
院長:表川お気軽にご相談ください!


こんにちは、滋賀県守山市にある大樹整骨院院長の表川大樹です。
朝起きて最初の一歩を踏み出すときの、あの激しい痛み。しばらく治ったと思っていたのに、また痛みがぶり返してくる。湿布を貼ったり、インソールを変えたり、いろいろ試したけれど、また同じ痛みが戻ってくる。そんな経験はありませんか?
実は当院にも、足底筋膜炎を何度も繰り返している方が数多く来院されています。そして皆さん、口をそろえてこうおっしゃるんです。「なぜ私の足底筋膜炎は治らないんでしょうか?」と。


30年以上の臨床経験から、足底筋膜炎が繰り返してしまう本当の理由と、どうすれば再発を防げるのかをお伝えしていくね
開院以来、足裏の痛みで悩む方を数多く診てきた私の経験からお伝えすると、足底筋膜炎が何度も再発してしまうのには明確な理由があります。実は多くの方が、表面的な痛みを取ることだけに注目してしまい、根本的な原因にアプローチできていないのです。
足底筋膜炎を繰り返してしまう主な理由として、次の5つが挙げられます。それぞれについて詳しく見ていきましょう。
これは最も多いパターンです。痛みが和らいでくると、多くの方が「もう治った」と判断してしまいます。確かに痛みは軽くなったかもしれません。でも、足底筋膜の炎症や組織の損傷が完全に回復したわけではないんです。
痛みが消えたからといって、すぐに以前と同じ運動量に戻したり、長時間の立ち仕事を再開したりすると、まだ十分に回復していない組織に再び負担がかかってしまいます。学術的にも、足底筋膜炎は荷重部の疾患であるため治りにくく、慢性化しやすいことが指摘されています。
実は私が診てきた患者さまの中で、足底筋膜炎を繰り返している方のほとんどが、足以外の場所に根本的な原因を抱えていました。驚かれるかもしれませんが、これは本当によくあることなんです。
例えば、骨盤の歪みや股関節の硬さ、膝のアライメント異常などが、足底への負担を増やしている場合があります。また、ふくらはぎやアキレス腱の柔軟性が低下していることで、足底筋膜に過度なストレスがかかり続けることもあります。
足裏だけにアプローチしても、上半身や下肢全体のバランスが崩れたままでは、結局また同じ負担が足底にかかってしまうのです。
足底筋膜炎になる方の多くは、日常生活の中に必ず原因となる習慣があります。合わない靴を履き続けていたり、体重が増加していたり、運動不足で急に運動を始めたり、長時間の立ち仕事をしていたり。
治療を受けて一時的に痛みが改善しても、これらの生活習慣を変えなければ、足底筋膜への負担は続きます。特に女性の場合、ヒールの高い靴やサイズの合わない靴を履き続けることで、足のアーチ構造が崩れてしまうケースが非常に多いです。
年齢を重ねると、どうしても筋肉や腱の柔軟性が低下していきます。特に下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)やアキレス腱が硬くなると、足底筋膜への負担が増大します。
また、足のアーチを支える筋力が弱くなっている場合も要注意です。足底筋膜は本来、足のアーチ構造を保つためのサポート役ですが、周囲の筋力が低下すると、足底筋膜だけで体重を支えなければならなくなり、過度な負担がかかり続けてしまいます。
研究によれば、治療前の疼痛持続期間が長いほど、再発リスクが高まることが報告されています。つまり、慢性化すればするほど、組織の変性が進んで治りにくくなるということです。
インターネットで調べた情報をもとに、自己流のストレッチやマッサージを行っている方も多いでしょう。もちろん、適切なセルフケアは大切です。しかし、やり方を間違えると逆効果になることもあるんです。
例えば、痛みがあるのに無理に足裏をゴリゴリとマッサージしたり、炎症が強い時期に過度なストレッチをしたりすると、かえって組織を傷つけてしまいます。また、インソールも自分の足に合っていないものを使うと、症状が悪化する可能性があります。
足底筋膜炎が慢性化しやすい理由は、その解剖学的な特性にあります。足底筋膜は、かかとの骨から足の指の付け根まで扇状に広がる強靭な組織です。歩いたり走ったりするたびに、体重の何倍もの負荷がかかり続けます。
特に注目すべきなのは、足底筋膜の付着部であるかかとの部分です。ここには常に大きなストレスが集中するため、微細な損傷や炎症が起こりやすいのです。そして、日常生活で足を使わないわけにはいかないため、完全に安静にすることが難しく、治癒が遅れがちになります。
さらに、加齢による組織の変性も関係しています。40代以降になると、足底筋膜の柔軟性が低下し、コラーゲン線維が硬くなってきます。また、かかとの脂肪組織のクッション性も失われていくため、衝撃吸収能力が低下して痛みが出やすくなるのです。
30年以上の臨床経験の中で、足底筋膜炎を繰り返す方にはいくつかの共通した特徴があることに気づきました。もしあなたが以下の項目に当てはまるなら、再発リスクが高い可能性があります。
これらの特徴は、足底筋膜に過度な負担がかかりやすい状態を示しています。一つでも当てはまる方は、単なる対症療法ではなく、根本的な原因を見直す必要があるでしょう。
では、足底筋膜炎の再発を防ぐためには、具体的に何をすればよいのでしょうか。私が患者さまにお伝えしている重要なポイントをご紹介します。
当院では、足底筋膜炎で来院された方に対して、関節、筋肉、神経、姿勢、歩行の5つの観点から詳しく検査を行います。これは、痛みの出ている足だけでなく、全身のバランスを見るためです。
実際に検査をしてみると、骨盤の歪みが原因で歩行時の重心が偏っていたり、膝の動きが悪くて足首に過度な負担がかかっていたりするケースが本当に多いのです。こうした根本原因を特定せずに、足裏だけに治療を施しても、再発を繰り返してしまうのは当然と言えます。
足底筋膜炎の改善には、段階的なアプローチが不可欠です。まずは炎症を抑え、組織の修復を促す時期。次に、柔軟性を取り戻し、筋力を回復させる時期。そして最後に、再発予防のために体のバランスを整える時期。
痛みが引いた時点で治療をやめてしまうのではなく、組織が完全に回復し、再発しにくい体の状態を作るまで継続することが大切です。焦らず、じっくりと取り組む姿勢が、長期的には最も効果的なのです。
治療と並行して、日常生活での工夫も欠かせません。まず大切なのは靴選びです。かかとのクッション性が高く、足のアーチをサポートする構造の靴を選びましょう。女性の場合、ヒールの高い靴は足底筋膜への負担が大きいので、できるだけ避けることをおすすめします。
また、朝起きてすぐに歩き出すのではなく、ベッドの中で足首を回したり、ふくらはぎを軽くストレッチしたりしてから立ち上がる習慣をつけると良いでしょう。これだけでも、朝の一歩目の痛みがずいぶん楽になります。
体重管理も忘れてはいけません。体重が1kg増えると、歩行時には約3kgの負担が膝や足にかかると言われています。適正体重を維持することは、足底筋膜への負担を減らす上で非常に効果的です。
自宅でできるセルフケアとしては、以下のようなものがあります。ただし、痛みが強い時期には無理をせず、必ず専門家に相談してから行ってください。
壁に手をついて、片足を後ろに引き、ふくらはぎをゆっくり伸ばします。20秒キープして、左右3回ずつ行いましょう
テニスボールを床に置き、足裏で転がすように優しくマッサージします。ただし、痛みが強い部分は避けてください
床にタオルを広げ、足の指でタオルをたぐり寄せる運動です。足のアーチを支える筋肉を鍛えることができます
足底筋膜炎が繰り返してしまう理由は、痛みが引いた時点で治療をやめてしまうこと、足だけの問題だと思い込んでいること、生活習慣を見直していないこと、体の柔軟性と筋力のバランスが崩れていること、そして間違ったセルフケアをしていることにあります。
足底筋膜炎は、荷重部の疾患であるため治りにくく、慢性化しやすいという特性があります。だからこそ、表面的な痛みを取るだけでなく、根本的な原因にアプローチすることが何より大切なのです。
何度も再発を繰り返し、「もう治らないのではないか」と不安に思っている方もいらっしゃるでしょう。でも大丈夫です。適切な検査で原因を特定し、段階的に治療を進め、生活習慣を見直していけば、足底筋膜炎は必ず改善できます。
朝の一歩目の痛みに怯えることなく、好きなスポーツを思い切り楽しめる日々を取り戻しましょう。仕事でも趣味でも、足の痛みを気にせず全力で取り組める毎日が、きっとあなたを待っています。
一人で悩まず、どうぞお気軽にご相談ください。あなたの足底筋膜炎が再発しない体づくりを、私が責任を持ってサポートいたします。
【監修:柔道整復師・鍼灸師 表川大樹】



