやふらつきだけでなく、いくつかの症状が重なって出てくることもよくあります。ご自身のからだと照らし合わせながら、読んでみてください。

アラームを何度鳴らしてもからだが重くて動けない、午前中は頭がぼーっとして頭痛や吐き気もある。でも夕方から夜にかけてはわりと元気になってくる。こういった「一日の中でのからだの波」を感じていませんか?

また、立ち上がった直後だけでなく、しばらく立ったままでいると気分が悪くなったり、ドキドキしたりすることもあります。

これらは「気持ちの問題」でも「甘え」でもなく、からだのしくみとして起きていることです。自分を責めたり、無理に気合いを入れようとしたりしなくていいんです。

放置するとどうなるの?

「大したことではないかな」と感じてそのままにしていると、症状が少しずつ悪化してしまうことがあります。

はじめは朝だけのふらつき程度だったものが、だんだんと午前中いっぱい動けない状態になったり、学校や仕事に支障が出てくることもあります。

からだがしんどいことで気持ちまで落ち込み、外に出る気力がなくなっていく方も少なくありません。

早めに向き合うことが、改善への一番の近道です。症状がまだ軽いうちにからだの状態をきちんと把握することが、改善までの時間を大きく変えます。

毎日の生活の中でできること

「専門家のところへ行くほどのことかな」と迷っている方のために、まずは日々の生活の中で取り組めることをいくつかお伝えします。ただし、これはあくまでも日常的なセルフケアの一例です。

起き上がるときは「ゆっくり」を意識することがとても大切です。横になったままの状態からいきなり体を起こすのではなく、まず布団の上でしばらく座ってから、ゆっくりと立ち上がる流れを習慣にしてみてください。

水分をこまめにとることも助けになります。からだの水分が少ないと血液の量も減り、血圧が下がりやすくなります。朝起き上がる前に、枕元にコップ一杯の水を用意しておくのもおすすめです。

毎朝なるべく同じ時間に目を覚ます習慣も、自律神経のリズムを整えるうえで力になります。効果はすぐには出ないかもしれませんが、毎日少しずつ積み重ねることで、からだのリズムが整ってきます。

下半身の筋肉をゆるやかに動かすことも、血流の調整をサポートする助けになります。激しい運動でなくてよくて、ふとんの中で足首をクルクルと回したり、寝たままひざを曲げ伸ばしするだけでも、起き上がる前のからだのウォームアップになりますよ。

それでも症状が続いたり、立ちくらみが頻繁に出たりするときは、一人で抱え込まず、からだの専門家に相談してみてください。

原因はひとつじゃないから、自己判断だけでは難しいことがあります

朝のめまいやふらつきの原因はひとつではなく、いくつかの要因が絡み合っていることがほとんどです。これが、この症状をやっかいにしている大きな理由でもあります。

自律神経のバランスの乱れが中心にあるとしても、その背景には筋力の低下、睡眠リズムの乱れ、ホルモンバランスの変化、精神的なストレスなど、さまざまな要因が関わっていることがあります。

だからこそ「とりあえずこれをやっておけば大丈夫」という一律の対処ではなく、今のあなたのからだの状態を正確に把握したうえで、それに合ったアプローチをとることがとても大切なのです。

からだをきちんとみてもらう機会を持つことで、「自分の場合はどこに原因があるのか」が見えてきます。原因がわかれば、対処の方向性もはっきりしてきます。

受診の目安はどこ?

ふらつきやめまいのすべてが、すぐに専門家へ行くべきというわけではありません。でも、次のような状態がある場合は、早めに相談することをおすすめします。

立ち上がったときに失神しそうになる、または実際に失神したことがある。強い頭痛や動悸、吐き気が同時に出ている。症状が数週間以上続いていて、日常生活に支障が出ている。こういった状態がある方は、ひとりで悩まずに専門家へ相談してみてください。

「大げさかな」と思う必要はありません。気になることを早めに打ち明けることが、結果的にからだにとって一番の近道になります。

ひとりで悩まないでほしい

「毎朝ふらついてしまう」「もしかして、このままずっとこんな感じが続くのかな」と、ひとりで不安を抱えていませんか。

そういった気持ちが続くと、からだだけでなく、気持ちまでどんどん重くなってしまいます。それはごく自然なことだと思います。

でも、正しく向き合うことで改善の可能性が広がることを、30年以上の臨床の中でいくつも目にしてきました。「朝スッキリ起き上がれるようになりました」「ふらつきがなくなって、毎朝が楽になりました」という声を、本当にたくさんいただいてきました。

あなたの症状も、原因を正確に把握して丁寧に向き合えば、改善のヒントは必ず見つかります。

わたしが大樹整骨院を開院してから20年以上が経ちますが、「なかなか治らない」とあきらめかけていた方が、少しずつ元気を取り戻していく場面を何度も見てきました。あなたのことも、きっと同じように応援できると思っています。

朝のめまいやふらつきで悩む日々を、一日でも早く終わらせてほしい。それがわたしの正直な気持ちです。「こんなこと相談していいのかな」と遠慮しないで、気になることはなんでも話してください。あなたのからだのことを、一緒に考えさせてください。

【監修:柔道整復師・鍼灸師 表川大樹】


院長:表川

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