知っておきたい!左腕のだるさに隠された肩こりの真実とその対処法
「最近左腕がすごくだるくて、気が付いたら自分で腕を揉んでいます」
「首や肩も凝って上を向くのが辛いです」
このようなお悩みをもって50代の女性患者さんが来られました。
詳しく話をうかがうと
朝起きた時には手指が腫れぼったく、曲げにくいことがあるということを教えてくれました。
お仕事はデスクワークでパソコン作業が中心のため、普段から肩こりを自覚されていました。
肩こりは多くの方が日常的に経験する不快な症状で、その原因や影響はさまざまです。
特に左腕のだるさを感じる場合、その背後には肩こりが潜んでいる可能性があります。
こんにちは、滋賀県守山市にある大樹整骨院院長の表川大樹です。
今回のブログでは、左腕のだるさと肩こりの関連性について詳しく掘り下げ、日常生活で簡単にできる対処法を紹介します。
左腕のだるさや肩こりでお悩みの方にお役に立てる内容となっておりますので、是非最後までお読みください。
左腕のだるさの意外な原因、肩こりがもたらす影響
左腕のだるさ、気になっていませんか?
このだるさ、実は肩こりから来ていることがあります。
私たちの日々の生活で無意識に積み重ねてしまう肩の緊張が、意外と腕にまで影響を及ぼしていることがあります。
肩こりは、長時間同じ姿勢でいることで肩や首の周りの筋肉が固くなり、血流が悪くなることで起こります。
デスクワークやスマホの長時間使用など、現代人の生活は肩こりを招きがち。
これが放置されると、肩だけでなく腕にも不快な症状が広がるんです。
左腕のだるさの正体
特に左腕がだるいと感じるのは、使う頻度が低いからこそ、余計な緊張が溜まりやすいからかもしれません。
肩の筋肉が固くなると、腕への血流も悪くなり、腕が重だるく感じられるようになります。
例えば、ホースで水を撒くときにホースを足で踏んでしまっていたらどうでしょう?
水の勢いは無くなってしまいます。
それと同じように肩の筋肉が硬くなって血管を圧迫してしまうと、血流は悪くなり腕にいく酸素や栄養分を十分に運ぶことができなくなってしまいます。
そうすると腕は疲れやすくなり、しびれや冷え、浮腫みといった症状が出やすく、日常生活にも支障をきたすことがあります。
原因は意外と身近に
左腕のだるさを引き起こすのは、意外と身近な生活習慣かもしれません。長時間デスクに向かう仕事、スマホを片手で長く持つ、読書やテレビを見るときの姿勢…。これらが無意識のうちに肩に負担をかけています。
日常生活で実践!肩こり由来の腕のだるさを和らげるツボ押し
ちょっとしたツボ押しでこれらの症状を軽減できるかもしれません。自宅で簡単にできるツボ押しをご紹介しますので、ぜひ試してみてください。
ツボ押しの基本
ツボ押しは古くからある中国の健康法で、体の特定の点を刺激することで体調を整えるとされています。この方法は、血流を良くし、筋肉のこわばりを解消します。
効果的なツボはここ!
肩こりや腕のだるさには特に以下の三つのツボがおすすめです。
肩井(けんせい)
肩の一番高いところから指四本分下にあるこのツボは、肩こりや首の痛み、腕のだるさに効果的です。
このエリアを優しくでもしっかりと押すことで、周囲の緊張がほぐれ、不快感が和らぎます。
曲池(きょくち)
肘を曲げた時にできる肘の外側のくぼみ、つまり肘の窪みに位置するツボです。このツボは腕の疲労回復、肩こり、首の痛みなどに効果があります。手の動きが多い日々の作業による疲れにもおすすめです。
合谷(ごうこく)
手の親指と人差し指の間、骨が合わさる部分にあるツボで、全身の疲れを取る効果があります。
肩こりから来る腕の痛みや重さに対しても、非常に効果的です。
ツボ押しのやり方
圧をかける際は、指の腹を使って深く押し込むようにします。
5秒から10秒ほど圧を持続させ、ゆっくり圧を解放します。
この動作を数回繰り返すと、より効果を感じることができます。
肩こりと左腕のだるさを解消する簡単にできる対処法
忙しい毎日を送る私たちにとって、肩こりや左腕のだるさは、仕事や家事に影響を与えかねない厄介な問題ですよね。
でも、ちょっとした日常の工夫で、これらの症状を軽減できる方法があります。
ここでは、生活の中で簡単に取り入れられる対策をご紹介します。
1. 姿勢を見直しましょう
デスクワークが多いとつい猫背になりがちですが、正しい姿勢を心がけることで肩の負担を軽減できます。
椅子に深く腰掛け、足はしっかりと床につけ、画面は目線の少し下に設置して、首への負担を減らしましょう。
2. ストレッチでリフレッシュ
休憩の時間に肩や首を優しくストレッチ。肩をゆっくり回したり、首を左右に動かしたりするだけでも、筋肉の緊張がほぐれて気持ちいいですよ。デ
スクでできる簡単な動きを取り入れて、一日の疲れをリセットしましょう。
3. 適度な運動を取り入れて
運動不足は肩こりの大敵。週に数回、軽いウォーキングやヨガで体を動かすと、全体の血流が良くなります。忙しい中でも、自分の体を労わる時間を作ることが大切です。
4. 温めてリラックス
お風呂にゆっくり浸かる、温かいタオルを肩にのせるなど、温めることで血行が良くなり、筋肉がほぐれます。寒い日には特に、温かい飲み物とともにリラックスタイムを。
5. 水分と栄養をしっかりと
水分不足も筋肉のこわばりを招くので、こまめに水分を取るようにしましょう。また、バランスの良い食事で体を内側から健康に保つことも、肩こり対策には欠かせません。
これらの小さな習慣が、肩こりや腕のだるさを和らげるだけでなく、日々の生活をもっと楽しく、もっと快適にする手助けとなります。
もしこれらのセルフケアをしても改善されない場合は、何か他にも原因があるかもしれません。
そんな時は、一人で悩まないでお気軽にご相談ください。
当院がお役に立てるかもしれません。
【監修 :柔道整復師・鍼灸師 表川大樹】