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坐骨神経痛はお尻?足?どこが痛むかを専門家が解説

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お尻から太ももの裏側にかけて、ズキズキとした痛みやしびれを感じていませんか?その症状、もしかすると坐骨神経痛かもしれません。滋賀県守山市で大樹整骨院の院長をしております、表川大樹です。今日は多くの方が悩まれている「坐骨神経痛がどこに痛みを引き起こすのか」について、30年以上の臨床経験からお伝えします。

実は私のもとにも「お尻が痛いんだけど、これって坐骨神経痛なの?」「太ももの裏がピリピリするけど受診すべき?」というご相談が毎日のように寄せられています。痛みの場所を正確に把握することは、適切な対処をするための第一歩となるんですね。

院長:表川

痛む場所を知ることで、今すぐ病院に行くべきか、セルフケアで様子を見てよいかの判断ができるようになります

目次

坐骨神経痛で痛みが出る典型的な場所とは

坐骨神経痛という言葉を聞いたことはあっても、実際にどこに痛みが出るのかご存じない方は意外と多いのではないでしょうか。坐骨神経は人体で最も太く、最も長い神経で、腰椎から始まってお尻を通り、太ももの裏側、ふくらはぎ、そして足先まで伸びています。この神経の通り道に沿って痛みやしびれが現れるのが坐骨神経痛の特徴です。

痛みが出やすい場所を順番にご説明しましょう。まずお尻の片側から始まることが多く、特にお尻の真ん中から外側にかけて痛みを感じます。次に太ももの裏側に痛みが広がり、ふくらはぎの外側や後ろ側へと進んでいきます。さらに症状が進むと、すね、足首、足の甲、足の指先まで痛みやしびれが及ぶこともあるんですね。

実際に来院されたMさん(48歳女性・事務職)は「最初は右のお尻だけが痛かったんですけど、だんだん太ももの裏側もピリピリしてきて、今では足の指先までしびれるんです」と話されていました。Mさんのように、痛みは時間とともに範囲が広がっていくケースが多いため、早めの対処が大切になってきます。

片側だけに症状が出るのが典型的なパターン

坐骨神経痛の大きな特徴は、ほとんどの場合で片側だけに症状が出るということです。右側だけ、あるいは左側だけに痛みやしびれを感じるのが一般的なんですね。もし両側に同時に症状が出ている場合は、別の病気の可能性も考えられますので、早めに整形外科を受診されることをお勧めします。

また痛みの感じ方も人それぞれで、「ビリビリする電気が走るような痛み」と表現される方もいれば、「ズーンと重だるい鈍痛」「焼けるような灼熱感」「冷たい感覚」など様々です。私が診てきた患者さまの中には、「太ももの裏が常に突っ張っている感じ」という方や、「お尻から足にかけて冷水を流されているような感覚」と訴える方もいらっしゃいました。

こんな動作で痛みが強くなりませんか

坐骨神経痛の痛みは、特定の動作や姿勢で悪化することが多いんです。長時間座っていると痛みが増してくる、立ち上がる瞬間にお尻から太ももに激痛が走る、前かがみになると症状が強くなる、といった特徴があります。デスクワークをされているHさん(42歳男性)は「午後になると座っているのがつらくて、1時間おきに立ち上がらないと仕事ができなくなった」と悩まれていました。

反対に、歩いているときよりも座っているときの方が楽という方もいれば、少し歩くと脚がしびれて休むと楽になるという「間欠性跛行」という症状が出る方もいらっしゃいます。これは原因疾患によって異なるため、どんな時に痛みが強くなるかを観察することが診断の手がかりになるんですね。

痛む場所でわかる原因疾患の違い

実は坐骨神経痛は病名ではなく、症状の名前なんです。腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、梨状筋症候群など、様々な原因疾患が隠れている可能性があります。そして原因によって痛む場所や痛み方に特徴があるため、どこが痛いかを正確に把握することが原因を特定する重要な手がかりになります。

腰椎椎間板ヘルニアが原因の場合は、腰痛とともにお尻から太ももの裏側にかけて鋭い痛みが出ることが多く、前かがみになると症状が悪化しやすい傾向があります。一方で腰部脊柱管狭窄症の場合は、少し歩くと脚がしびれて休むと楽になるという間欠性跛行が特徴的で、後ろに反ると症状が強くなることが多いんですね。

梨状筋症候群はお尻の奥が痛む

梨状筋症候群という聞き慣れない病名かもしれませんが、お尻の奥にある梨状筋という筋肉が硬くなって坐骨神経を圧迫する状態です。この場合はお尻の奥の方に強い痛みを感じることが特徴で、長時間座っていると症状が悪化します。デスクワークや運転手の方に多く見られる症状なんですね。

来院されたTさん(56歳女性・パート勤務)は「お尻の奥がえぐられるように痛くて、座っているのがつらい。車の運転中が一番きつい」と訴えられていました。詳しく検査をすると梨状筋症候群と判明し、筋肉の緊張を取る施術とストレッチ指導を行ったところ、3週間ほどで痛みが大幅に改善されました。

こんな症状があったらすぐに受診してください

坐骨神経痛の多くは適切な治療やセルフケアで改善しますが、中には早急に専門医の診察が必要なケースもあります。特に注意していただきたいのは、次のような症状が出た場合です。

足に力が入らなくなって歩けない、排尿や排便がうまくコントロールできなくなった、足の感覚が完全になくなった、安静にしていても激しい痛みが続く、といった症状は神経が強く圧迫されている可能性があり、放置すると永続的な障害が残ることもあるため緊急性が高いんですね。

また発熱を伴う、体重が急激に減少している、夜間に痛みで目が覚める、じっとしていても痛みが治まらない、などの症状がある場合は感染症や腫瘍などの重大な病気が隠れている可能性もありますので、すぐに整形外科を受診してください。

我慢しすぎると回復が遅れることも

私が診てきた患者さまの中には「もう少し我慢すれば治るだろう」と思って何カ月も放置した結果、神経への圧迫が長引いて回復に時間がかかってしまったケースが少なくありません。Sさん(61歳男性・自営業)は半年間痛みを我慢し続けた結果、ふくらはぎの筋肉が細くなって筋力低下まで起こしてしまいました。

神経への圧迫が長期間続くと回復が難しくなるため、「おかしいな」と思ったら早めに専門家に相談することが何よりも大切です。特に2週間以上痛みが続く、日に日に症状が悪化している、痛み止めを飲んでも効果がない、という場合は受診のタイミングと考えていただきたいですね。

自分でできる痛みの場所の確認方法

ご自宅で簡単にできる坐骨神経痛のセルフチェック方法をご紹介します。まず仰向けに寝て、片方の膝を伸ばしたまま足を上げてみてください。お尻から太ももの裏側、ふくらはぎにかけて痛みやしびれが走る場合は、坐骨神経が刺激されている可能性が高いです。これは「下肢伸展挙上テスト」と呼ばれる検査方法なんですね。

次に座った状態で、痛みがある側のお尻を触ってみましょう。お尻の真ん中あたりを指で押したときに、太ももやふくらはぎに響くような痛みが出る場合も坐骨神経痛の特徴です。ただしこれらはあくまで目安であり、正確な診断には専門家による詳しい検査が必要になります。

痛みの日記をつけると原因がわかりやすい

受診される際に役立つのが「痛みの日記」です。いつ、どこが、どのように痛むのか、どんな動作で悪化するのか、どんなときに楽になるのか、などを記録しておくと診断の大きな手がかりになります。私の経験上、こうした記録を持参される患者さまは原因特定がスムーズで、適切な治療計画を立てやすいんですね。

実際にYさん(35歳女性・主婦)は2週間分の痛みの記録を持って来院され、「朝起きたときと、子どもを抱っこした後に右のお尻から太ももにかけて痛みが強くなる」ということが明確でした。この情報から梨状筋への負担が原因と判断でき、的確な施術とアドバイスで早期に改善につながりました。

当院での坐骨神経痛への取り組み

大樹整骨院では、坐骨神経痛の根本原因を特定するために、関節、筋肉、神経、姿勢、歩行の5種類の独自検査を行っています。痛みが出ている場所だけでなく、なぜその場所に負担がかかっているのかを全身のバランスから評価することで、その場しのぎではない根本改善を目指しています。

ソフトな刺激で神経や筋肉のバランスを整えて、「バキバキ」する施術が苦手な方、痛みに敏感な方にも安心して受けていただける施術です。実際に坐骨神経痛で来院された多くの方が改善を実感され、「仕事に支障が出なくなった」「痛みを気にせず趣味を楽しめるようになった」といった喜びの声をいただいています。

薬に頼らない自然な回復を目指して

当院では薬に頼らず、体が本来持っている自然治癒力を高めることで坐骨神経痛の改善を目指しています。

  • 痛みの本当の原因を多角的な検査で特定する
  • 筋肉や関節、神経のバランスを整える施術を行う
  • 日常生活での姿勢や動作の改善をアドバイスする
  • 再発予防のためのセルフケア方法をお伝えする

こうした総合的なアプローチによって、多くの患者さまが薬や注射に頼らずに坐骨神経痛から解放されています。Kさん(50歳男性・会社員)は「何年も痛み止めを飲み続けていたけど、ここに通い始めて3カ月で薬が要らなくなった。もっと早く来ればよかった」と話してくださいました。

日常生活でできる坐骨神経痛の予防と対処法

坐骨神経痛を予防し、悪化を防ぐためには日常生活での工夫が欠かせません。まず座る姿勢を見直してみましょう。背もたれに深く腰かけ、骨盤を立てるように座ることで腰への負担が軽減されます。デスクワークの方は1時間に一度は立ち上がって軽く体を動かす習慣をつけることが大切です。

重い物を持つときは膝を曲げて腰を落とし、物を体に近づけてから持ち上げるようにしましょう。腰を曲げたまま持ち上げると坐骨神経への負担が一気に増してしまいます。また寝るときの姿勢も重要で、横向きで膝の間にクッションを挟むと腰への負担が軽減されるのでお勧めです。

簡単にできるストレッチで予防

お尻の筋肉のストレッチは坐骨神経痛の予防に非常に効果的です。仰向けに寝て、片方の足首をもう片方の膝に乗せ、下の足の太ももを胸に引き寄せると、お尻の筋肉が気持ちよく伸びます。この状態で20秒キープし、左右3回ずつ行いましょう。

お風呂上がりの体が温まっているときに行うと効果的です。ただし痛みが強いときは無理をせず、症状が落ち着いてから始めてください。継続することで筋肉の柔軟性が高まり、坐骨神経への圧迫を減らすことができるんですね。

坐骨神経痛は適切な対処と治療で改善します。痛みがある場所を正確に把握し、その原因を特定することが改善への第一歩になります。お尻から足先にかけての痛みやしびれでお悩みの方は、決して一人で抱え込まず、早めにご相談いただきたいと思います。

痛みのために仕事や趣味を諦める必要はありません。大樹整骨院では、あなたの症状に真摯に向き合い、一日でも早く痛みから解放されるよう全力でサポートいたします。どんな小さな不安でも構いませんので、いつでもお気軽にお問い合わせください。

【監修:柔道整復師・鍼灸師 表川大樹】


院長:表川

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