
院長:表川お気軽にご相談ください!

院長:表川お気軽にご相談ください!


こんにちは、滋賀県守山市にある大樹整骨院院長の表川大樹です。
朝起きても体が重くて動き出せなかったり、理由のはっきりしない頭痛やめまい、不安感や動悸、寝つきの悪さが続くと、「もしかして自律神経がおかしいのかな」と心配になりますよね。
病院に行くほどなのか分からず、とりあえず市販のサプリで様子を見ようとして「自律神経 サプリ」と検索して、このページにたどり着いた方も多いと思います。
もし今のあなたが、薬だけに頼りきるのは不安だけれど、何か自分でできる対策がほしいと感じているなら、一度自律神経失調症のページも合わせて読んでみてくださいね


自律神経の不調で毎日がしんどいとき、サプリは「今すぐできること」としてとても身近な選択肢です。ただ、何となく選ぶのではなく、体の仕組みや自律神経の状態をふまえて上手に使っていくことが大切だと考えています
まず最初に、自律神経の不調でサプリを探している方が、どんな状況で、どんなお気持ちなのかを整理しておきたいと思います。同じような悩みを抱えている人が多いことが分かると、「自分だけじゃないんだ」と少し気持ちも楽になるかもしれません。
当院に来られる方の中で、自律神経とサプリについて相談されるのは、30〜50代の女性が特に多い印象です。仕事、家事、育児を抱えながら、慢性的な疲労や睡眠不足、ホルモンバランスの変化などが重なり、一気に体調を崩してしまうケースもよく見られます。
「病院では検査で異常なしと言われたけれど、しんどさは変わらない」「薬を増やすより、できれば自分の力で整えていきたい」と感じて、まずドラッグストアやインターネットでサプリを探される方も多いです。同じような流れで今この記事を読んでくださっている方もおられるのではないでしょうか。
サプリを飲もうと考えるとき、多くの方は「少しでも眠れるようになりたい」「イライラや不安がましになれば」といった、今のつらさを少しでも和らげたいという思いを持っておられます。それと同時に、「本当に効くのかな」「飲み続けて大丈夫なのかな」という不安も少なからず感じておられます。
スマホで調べると、「自律神経を整える」と書かれた商品や広告がたくさん出てきますが、専門的な知識がないと、どれが自分に合っているのか判断しにくいですよね。成分名を見ても、マグネシウムやビタミンB群、GABA、テアニン、ハーブ系など、いろいろ出てきて余計に混乱してしまうことも多いと思います。
ここからは、自律神経とサプリの関係について、専門的な話になりすぎないように、でも大事なポイントはしっかり押さえながらお伝えしていきます。「とりあえず人気のものを飲む」というより、自分の体に合った選び方ができるようになることが目的です。


自律神経は、体を活動モードにする交感神経と、休息モードに切り替える副交感神経のバランスで成り立っています。このバランスが長く崩れた状態が続くと、朝起きられない、頭痛が続く、動悸や息苦しさが出る、眠れないといった不調が出やすくなります。
サプリは、この自律神経のバランスそのものを直接「オンオフ」してくれるスイッチではありませんが、神経の働きやホルモン、血流、睡眠の質などを通して、間接的にサポートしてくれる可能性があります。だからこそ、どの成分がどんなところを助けてくれるのかを知っておくことが大切になります。
例えば、体と心のエネルギーづくりに深く関わるのがビタミンB群です。これが不足すると、疲れやすさやだるさ、集中力の低下につながりやすくなります。忙しい毎日で食事が偏っている方や、甘いものや麺類が多い食生活の方は、思っている以上にビタミンB群を消耗していることもあります。
また、神経の興奮を落ち着かせる働きが期待されているのがマグネシウムです。現代人は加工食品や外食が多く、カルシウムに比べてマグネシウムが不足しやすいと言われています。足がつりやすい、まぶたがピクピクする、イライラしやすいといったサインが出ている方は、マグネシウム不足が関係していることもあります。
最近よく耳にするGABAやテアニンといった成分は、リラックスをサポートする目的で配合されることが多いです。寝つきが悪い、考えごとが止まらない、常に緊張しているような感覚が強い方が、「眠る前の一杯」として取り入れるケースも増えています。
特に30〜50代の女性の場合、自律神経の乱れと女性ホルモンの変動が重なって、症状が強く出ていることも少なくありません。月経周期の乱れや更年期の入り口にさしかかる時期は、ほてり、のぼせ、動悸、情緒不安定などが出やすくなります。
このようなケースでは、鉄や亜鉛といったミネラル、ビタミンD、必須脂肪酸なども見直す価値があります。栄養状態が底支えされることで、ホルモンバランスや神経の働きが整いやすくなり、結果的に自律神経の安定にもつながることが期待できます。
ここまで読むと、「じゃあ全部入りのマルチサプリを飲めば大丈夫なのかな」と感じた方もおられるかもしれません。ただ、大事なのはサプリを「魔法の薬」として考えすぎないことです。サプリにできることと、サプリだけでは難しいことを、最初にきちんと整理しておく必要があります。
サプリはあくまで栄養の補助であり、本来は食事や睡眠、運動などの土台があってこそ、効果を発揮しやすくなります。例えば夜更かしが続いてスマホを長時間見たまま寝落ちしている状態で、睡眠サポートのサプリだけ増やしても、なかなか結果が出にくいのはイメージしやすいと思います。
もう一つ知っておいていただきたいのは、「しんどくなるととりあえずサプリを足す」というパターンが続くと、本来見直すべき生活習慣や体の使い方、自律神経の根本的な乱れを見逃してしまう可能性があるということです。これはサプリが悪いわけではなく、使い方の問題です。
特に、動悸、息苦しさ、強いめまい、急な体重減少などがある場合は、サプリで様子を見る前に、一度医療機関で検査を受けておくことをおすすめします。命に関わる病気が隠れていないかを確認したうえで、「自律神経の乱れが中心ですね」と言われた場合に、サプリや整体、鍼灸などの選択肢が本格的に活きてきます。
では、実際にサプリを選ぼうとするときに、どんなことを意識すればよいのでしょうか。ここでは、自律神経の不調で悩んでいる方に意識してほしいポイントを整理していきます。実際の患者さんにもお伝えしている内容ですので、参考にしてみてください。
まず一番大切なのは、「今の自分の一番の悩みが何なのか」をはっきりさせることです。眠れないことが一番つらいのか、朝のだるさなのか、頭痛やめまいなのか、イライラや不安感なのか。全部気になるかもしれませんが、あえて優先順位をつけてみると、選ぶべき成分も変わってきます。
例えば、眠れないことが一番つらい場合は、寝る前のリラックスをサポートする成分や、睡眠の質に関わるマグネシウム、テアニン、GABAなどが候補に挙がってきます。ただし、カフェインの摂り過ぎや、寝る直前までスマホを見ている習慣が続いていると、サプリの力だけでは追いつかないことも多いです。
一方で、朝起きた瞬間から体が鉛のように重い、日中のだるさが抜けないという方は、エネルギー代謝に関わるビタミンB群や鉄、タンパク質の不足を見直すことが重要になります。特に朝食を抜きがち、パンとコーヒーだけ、という方は、サプリより先に食事の組み立てを少し変えるだけでも、体感が変わることがあります。
イライラや不安感が強い場合には、血糖値の乱高下やカフェイン、アルコールの影響を減らすことが前提になります。そのうえで、マグネシウムやビタミンB群、オメガ3などが、神経の安定をサポートする役割として意味を持ってきます。


ここまでお読みいただいて、「結局サプリだけでは難しそうだな」と感じた方もおられるかもしれません。実際、長く続いている自律神経の乱れは、栄養だけでなく、姿勢や筋肉の緊張、体のゆがみ、呼吸の浅さ、ストレスの受け止め方などが複雑に絡み合っていることがほとんどです。
当院では、関節、筋肉、神経、姿勢、歩行という5つの視点から体を細かく検査し、自律神経の不調とつながっている「体のクセ」を一緒に見つけていきます。この検査をもとに、整体や鍼灸、バイタルリアクトセラピーといった施術を組み合わせていくことで、土台から整えていくことを目指しています。
ここまで読んでくださっているということは、今のつらさを何とかしたい気持ちと、「でもどこまで頼っていいのか分からない」という不安の両方を抱えておられるのだと思います。サプリは、うまく使えば心強い味方になってくれますが、すべてを任せてしまうものではありません。
本当に大切なのは、「サプリを飲むかどうか」だけではなく、自分の体の状態や生活習慣、自律神経が乱れてしまった背景をきちんと理解したうえで、必要なサポートを組み合わせていくことです
そしてもう一つお伝えしたいのは、自律神経の不調は「気のせい」でも「弱さ」でもないということです。
長く続く不調の裏側には、それだけ頑張り続けてきた時間が必ずあります。だからこそ、これ以上一人で抱え込まず、「専門家の力を借りる」という選択肢も、遠慮なく持っていただきたいと思っています。
サプリやセルフケアを続けても良くならないと感じたとき、「自分の努力が足りないからだ」と責めてしまう方も少なくありません。でもそれは、あなたがサボっているからではなく、「一人でできる範囲を超えている」という体からのサインかもしれません。
「サプリだけでは限界かもしれない」「体のことをちゃんと見てもらいたい」と感じたときは、話だけでも聞きに来ていただければ嬉しいです。
自律神経の不調は、早めに適切なケアを始めることで、回復までの時間を短くできる可能性が高い症状です。一人で悩みを抱え込まず、「まずは今の状態を知るところから」一緒に始めていきませんか。
これまでの30年以上の臨床経験と、最新の治療技術を組み合わせて、あなたがまた自分らしく過ごせる毎日を取り戻せるよう、全力でサポートさせていただきます。つらいときは我慢しすぎず、いつでもご相談くださいね。


【監修:柔道整復師・鍼灸師 表川大樹】

