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坐骨神経痛が冷えで悪化する理由と今すぐできる対策

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こんにちは、滋賀県守山市にある大樹整骨院院長の表川大樹です。

朝晩の冷え込みが厳しくなってくると、お尻から足にかけての痛みやしびれが増してきて、歩くのも辛くなってしまう。そんな経験はありませんか。実は寒さと共に坐骨神経痛の症状が悪化するのには、はっきりとした理由があるのです。

冬になると毎年のように痛みが増す方や、冷房の効いた部屋で長時間過ごすと症状が出やすい方も多くいらっしゃいます。痛み止めを飲んでも一時的にしか楽にならず、また同じ痛みに悩まされる日々を繰り返していませんか。

院長:表川

30年以上の臨床経験から、冷えによる坐骨神経痛の改善事例を数多く診てきました。今日は冷えと痛みの関係、そして自宅でもできる対処法について詳しくお伝えしていきます

目次

冷えが坐骨神経痛を悪化させるメカニズム

坐骨神経痛と冷えの関係を理解するためには、まず体の中で何が起こっているのかを知ることが大切です。気温が下がると私たちの体は体温を保とうとして、血管を収縮させます。この血管収縮が実は坐骨神経痛の悪化に深く関わっているのです。

血管が縮むと血液の流れが悪くなり、筋肉への酸素や栄養の供給が滞ってしまいます。すると筋肉は硬く緊張した状態になり、その硬くなった筋肉が坐骨神経を圧迫するという悪循環が生まれます。さらに血行不良によって痛み物質が体内に蓄積しやすくなり、痛みやしびれといった症状が強く現れるようになるのです。

血行不良が引き起こす三つの悪影響

血行不良は単に筋肉を硬くするだけではありません。

  • 第一に、筋肉への酸素供給が減少することで筋肉の柔軟性が失われ、わずかな動作でも神経を刺激しやすくなります。
  • 第二に、老廃物や痛み物質が排出されにくくなり、痛みが長引く原因となります。
  • 第三に、冷えによって自律神経のバランスが乱れ、痛みに対する感受性が高まってしまうのです。

このように冷えは複数の経路から坐骨神経痛を悪化させる要因となっています。

冬場と夏場で異なる冷えのパターン

冬の寒さによる冷えと夏の冷房による冷えでは、体への影響が少し異なります。冬場は外気温の低下により体全体が冷えやすく、特に下半身の血行不良が起こりやすくなります。一方、夏場のエアコンによる冷えは、温度差による自律神経の乱れが大きな問題となります。

暑い屋外から冷房の効いた室内に入ると、体温調節が追いつかず血管の収縮と拡張のリズムが乱れます。この急激な温度変化が繰り返されることで、冬場とは違ったメカニズムで坐骨神経痛が悪化するケースも多く見られるのです。

坐骨神経痛と冷えの関係を見極めるポイント

ご自身の坐骨神経痛が冷えと関係しているかどうかを知ることは、適切な対処をする上でとても重要です。朝起きた時や寒い場所にいる時に痛みが強くなり、温めると楽になるという特徴があれば、冷えが大きく関与していると考えられます。

お風呂に入った後や温かい部屋で過ごしている時は痛みが和らぐのに、外出して寒い場所に行くと症状が戻ってくる方は、血行不良による影響を受けやすい状態です。また足先が冷たい、顔色が悪い、疲れやすいといった冷え性の症状を併せ持つ方も、冷えによる坐骨神経痛の可能性が高いと言えます。

季節による症状の変化に注目する

一年を通じて症状の変化を観察してみると、冷えとの関係がより明確になります。秋から冬にかけて痛みやしびれが増してくる方、春になると自然と症状が軽くなる方は、気温の影響を強く受けていると考えられます。

また梅雨時期のじめじめした気候や台風接近時に症状が悪化する場合は、気圧の変化による血行不良も関係している可能性があります。このような季節的なパターンを把握しておくと、事前に対策を取ることができるようになります。

今日からできる冷え対策の基本

坐骨神経痛の痛みを和らげるために、まず取り組んでいただきたいのが体を温めることです。ただし闇雲に温めれば良いというわけではなく、効果的な温め方を知っておくことが大切になります。

入浴は最も手軽で効果的な温め方の一つです。38度から40度程度のぬるめのお湯に15分から20分ゆっくりと浸かることで、体の芯から温まり血行が促進されます。熱すぎるお湯は体の表面だけを温めて内部まで温まりにくいため、ぬるめのお湯での半身浴がおすすめです。

部分的な温めで効果を高める

全身を温めることに加えて、痛みの出やすい腰やお尻の部分を重点的に温めることも効果的です。使い捨てカイロを腰の両側やお尻の上部に貼ると、坐骨神経の通り道を温めることができます。

ただし低温やけどには十分注意が必要で、肌に直接貼らず必ず衣類の上から使用してください。就寝時は湯たんぽを足元に置くことで、下半身全体の血行を改善することができます。電気毛布を使う場合は、寝る前に布団を温めておき就寝時には電源を切るようにすると、体が自然な体温調節をしやすくなります。

服装の工夫で冷えを防ぐ

日常的な服装の選び方も冷え対策には欠かせません。特に下半身を冷やさないことが重要で、レッグウォーマーや腹巻きを活用すると効果的です。腰回りとふくらはぎを温めることで、下半身全体の血行が良くなります。

冬場は重ね着をして空気の層を作ることで保温効果が高まります。ただし締め付けの強い衣類は血行を妨げてしまうため、ゆったりとしたサイズを選ぶようにしましょう。夏場の冷房対策としては、薄手のカーディガンやストールを常備しておき、寒いと感じたらすぐに羽織れるようにしておくと安心です。

食事から体を温める工夫

体の内側から温めることも、冷えによる坐骨神経痛の改善には大切なアプローチです。食べ物には体を温める性質のものと冷やす性質のものがあり、積極的に温める食材を取り入れることで血行促進につながります。

生姜、ねぎ、にんにくといった薬味類は体を温める代表的な食材です。特に生姜に含まれるショウガオールという成分は血行を促進し、体の深部から温める効果があります。また根菜類であるごぼう、れんこん、にんじんなども体を温める食材として知られています。

温かい飲み物で内臓から温める

飲み物の選び方も重要なポイントです。冷たい飲み物は内臓を冷やし全身の血行不良につながるため、できるだけ常温以上の温度で飲むことをおすすめします。朝起きた時に白湯を一杯飲むと、内臓が温まり一日の代謝が上がりやすくなります。

生姜湯やほうじ茶、黒豆茶なども体を温める効果が高い飲み物です。コーヒーや緑茶は体を冷やす作用があるため、飲む場合はホットで適量にとどめておくと良いでしょう。

適度な運動で血行を改善する

痛みがある時は動きたくないと感じるかもしれませんが、適度な運動は血行を促進し筋肉の柔軟性を保つために欠かせません。ただし急性期で痛みが強い時は無理をせず、症状が落ち着いてから少しずつ体を動かすようにしてください。

ウォーキングは坐骨神経痛の方に最も適した運動の一つです。一日20分から30分程度、自分のペースでゆっくりと歩くことで下半身の血流が改善されます。歩く時は背筋を伸ばして姿勢を意識し、かかとから着地するように心がけると効果的です。

自宅でできる簡単なストレッチ

運動が苦手な方や外出が難しい方は、自宅でできる簡単なストレッチから始めてみましょう。仰向けに寝て片方の膝を抱え込み、胸に引き寄せるストレッチは、お尻の筋肉を緩めるのに効果的です。

左右それぞれ30秒程度キープし、痛みのない範囲でゆっくりと行ってください。また椅子に座った状態で足首を回したり、つま先を上げ下げする運動も、ふくらはぎの血行を良くするのに役立ちます。デスクワーク中でも気軽にできるため、1時間に一度は体を動かす習慣をつけると良いでしょう。

睡眠環境を整えて夜間の冷えを防ぐ

夜間に痛みで目が覚めてしまう方も多くいらっしゃいます。睡眠中は体温が下がりやすく、特に明け方は冷えによって症状が悪化しやすい時間帯です。寝室の温度管理と寝具の選び方を工夫することで、夜間の痛みを軽減できます。

寝室の室温は16度から19度程度が理想的とされていますが、坐骨神経痛で悩む方の場合は少し高めの18度から20度に設定すると良いでしょう。また布団の中の温度が33度前後になるよう、季節に応じて寝具を調整してください。

痛みを和らげる寝姿勢の工夫

寝る時の姿勢も症状に大きく影響します。横向きで寝る場合は、痛みのある方を上にして膝の間にクッションや枕を挟むと、腰への負担が軽減されます。仰向けで寝る場合は、膝の下にクッションを入れることで腰椎のカーブが自然な状態に保たれ、神経への圧迫が和らぎます。

うつぶせ寝は腰に負担がかかりやすいため、できるだけ避けた方が良いでしょう。また朝起きる時も急に起き上がらず、一度横向きになってから体を起こすと腰への衝撃を抑えられます。

ストレス管理と自律神経のバランス

意外に思われるかもしれませんが、ストレスも坐骨神経痛の悪化要因の一つです。ストレスがかかると自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮して冷えやすくなります。また筋肉も緊張しやすくなるため、痛みに対する感受性が高まってしまうのです。

日常生活の中でリラックスする時間を意識的に作ることが大切です。深呼吸やゆっくりとした腹式呼吸は、副交感神経を優位にして体をリラックスモードに切り替えてくれます。一日の終わりに5分でも良いので、静かな場所で目を閉じて呼吸に意識を向けてみてください。

質の良い睡眠で体を回復させる

十分な睡眠時間を確保することも、痛みの改善には欠かせません。睡眠中は体の修復作業が行われる大切な時間です。就寝前にスマートフォンやパソコンの画面を見ることは避け、部屋の照明を落として心身を休息モードに導きましょう。

寝る前の入浴は就寝の1時間から2時間前に済ませ、体温が自然に下がっていくタイミングで布団に入ると寝付きが良くなります。毎日同じ時間に寝起きする習慣をつけることも、自律神経のリズムを整えるのに効果的です。

専門的な治療が必要なサイン

自宅でのケアを続けても症状が改善しない場合や、日常生活に支障が出ている場合は、専門的な治療を受けることをおすすめします。特に以下のような症状がある時は、早めに医療機関や治療院を受診してください。

痛みやしびれが日に日に強くなっている、足に力が入りにくくなってきた、排尿や排便に異常を感じるといった症状は、神経の圧迫が進行しているサインです。また夜も眠れないほどの激痛がある、じっとしていても痛みが治まらないという場合も、早急な対処が必要です。

当院での坐骨神経痛治療の特徴

大樹整骨院では、冷えによる坐骨神経痛に対して多角的なアプローチを行っています。まず5種類の独自検査で痛みの根本原因を特定し、なぜ冷えで症状が悪化するのかを明らかにします。その上で血行を改善し筋肉の緊張を緩める施術を行います。

当院で導入しているバイタルリアクトセラピーは、ソフトな刺激で神経の働きを正常化し、体の自然治癒力を高める治療法です。痛みの少ない施術で、冷えによる血行不良を根本から改善していきます。また鍼灸治療も効果的で、体質改善と痛みの緩和を同時に目指すことができます。

まとめ

坐骨神経痛と冷えの関係について、これまで多くの患者さまを診てきた経験からお伝えしてきました。寒さによって血行不良が起こり、筋肉が硬くなって神経を圧迫する。この悪循環を断ち切るためには、体を温めることと適度な運動、そして生活習慣の見直しが大切です。

ただし痛みの原因は人それぞれ異なり、自己判断だけで対処していると症状が長引いてしまうこともあります。セルフケアを続けても改善が見られない場合は、一人で悩まずに専門家に相談することをおすすめします。

30年以上の臨床経験を持つ私が、あなたの痛みの根本原因を見つけ出し、最適な治療法をご提案させていただきます。冷えによる坐骨神経痛でお悩みでしたら、いつでもお気軽にご相談ください。痛みから解放されて、いきいきとした毎日を送れるよう全力でサポートいたします。

【監修:柔道整復師・鍼灸師 表川大樹】


院長:表川

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