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守山市の大樹整骨院

こんなお悩みありませんか?

院長ヒストリー第2章

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滋賀県守山市で整骨院を開業しながら、ランニングライフを楽しんでいます!

挫折と成長、そして新たな挑戦

鍼灸大学への進学は、私にとって大きな転機でした。初めての一人暮らし、慣れない環境でした。今となれば良い思い出ですが、当時は慣れるまで大変な日々が続きました。

 

下宿先は大学のすぐ近く。便利そうに聞こえますが、実はコンビニもスーパーもない不便な場所だったのです。買い物は下宿先の先輩に頼み込んで、二駅先のスーパーへの買い出しに行き、料理なんてしたこともなかったので、毎日炒め物ばかりの自炊生活でした。今思えば、主婦の皆さまが日々こなしている家事の大変さを、身をもって学んだ時期だったかもしれません。

 

勉強は大変でした。解剖学、生理学…覚えることが山のようにあり、鍼の技術を磨くのにも苦労しました。でも、友人たちと互いに鍼を打ち合って練習したり、スポーツ障害の治療法を学んだり、今振り返るとかけがえのない時間だったと言えます。

 

そんな中、一つの挑戦がありました。30キロマラソンへの参加です。高校野球で鍛えた体力を過信していたのでしょうか。20キロで足が止まり、残りの10キロをひたすら歩く羽目になったのです…。

 

でも、この経験が私に大切なことを教えてくれました。

 

帰宅後、自分で鍼を打ってみると、嘘のように痛みが消えたのです。自分の体験を通じて、鍼の力、そして適切な処置の重要性を身をもって学んだ瞬間でした。

 

大学4年生の時、アメフト関係の仕事をしている親戚にトレーナーの夢を相談しました。私は野球を通じて鍼灸師の道に進みました。だからこそ、スポーツ選手をサポートする仕事がしたいと熱く自分の思いを相談しました。

 

しかしながら、親戚の返答は私の期待していたものとは違い、「トレーナーになるよりも、まずは怪我を治せる柔道整復師の資格を取った方がいい」とアドバイスをいただけたのです。結果、その時のアドバイスが、私の人生を大きく変えることになりました。

 

こうして、鍼灸大学卒業後、柔道整復師の養成校に入学。同時に、大学の進路指導の先生からの勧めもあり、関西屈指の整形外科病院である古東整形外科に勤務することになりました。

柔道整復師の学校生活は、非常に過酷なものでした。朝は病院で働き、昼は学校、夜はまた病院に戻って深夜まで勉強の日々。休日はほとんどなく、友人との付き合いも減っていきました。ある日、帰宅途中に楽しそうにしている若者を見かけ、やり場のない寂しさを感じたことがあります。

でも、この厳しい環境が、私を大きく成長させてくれました。毎週末に病院で行われるカンファレンス、月に一度の院内勉強会での発表。準備不足だと容赦なく指摘され、時には落ち込むこともありました。しかし、この経験が今の私の礎となっているのです。

 

最も辛かったのは、勉強会の資料がまとまらず、不十分なまま参加してコテンパンに質問攻めにあったことです。先輩からなじられ、自信を失いかけたこともありました。でも、この時にも子供の頃に壁投げを通じて培った、結果でなくても継続して努力を積み重ねてきた体験を思い出し、「何くそ」と自分を奮い立たせて、深夜まで勉強を続ける日々を送りました。

 

当時の一つ一つの経験が自分を柔道整復師として、鍼灸師として成長させてくれたと思っています。古東整形外科での6年間は、まさに寝る間も惜しんで勉強と仕事に打ち込んだ日々でした。休日には、アメフトチームのトレーナーとして活動。時には試合中の骨折や脱臼の処置まで任されるようになりました。


そんな中、大きな転機が訪れます。関西大学のアメフトチームを担当していた方からの誘いで、吹田で整骨院の院長を任されることになったのです。吹田の整骨院では、学生の患者さんが中心。スポーツ障害の治療に明け暮れる日々でした。選手が怪我から回復し、再び活躍する姿を見られることが、何よりの喜びでした。

 

そして、この時期に大切な出来事がありました。

 

古東整形時代から付き合っていた管理栄養士の方と結婚し、子どもたちにも恵まれたのです。仕事に家庭に、忙しくも充実した日々を過ごしました。

 

3年間の院長経験を経て、いよいよ自分の整骨院を開業する時が来ました。草津で「大樹接骨院」を開院。「寄らば大樹の陰」の言葉通り、多くの方々に頼られる存在になりたいという思いを込めました。

 

ところが、開業してみると、これまでとは全く違う現実が待っていました。スポーツ障害よりも、慢性的な肩こりや腰痛、長年の体の不調で悩む患者さんが多かったのです。「今までの努力はいったい何だったんだ」

 

膝から崩れ落ちるほど消沈しました。

 

しかし、1日経って決意できました。私は、大樹整骨院に来院なさる患者さんのお悩みを解消していくことが新たな使命だと心に誓いました。

 

そこで、今までとは全く違った勉強を始め、慢性的な痛みや不調に対する新たなアプローチを模索し始める日々が始まったのです。

 

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